部屋に飾ったりベッドに置いているぬいぐるみは、意外と汚れているもの。
大事にしているぬいぐるみなら洗うことによって変形したりふわふわ感がなくなったりするとコワイので、洗濯するのをためらってしまい汚れたまま放置していることも多いかもしれません。
ぬいぐるみは飾ってあるだけでもホコリ汚れが付きますし、抱っこしたりすることが多いなら皮脂やダニの心配もありますので清潔に保つためにも洗濯したいですね。
どうしたらぬいぐるみのカタチをきれいに保ち、ふんわりと洗濯することができるのでしょうか?
ぬいぐるみの洗濯方法 手洗いするには?
ぬいぐるみを洗おう!と思い立ってまずぶち当たるのはどうやって・・・?というところ。
自宅でぬいぐるみをきれいにするなら手洗い・洗濯機・重曹洗いの3つの方法があります。
型崩れを最小限にとどめてぬいぐるみを洗うなら、一番おすすめなのは手洗いです。
<下準備>
まずはぬいぐるみの表面に付いているホコリを落とすために、全体を軽く叩きましょう。
専用のブラシがあれば、それを使って表面のホコリを浮かせて落とします。
洗濯すると色が変わってしまう金属や革などの小物など、ぬいぐるみの付属品はすべて取り外しておきます。
<洗剤洗い>
バケツに40度前後のぬるま湯と中性洗剤を入れて溶かします。
洗剤はおしゃれ着洗い用を使うとよいです。
ぬいぐるみを洗剤液の中に入れて優しく押し洗いしましょう。
例えば手足のついたぬいぐるみなら脇の辺りに手を入れて抱き上げることが多いので、その周辺はよく洗うようにしましょう。
全体を十分に押し洗いしたら、いったん洗剤液を流します。
<すすぎ洗い>
バケツに新しい水またはぬるま湯を入れて、しっかりすすぎ洗いをします。
洗剤の濁りがなくなるまで何度も水を入れ替えて押し洗いし、洗剤成分を落とすようにしてください。
バケツに水をたっぷり入れ、最低でも3回以上すすいだほうがいいです。
もしも洗剤が残ったままになってしまうと肌に触れたときにかゆみを感じることもありますし、ぬいぐるみの変色にもつながりますのですすぎは十分に!が鉄則です。
<柔軟剤>
すすぎが終わったら今度は柔軟剤です。
柔軟剤を入れるとぬいぐるみがふわふわに仕上がります。
バケツに水またはぬるま湯と一緒に柔軟剤を入れてとかします。
分量は容器裏面表示を参考に希釈してください。
この液体の中にぬいぐるみを入れて15分程度浸けておきます。
<脱水>
柔軟剤からぬいぐるみを引き上げ全体を手で押して水気を取ってから、乾いたバスタオルでぬいぐるみを包み水分を吸い取ります。
バスタオルに巻いたまま洗濯ネットに入れて、洗濯機の脱水で本格的に回ってから10秒程度でストップし取り出します。
<干す>
洗ったぬいぐるみは日が当たらない風通しの良い場所で、中心までしっかり乾かしましょう。
うちではぬいぐるみを平らに置いて干すためのネットがないので、洗濯ネットの角を4カ所をピンチでつり下げ、その上にぬいぐるみを乗せてハンモックのようにして寝かせた状態で乾かします。
転がっていかないよう、ぬいぐるみは洗濯ばさみで数カ所止めておいてくださいね。
乾いた後ぬいぐるみの毛がバラバラになっているときは、ドライヤーを当てて整えるとふんわりときれいに仕上がります。
ぬいぐるみを洗濯機で洗う方法
ぬいぐるみがいっぱいあるから一度にやってしまいたい!というときは、洗濯機で洗いましょう。
ただし手洗いに比べるとぬいぐるみが変形する率は高くなりますので、多少は仕方がない・・・と思えるぬいぐるみで試すようにしてください。
ではさっそく洗い方をご紹介しますね。
<下準備>
ぬいぐるみを洗う前の下準備は手洗いの時と一緒です。
ホコリをはたき、装飾品や付属品はすべて取り外しましょう。
<洗う>
洗濯ネットにぬいぐるみを入れたら、下着洗いなど優しい水流のコースを選択しすすぎまでやりましょう。
手洗いの時と同じ洗濯洗剤を入れて、投入口には柔軟剤も入れてスタンバイしておきます。
もし時間があれば最後のすすぎ洗いで柔軟剤が投入されたタイミングで洗濯機をストップさせ、15~20分程度浸けておくとふわふわに仕上がります。
<脱水>
すすぎが終わったら脱水の前にぬいぐるみをいったん取り出し、バスタオルで包んでから再度ネットに入れて洗濯機の脱水で本格的に回ってから10秒程度でストップし取り出します。
<干す>
干し方は手洗いの時と同じです。
風通しが良く日の当たらないところを選んでしっかり乾燥させてください。
重曹洗い
水洗いできないぬいぐるみは、水を使わないドライ洗濯をセルフでやってしまいましょう。
やり方はとっても簡単。
大きめのゴミ袋を用意しその中にぬいぐるみと重曹を振り入れたら、空気を入れた状態で口をゴムでしっかり縛り袋を上下左右に振ります。
ゴミ袋の中でぬいぐるみと重曹をしっかりなじませてたら、そのまま30分程度放置しておきます。
その後袋から出し、重曹を掃除機でしっかり吸い取りましょう。
毛の奥や細かい部分にも重曹が入り込んでいますので、細いノズルを活用して残りかすがないように吸ってくださいね。
袋から出すときは重曹が散らばると大変なので、風呂場やベランダ・庭などでたたき落としてから掃除機を使いましょう!
重曹と掃除機を使うだけでホコリや臭い汚れも取れ、ぬいぐるみがスッキリとします。
洗えないソファなどにもこういった掃除方法が使われますが、ぬいぐるみも同じようにできます^^
おわりに
以前ぬいぐるみを洗って脱水をかけたときにうっかり途中でストップするのを忘れ数分回し続けたことがあるのですが、取り出した熊のぬいぐるみが頬のこけたおじいさんのようになっていて笑えました~
脱水の威力は強いので、ホント気をつけてくださいね^^