家計が苦しい時の救世主といえばもやし。
給料日前はもやし料理が続くなんていうご家庭も多いかもしれませんね。
おかずのボリューム感はそのままにお得感だけを出すには、もやしでかさ増ししてお肉の量を減らしたり色々な賢い使い方をしていると思います。
もやしをモリモリ食べるのはいいのですが、もやしには栄養がないという話を聞いたことがありませんか?
家計のやりくりをするためには必要なもやしですが、食べても栄養がないならものすごく損した感じがしなくもないですよね。
このページではホントにもやしには栄養がないのか?加熱調理すると栄養価はどうなってしまうのか?など気になる疑問を解決します。
もやしに栄養ないってホント?
もやしが緑黄色野菜ぐらい栄養があればこんなにいいことはありませんが、どうも見るからにひ弱そうですしやっぱり栄養なんてなさそう・・・というのが正直なところ。
もやしの栄養ってホントはどうなのでしょうか?
■ほとんどが水分・・・だけど!
もやしには大豆もやしやブラックマッペ・緑豆もやしなどがありますが、どの種類にも共通しているのはもやしの成分の92~95パーセントは水分だということです。
栄養価がないと言われているキュウリも水分が95パーセント程度ですから、もやしとキュウリの境遇は似ているかもしれません。
モリモリ食べたとしてももやしのほとんどが水分でできているので「栄養がない」と言われるのはそういう理由からなのです。
でも!
もやしは他の野菜に比べると「栄養分は少ない」ですが「栄養はない」というのは間違いです。
もちろん、栄養が豊富だとは言えませんが水分以外の残り数パーセントには少ないながらもちゃんと栄養が含まれているのです!
もやしに含まれている主な栄養成分には、ビタミンCや食物繊維・カリウムなどがあります。
ビタミンCは風邪予防や美肌効果などがあるとされていますし、食物繊維は便秘解消・カリウムはむくみなどの解消にも役立つものです。
また、もやしには3種類がありますが大豆もやし>ブラックマッペ>緑豆もやしの順に栄養が多くなっています。
もしお近くのスーパーに3種類置いてあるとしたら、大豆もやしを選んだほうがより多くの栄養を取り込めます。
もやしの栄養は加熱するとどうなる?
栄養をムダにしないためには調理方法もポイントです。
もやしに栄養があるとはいえ、他の野菜と比べてしまうとその量はかなり少ないですから、その大切な栄養素をなるべく壊さないようにもやしを調理する時に気を付けることや効果的に食べるためにはどうしたらよいのでしょうか?
もやしの主な栄養素でもあるビタミンCは熱に弱いので長時間加熱調理することで壊れてしまいます。
なので、さっと加熱することが最も重要!
その対策として調理の際に気を付けることは・・・
■炒める時は最後に加えてさっと熱を通すだけ。
■茹でるなら沸騰したお湯に入れて10秒程度入れてすぐに引き上げあとは余熱調理する。
■電子レンジを活用する
以上3つを頭の片隅に置きつつ料理に使えば栄養の損失を最小限にとどめるだけでなく、食べた時の食感もいい感じで仕上がるというメリットもあります。
ただでさえ少ない栄養素ですから、必要以上に加熱で減らさないように注意しましょう。
そうそう、加熱調理する前にはもやしを洗ってから使うと思いますが、この時も水に長時間つけたりせずさっと洗うだけにするのがポイントです。
ビタミンCは熱に弱いだけでなく、水に溶ける性質がありますので洗ったらすぐに引き上げるようにしましょう。
もやしは生で食べられる?
熱に弱いもやしのビタミンC。
それならば、栄養を壊さないようにするために生で食べたらどうなんだろう?と考える方もいるかもしれませんね。
そもそも、もやしは生で食べられるか?というと残念ながらおすすめできません。
なぜかというともやしは雑菌が繁殖しやすいため悪くなるのが早く、生で口にするのはちょっと問題があるからです。
それにもやしを生産する側も加熱調理することを前提として作っているという情報もあります。
家のすぐ近くにもやし工場があってできたてを買えるという環境でもない限り、基本的に生食はやめておいた方が良いです。
特に鮮度をウリにしていない、ごく普通のスーパーで売られているもやしなら加熱調理して食べましょう。
ビタミンCをとりたいばっかりに、もやしを生食してお腹を壊したのでは意味がありません。
それにビタミンCを含む野菜や果物はたくさんありますから、もやしだけでビタミンCをとろうと考えず他の食材もうまく利用してくださいね^^
おわりに
もやしのひげ根って取りますか?
私は一度も取ったことがないのですが、実家でもやし料理を作った時に「もやしのひげをとっていないから気持ち悪い」という理由で炒めものを食べてもらえなかったことがあります(泣)
周りに聞いてみると、もやしのひげって意外と取っている方も多くてびっくりしました。
私がずぼらすぎるんでしょうかね?(^口^;)