家庭で出るゴミには色々な種類がありますが、つい後回しにしたくなるのがスプレー缶のゴミ。
まだ中身が中途半端に残っていたりするとガス抜きの必要がありますし、空になっていたとしても穴開けが憂鬱という方も多いのではないでしょうか?
押入れや物置きの奥に、ずーーっと入れたまま缶がたまってたりしますよね。
スプレー缶の処理は思っているほど難しくありませんので、さっさと掃除してスッキリと片付けましょう。
このページではスプレー缶を安全に捨てるための方法についてご紹介します。
スプレー缶の処分方法
使っている時は便利なスプレー缶ですが、捨てるとなると話は別。
溜まっていくスプレー缶をみると、どうしてこんなもの使っちゃったんだろう!なんて思ってしまいますよね。
めんどくさいからと中身が残ったままゴミに出しちゃったりすると、ゴミ収集の時に引火して爆発することもあるのでテキトーに捨ててしまうのはダメ。
中身がたくさん入っているほど危険も高まりますから、自分の出したゴミのせいで誰かがケガをしないよう安全に処理する必要があります。
スプレー缶はどうやって捨てればいいのでしょうか?
ここでは中身を出す方法と穴あけする捨て方をご紹介します。
■中身を出す
スプレー缶処分する時に必ず守らなきゃいけないのは「中身を使いきる」事です。
缶を振ると完全に使い切っていないことが多いですから、何らかの方法で中身を出す必要があります。
中の残量が少ない場合は、ベランダなどでシューーーーっとやれば出し切ることができますが、半分以上残っていたり未開封だったりすると空気中にぶちまけるのにも限界があります。
こんな時は新聞紙やぼろ布などに吸わせて中身を出しましょう。
用意するものは以下の4点。
・30~45リットルの大きなゴミ袋
・新聞紙・ぼろ布・トイレットペーパーなどのうちどれか
・マスク(スプレーを吸い込まないようにするため)
・手袋(シューッと出すときに手にかかるのを防ぐため)
ではやり方を順番に見ていきましょう。
(1)換気の良い場所に移動
スプレーの影響で体調不良などにならないよう、換気の良い場所に移動しましょう。
室内でやるよりも庭やベランダがいいです。
もちろん火気のないところを選んでくださいね。
(2)ゴミ袋の用意
ゴミ袋を広げたら中にふわっと丸めた新聞紙を2~3個入れます。
トイレットペーパーなら、紙をダーーーーっと出してスプレーが吸えるように準備してください。
(3)中身を噴射
マスクと手袋をして身支度ができたら、さっそく中身を出しましょう。
ガスが溜まらないよう、ゴミ袋の口を広げたままスプレーを噴射し出し切ります。
スプレーが自分のほうに来ないよう風上でやるとうまくいきます。
特に殺虫剤などのスプレーは臭いが強いので、吸い込まないよう風向きにも十分注意してください。
シューーっという音が出なくなったら終了の合図です。
終わったあとすぐにゴミ袋の口は閉めず1~2時間はそのままにしてガスを抜き、その後口を縛って燃えるゴミとして処分します。
スプレー缶は自治体の決まりに沿った方法で処分してください。
自治体によっては中身を出せば缶本体は不燃ゴミとしてそのまま出せるところもあれば、穴あけも必要なところもありますので必ず確認してから捨てるようにしましょう。
また古いスプレー缶の場合はスプレー口が固まっていて中が出せないことがありますので、役所のゴミ処理担当の課で処分方法について相談してください。
■スプレー缶を穴あけするには?
スプレー缶を穴開けして処分する場合も、先ほどと同じように中身をすべて出す必要があります。
中身を出し切った後に穴あけ作業に移りましょう。
慣れている方なら釘を打ち込むなどで穴あけできるかもしれませんが、やったことがないとちょっと難しいですし釘を打つのにも勇気がいります。
そんな時は穴あけ専用器具を使うのがおすすめです
1個買っておけばとっても便利です^^
![]() スプレー缶のガス抜き器 フンデヌーク スプレー缶 ガス抜き スプレー缶穴あけ |
スプレー缶に穴を空けて捨てるとなると気が重くなる・コワイ!・・という方は、ぜひ活用してみてください。
足で踏むタイプなら顔から離れている分、より安心して穴あけすることができます。
おわりに
スプレー缶のゴミなんてそんなに出ないし、たまにやる程度なら釘とか千枚通しで穴を刺せばいいんでしょ?なんて思っていてもいざとなるとコワイものです。
ワタシは心配性なので、缶にハリ刺して抜いたときにガスが急に出て吸い込んじゃったらどうしよう!?とか余計なことばっかり頭をよぎるので穴あけはグッズなしではムリ。
穴あけがまだなかったときは、実家に帰ったときに両親の部屋に不法投棄してました(笑)