「絞りかす」といってしまうにはもったいないくらい、体に嬉しい栄養がまだまだ残っているおから。
便秘やダイエットにはもちろん、食費節約にも役立つおからはどんどん利用したい食品ですよね。
そんなおからの難点は日持ちがしないって事です。
1袋にどっさり入って売られていると一度に使い切れないし、かといって捨ててしまうわけにもいかないし・・・となると、たくさんあって嬉しい反面困ってしまうのも正直なところ。
おからが冷凍できたら好きなときに使えてとても便利なのですが・・・さて真相は?
おからは冷凍保存できる?
生もののおからは悪くなるのも早いので、一度に使い切るのは結構大変。
私がいつも買う生おからの袋の表示を見てみると、賞味期限は冷蔵で1日と表示されていました。
冷凍できたらもっとゆっくり楽しめるのになあ・・・と考えている方も多いかと思いますがおからは冷凍できます^^
実は私も冷凍できたらなあ。と半信半疑でやってみたら「な~んだ冷凍できるじゃない!早くやれば良かった~」と気がついたんです。
ウチではおからを買ってきた日に使う分を取り分けたら、残りはそのまま冷凍保存するか粉末状態にしたものを冷凍しています。
ここでは2つの冷凍のやり方を詳しくご紹介しますね。
■生のまま冷凍する方法
おからをビニール袋に入れて平らにしたら、袋の上から菜箸でぐっと押して線をつけます。
こうしておくと冷凍したものを使うときに袋の上からポキンと折って好きな量だけ出すことができます。
おからを1~2センチくらいになるよう平らにしてから冷凍することで早く固まりますし、解凍するときも溶けやすいのでおすすめ。
冷凍するときは金属トレーなどの上におからのビニールを置いたほうが、固まるまでの時間も短くなります。
もしおからをお菓子作りなどに使う場合は、100グラム程度にラップやビニールで小分け冷凍しておくとその都度計量する必要がないので便利です。
■粉末おからの作り方と冷凍方法
フライパンにおからを入れて火にかけ、混ぜながら水分を抜いてさらさらにします(油はひかないでOK)
中火よりももう少し弱めの火加減で15分くらいはかかると思いますが、木べらなどで焦げ付かないよう絶えず混ぜながら粉末にしましょう。
一度にたくさんの量を入れてしまうと粉末状になるまでに時間がかかりますので、100~200グラム位を目安にやってみてください
完全に冷めたらジップロックなどの袋に入れて空気を抜いて冷凍庫に、もしくは缶や瓶などに入れて冷凍保存してください。
いちいちから煎りするのはちょっと手間ですが、冷凍しても霜やニオイが付いたりしにくいですしほんの少し使いたいときにも粉末状になっていればさっと取り出して使えるので意外と重宝します。
ハンバーグのつなぎに、ホームベーカリーでパンを焼くときに、ホットケーキを作るときに加えるなど味の変化がない程度にちょこちょこ使う事ができます。
おからの解凍方法は?
冷凍したおからを使うときは、どのように解凍すればいいのでしょうか?
■生おからの解凍方法は?
生おからを解凍する方法には、自然解凍とレンジ解凍があります。
自然解凍の仕方は、冷凍したおからを必要量だけポキンと折ってお皿に出したらラップをして冷蔵庫に入れ時間をかけてゆっくり解凍していきます。
使うのがわかっているなら前の日の夜に冷蔵庫に移しておけば朝使えます。
レンジなら解凍機能を使って解凍しましょう。
半解凍くらいの状態になればしゃりしゃりしていても料理に使えますので、あっという間です。
おからの様子を見ながら1分程度~レンジにかけて、ちょうどいいところで止めてください。
レンジ解凍は味が落ちるのでやめた方がいいという意見も見かけますが、実際におからをレンジ解凍していますがそう感じたことはないです。
ポイントはおからを解凍したら時間を置かずすぐに使うこと。
解凍してからダラダラその辺に放置しておくとおからが悪くなりますので、早く料理に使ってくださいね。
■粉末おからの解凍は?
粉末にしたおからは解凍する必要がないので、冷凍庫から必要量出したら残りは速攻で冷凍庫にしまいましょう。
ずっと出しておくと温度差で結露が出ると劣化しやすいですから、とにかく使ったらすぐしまうよう気をつけてくださいね。
おからの冷凍 賞味期限はどのくらい?
冷凍保存したおからはどれくらい持つのでしょうか?
■生のおからを冷凍したものなら2週間くらいが目安。
■粉末にしたものなら1ヶ月くらいを目安に使い切りましょう。
特に生のおからを冷凍したものは霜やニオイが付きやすいので、ジップロックなどに2重にしておくと良いです。
おわりに
ウチの近くにはお豆腐屋さんがあるのですが、たまに散歩でそのお豆腐屋さんの前を通りかかると大量のおからが放置されていて切なくなります。
おからはそれほど売れるものではないのでたぶん廃棄するものだと思うのですが、おから好きとしてはとっても辛い光景・・・。
おからドーナツでも作って売ったらどうなんだろう?とか、人ごとながら何か良い方法はないかと考えてしまいます。
どうにかできないんですかねえ~。