ちょっと厚みのある豚肉を使うローストポークなどは、火通りが確認しにくいので生焼けが心配ですよね。
しっかり火を通したつもりでも切ってみたら中がピンク色だった!なんて時は、食べても大丈夫なのか悩んでしまいます。
こちらのページでは豚肉がピンク色なのは食べても大丈夫なのか?をはじめ、ちゃんと焼けているかを確認する方法をご紹介していきます。
豚肉が生焼けなのが危険な理由は?
豚肉の生焼けはそもそもなぜ危険なのか?
その理由は、食中毒や寄生虫などの心配があるからです。
しっかり加熱していない豚肉を食べると、カンピロバクターやサルモネラ菌などによって食中毒になったり豚の筋肉に寄生している虫に感染するリスクがあります。
なのでちょっとくらい大丈夫でしょ?と、生焼けを甘く見るのはとても怖いんです^^

危険を避けるためにも、しっかり火を通すのがとても重要です
豚肉がピンクなのは生焼け?食べても大丈夫?
ローストポークなど厚みのある肉を調理した場合、豚肉がピンク色だと食べても大丈夫なのかと不安になります。
加熱したのにピンクになる理由は2つのことが考えられます。
(2)80℃以下で調理した場合

加熱はばっちりなのになぜピンクになるのか?その不思議現象を下記で簡単にご紹介しますね
80℃以下で加熱した
肉を焼くと普通は褐色になりますが、80℃以下で加熱すると豚肉がピンク色に仕上がります。
例えば厚みのあるローストポークなどは、表面に焼き色を付けた後は弱火でじっくり焼きますよね。
ジワジワ焼きの低温調理ですと、肉の中心部はしっかり加熱しつつ肉の色が変わらない温度をキープするためピンク色になります。

低温調理で塩豚を作ったときに中がピンク色になっていていました
豚肉の火通りを確認する2つの判断方法は?
豚肉がピンク色だった場合、火が通っているかを確認する方法は2つあります。
・肉汁の色で判断する
中心温度を確かめる
加熱した肉の中心温度をはかり、65~68℃になっていればOKです。
キッチン用のデジタル温度計を使えば、先が細くなっていて肉に刺しやすく中心温度もはかりやすいです。

厚生労働省の基準では、豚肉の中心温度が75度で1分以上もしくは63度で30分以上加熱すれば病原性微生物は死滅するとしていますので参考にしてください
信頼のあるTANITAの温度計なら、防水タイプで機能性も良いです^^
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肉汁の色で判断する
豚肉の一番厚みのある部分に竹串を刺してみて、出てくる肉汁が透明なら焼けていますが赤い汁なら生焼けです。
赤い汁が出た時はさらに加熱し再度竹串を刺して、火の通りを確認しましょう。
生焼けの豚肉を食べてしまったときは?
生焼けの豚肉をうっかり食べてしまった!あのピンクは生焼けの方だったかも・・・

食中毒になるのではないか?!と心配になってしまいますよね。
まずは現在の体調はどうか?確認し、下記のような症状があればすぐ病院を受診してください。
・発熱
・いつもと違う症状
おわりに
豚肉の中がピンク色だったら?についてご紹介しましたがいかがでしたか?
ピンク=生焼けとは限らないので、慌てずしっかりチェックしてみてください。
豚肉は焼きすぎると固くて美味しくないので、程よい加熱状態でしジューシーに仕上げたいですね^^
肉の焼き加減は奥が深いです♪