スーパーの特売で赤身ステーキやブロック肉が売られていると、固いかなあ・・・と心配しつつもそのお買い得感からつい買ってしまうことありますよね。
大きめのお肉があると食卓が華やかになりますしボリュームも出ますから、たまには厚みのある大きな肉を食卓に出して家族を喜ばせたいですし^^
せっかく買ったのだから、固そうなお肉をなんとか柔らかくしたいもの。
お肉をなかなか噛みきれなかったり飲み込めない!なんてことがないようにするには、どうしたらよいのでしょうか?
このページでは、ステーキ肉のような厚切りのお肉を柔らかくする方法についてご紹介します。
肉を柔らかくする方法
固いお肉はそのまま焼いてもダメ。
柔らかくしたいなら、それなりの「一手間」を加えることで柔らかくすることもできます。
その方法をさっそく見ていきましょう^^
■玉ねぎに漬け込む
まずは定番の方法である、玉ねぎのすり下ろしにお肉を漬け込むやり方です。
玉ねぎにはタンパク質を分解する成分が含まれているので、お肉に浸けておくと柔らかくすることができます。
冷蔵庫で1~2時間寝かせておきましょう。
使用した玉ねぎは炒めてソースにしても使えますので、ムダがなくていいのもメリットですね。
■マイタケに漬け込む
これは母から教えてもらった方法なのですが、マイタケを使って肉を軟らかくすることもできます。
みじん切りにした舞茸で肉を挟み込むようにしてラップで包みます。
最初に肉にお酒をよくなじませたら、バットにラップを大きめに敷きみじん切りの舞茸・肉・みじん切りの舞茸の順番で重ねたら全面をラップで包みます。
舞茸がお肉の全面にくっつくようにするのがポイントです。
そのまま冷蔵庫で半日程度漬け込んでおくと、舞茸に含まれているタンパク質を分解する酵素が作用し柔らかくなります。
お肉に舞茸の色が付くことがありますが気にしないで大丈夫です。
舞茸にはうまみもあるのでステーキ肉と一緒に焼いて和風ソースなどにすれば、丸ごと食べることができますね。
■ヨーグルトに漬け込む
無糖ヨーグルトに肉を漬け込むと柔らかくなります。
1~2時間冷蔵庫で寝かせておきましょう。
料理に使うときはキッチンペーパーで拭き取るか、さっと洗い流して使ってください。
■塩+砂糖に漬け込む
ポリ袋に水100CC・塩小さじ1・砂糖小さじ1.5を入れシャカシャカ振ってよくとかします。
液体の中に肉を入れて空気を抜き、冷蔵庫で1~2時間寝かせてから使ってください。
■筋切りをする
お肉の赤身と脂身の境目の部分に包丁で切り込みを入れ手おくと、焼いたときに反り返ったり焼き縮みを防げます。
これは必ずやった方がいい行程ですし、この後ご紹介する「叩く」「刺す」方法と併用すると効果的です。
■肉を叩く
お肉を叩いて繊維を壊すと柔らかくすることができます。
麺棒やビール瓶などを使って、肉の内側から外へ向かって全体をトントン叩いてみてください。
叩きすぎても焼いたときにうまみが逃げやすくなってしまいますので、肉の線維が柔らかくなったかな?程度がちょうどいいです。
汚れないようにするためにはまな板にラップを敷いた上にお肉・ラップの順に重ねた上から叩くとよいです。
■フォークで刺す
肉の両面をフォークで刺します。
先ほどご紹介した肉を叩くのと同じで、やり過ぎると肉のうまみが逃げてしまいますので適度に刺しましょう。
何度も刺すのがメンドクサイ&お肉をよく食べるということなら、専用の肉刺しを買っておくと便利です。
■牛脂を塗る
先ほどご紹介した肉をフォークで刺す方法を試した後、牛脂を肉に塗りましょう。
ブスブス刺した穴に牛脂を入れる感じで両面に塗り込みます。
肉をラップできっちり包んだら冷蔵庫で半日程度寝かしておくといい感じでなじみます。
おわりに
いつもサシが入ったイイお肉を買えれば固い肉で悩むこともないんでしょうが、個人的には脂っこいものが苦手なのでよーく噛む必要のある赤身のオージービーフとか好きです。
今日ご紹介した方法でやれば、柔らかいお肉として食べることができます^^
家でよくやっているのはフォーク・肉たたき・塩・砂糖液に浸ける方法です。
裏技的な方法はもちろん大切ですが、お肉を焼くときも気をつけるべきポイントがあります。
肉を焼く30分以上前には冷蔵庫から出して常温に戻しておいた方がきれいに焼けます。
焼き方も大事。
肉は表面を焼き固めて・・・というやり方をすることが多いですが、これだと急激に肉が収縮してしまうので固くなってしまうんです。
中火よりも弱めの火かげんで焼くと、いい感じで柔らかく仕上げることができます♪
肉の上にソースをかけてしまえば焼き目はあまり気にならないですしね。
せっかくのお肉ですから柔らかいね^^と言いながら食べられるようおいしく焼きましょう!