お弁当や朝食の定番品でもあるウインナー。
スーパーに行くといろいろな肉加工品が売られていますが、ウインナーの他にソーセージやフランクフルトなど同じようなカタチで名前の違うものもありますよね。
このページではウインナーとソーセージ・フランクフルトの違いについて見ていきたいと思います。
ウインナーとソーセージ・フランクフルトの違いは?
ウインナーとソーセージ フランクフルトの3つの違いは一体どんなところにあるのでしょうか。
もしかしてメーカーによって呼び名が違うだけとか・・・?
■ソーセージとは?
実は「ソーセージ」は、ウインナーやフランクフルトの総称です。
つまりソーセージというカテゴリーの中に分類されるのが、ウインナーやフランクフルトというわけです。
■ウインナーとフランクフルトの違いは?
ソーセージに属するウインナーとフランクフルトは原料や作り方は同じようなもので、大きな違いといえば詰め物に使う動物の腸の違いでした。
羊の腸に詰め物をしたのがウインナー、豚の腸に詰め物をしたのがフランクフルトです。
ところがこういった肉加工品がたくさん食べられるようになると、詰め物をしている腸そのものが足りなくなってくるわけです。
それをなんとかしようと、動物の腸の代わりになる「ケーシング」という人工の詰め袋が開発されました。
動物の本物の腸よりも人工的に作られたケーシングのほうが、衛生面・コスト面からもメリットが大きかったですしね。
動物の腸によるソーセージの種類分けが難しくなり、日本ではウインナーとフランクフルトの違いは太さによって分けられるようになりました。
直径20ミリ未満の太さで人工ケーシングに詰められたものをウインナー、直径20ミリ以上36ミリ未満の太さで人工ケーシングに詰められたものをフランクフルトと呼びます。
ちなみに直径36ミリ以上の太さで人工ケーシングに詰められたものがボロニアソーセージです。
ただし最初にご紹介したとおり羊の腸に詰め物をしていれば太さは関係なく「ウインナー」ですし、豚の腸に詰め物をしていれば太さはどうであれフランクフルトと呼ばれます。
人工・天然ケーシングを食べ比べしてみると、やはり天然のほうがパキっとした食感があり食べた瞬間にオイシっ^^ってなりやすいです。
ちょっとお値段が高いソーセージなら天然腸が使われていることが多いので、購入する際には原材料名をチェックして買うといいかもです。
ソーセージの美味しい焼き方や茹で方は?
ソーセージは煮ても焼いても美味しいですがその加熱調理のポイントがズレていると、せっかくのうま味が抜けてソーセージの美味しさも半減してしまいます。
ここではおすすめの焼き方・茹で方をご紹介します。
■ソーセージの美味しい焼き方は?
冷たいフライパンに油を入れたところにソーセージを並べて火にかけます。
弱火で転がしながらじっくり加熱し、焦げ目がつくくらいまで焼きましょう。
強火で焼いても外側が焦げるだけで中までしっかり温まりませんし、高温になりすぎるとソーセージの皮がはじけて肉汁も外に出てしまうんです。
ソーセージには切り目など入れず、うま味を閉じ込めてゆっくり焼くのが美味しさアップのコツです。
■ソーセージの美味しい茹で方は?
沸騰したお湯に冷蔵庫から出してすぐの冷たいソーセージを入れて火を消し、ふたを閉めてそのまま10分放置。
うま味も逃がさず中までしっかりと温まります。
ソーセージに切り目を入れてしまうとうま味や食感も悪くなりますので、そのまま手を加えずに茹でてくださいね。
おわりに
ソーセージとはどんなものか?というと、肉のミンチに塩や香辛料など調味料を加えて味を調えケーシングに詰め燻製・加熱などの工程を経て出来上がるものです。
ソーセージの原材料を見ても主だった材料は意外とシンプル。
詰め物の中身を作るのはハンバーグのタネを作るのとそれほど大きな違いはないので、材料さえ手に入れば自家製ソーセージを作るのもそれほど難しくはないんです。
通販サイトをのぞくと普通に天然腸が売られていますので、自家製ソーセージを試してみると面白いかもしれません。
以前自家製ソーセージの作り方を教えてもらったことがあるのですが、それがとても美味しかったし思っている以上に簡単にできたのでびっくりしました!
市販品は添加物が多いので食べるのを躊躇しがちですが、家庭で作るならそんな心配もいらないというのが一番のメリットかもしれませんね。