歯が急に痛くなってきた・・・!
でも仕事が忙しくて行っている暇がなかったり、歯医者さんの診察時間はとっくに終わってる・・・なんて場合は行ける都合がつくまで何とか痛みをしのがないとしなければいけませんよね。
歯の痛みは我慢できないなんて話もよく聞きますから、眠れないほどの痛みが出たら忍耐だけでやり過ごすのはちょっと難しそうです。
痛む歯を少しでも和らげるにはどうしたら良いのでしょうか?
歯が痛い時の治し方 効果的な6つの対処法とは?
歯の痛みは自分では根本解決できないので、歯医者さんに行くまでの間どうにか痛みを抑えるしか方法はありません。
自分で出来る対処法をご紹介しますので、今すぐに出来そうなものをいくつか選んで組み合わせて試してみましょう。
■患部を冷やす
まず一番最初に試してみたいのは内側・外側から患部を冷やす方法です。
氷水で濡らしたタオルや氷枕、アイスノン・おでこに貼るタイプの冷却材などを用意し痛い方の頬にあてて冷やします。
冷やすことにより血流が抑えられ痛みが少し和らぎます。
また、口に水または氷を1つ口に含ませれば内側から冷やすこともできます。
■口をゆすぐ
歯が痛い時におすすめの口をゆすぐ方法を2つご紹介します。
<うがい薬を使う>
ちょっと濃いめに作ったうがい薬で口をゆすいでみましょう。
歯茎の腫れがある時や、口の中で細菌が増えすぎたことにより歯の痛みが出ているならうがい薬で殺菌すると痛みが治まることがあります。
<塩水>
温かいお湯に塩を小さじ半分くらい入れて溶かしたものでブクブクゆすいでみましょう。
塩の殺菌効果で神経の腫れも和らげてくれます。
■食べかすを取り除く
食事中に食べかすが歯の間に挟まるとそれが歯や歯茎の神経を刺激して痛みになることがあります。
フロスや歯間ブラシ、歯ブラシなどを使い食べかすを取り除くと痛みが消えます。
■ツボ押し
歯の痛みに効くツボが3か所あります。
<巨りょう(こりょう)>
頬骨の一番高いところの真下にあるのが巨りょうというツボを指の腹で押して刺激しましょう。
<合谷(ごうこく)>
万能のツボと言われている合谷。
手の甲側にある親指と人差し指の骨が合流するところを探したら指先方向に強く長めに押します。
5秒押したら手を離し・・・を5回ほど繰り返しましょう。
<えいふう>
耳たぶの後ろにあるくぼみを見つけたら人差し指で優しくさすって刺激しましょう。
■薬を詰める
昔、どこの家庭の薬箱にも入っていたラッパのマークの「○○○」という、においの強い薬を痛みのある歯に詰めるとよくなるとされていて、その薬の発売元のホームページにも歯痛によいと書かれています。
鎮痛&消毒作用があるため一時的な痛みを緩和してくれるのですね。
ちょっと臭いがきついので歯に詰めるといっても勇気が要りますが、歯医者に見てもらうための時間稼ぎとしてやってみるといいかもしれませんね。
■痛み止め
最終手段はやはり薬も視野に。
頭痛薬の箱裏を見ると歯の痛みにも効き目ありと書かれているものが多くありますので、痛くて夜眠れない時は一時的に薬を活用してみましょう。
歯が痛い時にやっちゃいけないことは?
歯の痛みを和らげる6つの方法のあとはやりがちだけど、やっちゃいけないことを7つご紹介します。
さてどんなことがダメなのでしょうか?
■患部を温める
歯が痛い時ホットタオルで温めてみたらどうだろう?と考えるかもしれませんが、血行が良くなると神経を圧迫してしまうので温めるのはダメなんです。
■お風呂に入る
歯の痛みを和らげたくてゆっくり風呂でも・・・というのは一見良さそうですがダメ。
先ほどと理由は同じですが風呂に浸かって体を温めると血流が促進され患部の神経を圧迫し歯痛がひどくなってしまいます。
湯船にゆっくりつかるのは良くないのでシャワーでさっとすませましょう。
■運動する
歯が痛い時は体を動かしてリフレッシュできそうな気もしますが、血液の循環が良くなると患部の神経を圧迫し歯痛がひどくなる恐れがあります。
歯が痛い時は安静にしていましょう。
■歯を刺激しない
痛みの程度がどれくらいか気になって歯を直接とんとん叩いてみたり、歯を押したりなど刺激を与えたりしないでください。
余計に痛みが増してしまいます。
■硬いものを食べる
歯が痛い時に硬いものを食べようとは思わないかもしれませんが、反対の歯なら大丈夫かなとつい噛んでしまうかもしれません。
どちらの歯で噛もうと歯への刺激が大きいので、硬いものや歯の間に挟まりやすいもの・繊維質のものなどは避けて柔らかいものにしてくださいね。
■酒
眠れないほどの歯痛なら酒を飲めば痛みも感じずに眠ってしまうのでは?と思うかもしれませんがこれもNGです。
酒を飲むと血行が良くなりますので患部の神経を圧迫し歯痛が進む可能性があります。
アルコールで酔いが回っている時だけは神経が麻痺して歯の痛みを一瞬忘れることができるかもしれませんが、酔いがさめればさらに強い痛みが起こることもあります。
■タバコ
タバコには歯を刺激する成分が含まれているので歯の痛みを進ませてしまう可能性大。
精神的な安定はあるかもしれませんが、やはりガマンしておくにこしたことはないです。
おわりに
歯の痛みは自分ではどうにもできないのがつらいところ。
特に外出先や旅行中だったりすると保険証も持っていなかったり、事故や病気は保険が降りても歯科は適用外ってことが多いので自分でできる対処法に頼るしかないってことが往々にしてあります。
飛行機に乗ったりすると気圧の関係や気温の違いをはじめ旅の疲れや寝不足など色々なことが重なって原因不明の歯痛も起きやすくなります。
日頃から体調を整えておくことが何よりも重要ですね(^^)