ちょっと休憩・・・そう思ったときに、ゴロンと横になれる畳はやっぱりいいですよね^^
最近はフローリングの部屋が主流ですが、1つ畳の部屋があるとのんびりできるし気持ちも落ち着きます。
畳は香りも良く肌触りも素朴でいいのですが、気をつけないとカビの心配があるのが難点。
このページでは、畳にカビが生える原因や取る方法についてご紹介します。
畳にカビが生える原因は?
畳にカビが生えるなんて「まさか!?」って感じがしますよね。
自然素材ですから空気も通りやすそうなのに・・・。
畳はい草が呼吸しているのでホントならカビは生えにくいはずですし、カビを防止する薬剤が使われていることも多いのでカビのトラブルがないと思いきや実は色々な事情があるのです。
■気密性が良い家
最近のマンションや家は気密性がいいので、室内に湿気がたまりやすいんです。
梅雨など湿気の多い季節は気密性とダブルの効果で、畳にカビが生えやすくなります。
畳は呼吸して水分調整をやってはいるのですが、気密性と湿気が強すぎるため畳自身の力では間に合わないんですね。
雨の時期は洗濯物を部屋干しする日も多いですし、雨が強く吹き付けるような日は窓も開けられませんので空気も通らずカビの条件が整いやすいです。
温度が20度以上で湿度が80%を超えると、部屋は一気にカビモードへと入ります。
■新しい畳
新しい畳表面が柔らかいので空気を通す反面、湿気もたくさん吸い込みます。
1年未満の新しい畳は、一番カビが生えやすい時期なので要注意です。
畳が時間の経過とともに青から黄緑・黄色と変わっていくと、畳にカビが生えにくくなります。
一番注意すべき時は、カビの生えて欲しくない新しい畳のときなのですね~
畳のカビを取る方法は?
びっしりと生えてしまったカビは、どうやって取ったらいいのでしょうか?
用意するものは・・・
・エタノール
・霧吹きなどのスプレー容器
・たわしや歯ブラシ
・掃除機
・乾いたタオル
カビ掃除の際には吸い込むと体に良くないので、マスク・ゴム手袋・メガネなどをしてカビを防ぐようにしましょう。
ではさっそくカビ取り方法をご紹介しますね。
(1)エタノール+たわし
エタノールをスプレー容器に入れて畳に吹きかけます。
畳1枚を3回に分けて掃除していくとやりやすいので、まずは畳の3分の1にエタノールをスプレーしてください。
エタノールはすぐに乾きますのでたわしか歯ブラシを使って畳の目に沿って優しくこすってみましょう。
カビが広範囲にわたる場合はたわしのほうがやりやすいです(たわしは新品の乾いたものを使ってくださいね)
こするとカビが取れてきますので、同じように残りの3分の2の畳もスプレーとたわしでこすりましょう。
エタノールを吹きかけるときは必ず窓を開けしっかりと換気して行ってください。
閉めきった状態でやると気分が悪くなることがあります
(2)掃除機
カビの生えた畳をすべてやり終わったら、今度は掃除機で吸い取ります。
(3)拭き掃除
カビの臭いとべたっとしたイヤな質感は、エタノールで拭くことで対処できます。
乾いたタオルにエタノールを吹き付けて、畳の目に沿って拭き掃除しましょう。
これでスッキリときれいになります。
(4)除湿する
掃除が終わったら扉を閉め切って、除湿機やエアコンのドライ機能を使って湿度を下げましょう。
これで畳のカビ掃除は終わりです。
もしも一度で完全にキレイにならないときは、何度か同じように繰り返すことで畳をまた気持ちよく使えるようになりますのでやってみてくださいね。
畳にカビを防止するには?
今後カビを生えさせないためには、どうすればいいのでしょうか?
■湿気を取り除く
除湿機・扇風機・サーキュレーター・エアコンのドライ機能・換気扇などを活用して、部屋の湿気を防いだり部屋の空気を循環させるようにしましょう。
■洗濯物は畳の部屋に干さない
梅雨時期などは洗濯物を部屋干しする機会も増えますが、畳の部屋には干さないようにしましょう。
洗濯物の水分で、湿気が部屋全体に充満してしまいます。
どうしてもという場合は、除湿機や換気扇・扇風機などを総動員して部屋の湿気を防ぎましょう。
洗濯物からの湿気は思っている以上に部屋への影響が出ますので、注意してください。
■掃除機をかける
畳のカビ予防には掃除機が効果的。
掃除機をかけることで畳の湿気を飛ばすことができるんです。
部屋もきれいになりますので、掃除機をこまめにかけるようにしてください。
おわりに
今住んでいる家は1部屋が畳なのですが、もう10年住んでいるので畳の色も黄色になってそろそろ取り替えて欲しいなあという感じ。
大家さんに言っても替えてくれそうにもないので、そろそろ引っ越そうかなあ・・・なんて考えています。
久しぶりに青緑の畳で過ごしたいです^^