イカの天ぷらは油が跳ねたり衣がズルッとはがれたりと、作るのがコツがいるので苦手な方も多いのではないでしょうか。
爆発するみたいに油がバチバチすると揚げ物が怖くなってしまいますし、衣がはがれるとガッカリしますよね^^
そこでこのページではイカの天ぷらがはねないコツや、衣がはがれない方法についてご紹介します。
イカの天ぷらがはねる原因は?
揚げ油にイカを入れた瞬間に油がはねたりすると、やっぱりイカなんてやるんじゃなかった!と後悔しますよね~(笑)
イカはなぜはねるのか?そのポイントとなるのは、「水分」「温度」「イカの皮」です。
イカには薄い皮がくっついていて、空気を通しにくくなっています。
揚げ油にイカを入れると水分が飛んで身が縮んでいきますが、イカの身と皮の間に水蒸気がたまりだんだん膨らんでいきます。
空気が膨張してイカの皮を破ってボン!とはじけるのが、油はねのからくりです。

その他揚げ油の温度や量・イカの下処理なども油はねの原因になりますので、次の項目で詳しく見ていきましょう。
イカの天ぷらがはねない方法は?
イカの天ぷらを作るときに、油はねしないようにするにはどうしたらいいのか?
ここでは3つのポイントをご紹介します。
イカの皮を剥く+切込み
先ほどご紹介したように、イカの皮が油はねのもとになるので皮をむくのは必須。

・・・ですが、これだけではダメなんです。
なぜかというとイカの皮は4層になっていて、手できれいに取れるのは2枚だけ。
なのでどんなに頑張ってもイカの皮をすべて剥くのは難しいので、このまま揚げてしまうと油跳ねします。
そこで「切込み」という裏技を使います!
イカの表面に細かい格子状の切込みを入れることで、いかが爆発するのを防ぐことができます。
皮をむくのと切込みは、必ずワンセットでやってくださいね^^

このひと手間で食べやすくなりますし、火のとおりも良くなります。
水気を切る+小麦粉
キッチンペーパーでイカの水気をしっかり切り、表面に小麦粉を薄くはたいておきます。
イカの水分を小麦粉が吸収し、油跳ねが起こりにくくなります。
またイカゲソは吸盤に水が入り込みやすいので、身の部分よりも油がはねます。
吸盤部分を包丁でカットしてから、キッチンペーパーで水分を吸い取り小麦粉をはたきましょう^^
油の温度に注意
油の温度が高すぎると油はねしやすくなりますので、油の温度は170度が目安。

菜箸を油に入れたときに、先っぽから泡がたくさん出てくるくらいが適温です^^
また揚げ時間が長すぎるのもイカがはねる原因になりますので、火が通ったらすぐに引き上げましょう。
イカの表面に切込みを入れていますので火の通りも早いです^^
油の温度の見極めが苦手・・・
大量の油を使いたくない・・・
こんなお悩みがあるなら、温度計付きで程よい大きさの角型天ぷら鍋があるとすごく重宝しますよ^^
|
イカの天ぷら 衣がはがれるのを防ぐには?
イカの天ぷらは衣がはがれてしまい、いつも失敗する・・・という方も多いです。
衣がはがれないようにする方法は、実は先ほどご紹介した「天ぷらがはねないようにする方法」とほぼ同じ^^
・切込みを入れて小麦粉をはたいておく
・適温でさっと揚げる
以上3つを守りつつ、気をつけたい2つのポイントがあります。
・揚げるときたくさん入れすぎない
・衣が固まるまで菜箸でいじらない
衣がしっかり固まってきたなと思ったら、1度ひっくり返すだけでOKです。

とにかく油に入れたら、触らずじっくり待つという感じですね♪
おわりに
天ぷらは油がはねてキッチンが汚れる・・・
そんな理由からフタをして揚げ物をする人が増えているようです。
でもそれは危険なのでやらないでください!
蓋をしてしまうと油の過熱がわからず、ふたを開けたときに発火してしまう事もあります!
またフタを閉めると水滴がつき、それが油の中に入ると水蒸気爆発を起こしやけどします。
天ぷらは基本を守って作れば危険はありませんが、何となくの思い付きでやったことが思わぬ事故につながります!
この記事を読んて下さっている方は天ぷらについて詳しく調べている方なので、危ないことをしないと思いますがもし周りに危ないなーと感じる人がいたら教えてあげてくださいね^^