家の中ならでっかいくしゃみをしても恥ずかしくないけれど、学校や職場などでいつも通りくしゃみは出来ませんよね。
でもくしゃみを止めるのって苦しいし結構大変!
それにくしゃみを我慢するのは体に悪いという話もありますから、どうしたらよいのか困ってしまいますよね。
ホントのところどうなのか?くしゃみについて詳しく見ていきましょう。
くしゃみがでる原因は?
そもそもくしゃみはなぜ出るのか?
ホコリや花粉・ダニやアレルギー物質などが鼻の中に入ってきて神経を刺激すると、異物は外に追い出そうと鼻の防御反応が働きくしゃみが出ます。
また、温度差によってもくしゃみが出ることもあります。
くしゃみは反射的に起こるので止めにくく、場所をわきまえず勢いよく出てしまうのも仕方がないんです。
くしゃみを止めるのは体に悪い?
くしゃみが出る原因からもわかるように、くしゃみは体を悪いものから守るための大事な反応なのでやはり自分の都合で止めてしまうのは体に良くないです。
■異物が体内にとどまってしまう
もしもくしゃみを我慢してしまった場合、外に出すはずのホコリやウイルスが体の中に残ったままになってしまうということですから病気にかかるリスクも高まります。
■体への負担が大きい
くしゃみの力って思っている以上に威力が強いんです。
もしも出るはずのくしゃみを我慢すると、その勢いは体への負担となって跳ね返ります。
例えばくしゃみを我慢しようと鼻をぎゅっとつまんでしまった場合は耳に圧力がかかって鼓膜が損傷してしまうこともあります。
その他肋骨が折れてしまったりぎっくり腰を引き起こすこともあるんです。
人前でくしゃみをするのは恥ずかしいという理由で我慢して、結局肋骨が折れてしまったなんてことになったら笑いごとでは済まなくなってしまいますよね。
体は驚くほど正確に出来ているものです。
外に出そうという力に逆らわず、くしゃみは外に出してあげるようにしましょう。
くしゃみを止めるには?
くしゃみを止めるとは体に良くないということはわかっていても、今は絶対にダメ!!というときもあります。
静まりかえったクラシックコンサートやものすごく大事な会議など、くしゃみをしたらとんでもないことになる~!って場面では何とかやり過ごしたいですよね。
体にムリがかからないようくしゃみをおさめる事はできるのでしょうか?
■鼻の下を押さえる
人差し指を横にした状態で、鼻の下をぎゅっと押さえるとくしゃみが止まります。
■小鼻の両脇を押さえる
小鼻の両脇には「迎香」というツボがあり、そこをぎゅっと何度か押さえると一時的に止めることがあります。
場所の目安は法令線の始まりになる小鼻の両脇です。
鼻を両側から挟むようなイメージで押してみてください。
■天空を押す
天空というツボがありそこもくしゃみを止めるのに有効です。
場所はのど仏を指でなぞりながら下に進むと、鎖骨と交わるところでくぼみがありますのでそこを押してみましょう
■舌で押す
舌で上顎を押すとくしゃみを止めやすくなります。
■薬で抑える
アレルギー性のくしゃみや風邪が原因の場合は、ツボを押すだけでは止まらないので薬を試してみるのも一つの方法です。
病院で相談するか市販薬で様子をみましょう。
くしゃみが出そうで出ないときは?
くしゃみが勝手に出てしまうのも困るけれど、出そうで出ないときも困りますよね。
くしゃみを今のうちに出してしまった方が良いというシチュエーションの時もありますから、うまくコントロールできるとラクです。
くしゃみが出そうで出ないときにすっきり出す方法を見ていきましょう。
■光を見る
強い光を浴びるとくしゃみが出やすくなる傾向にあります。
部屋の電気を見て明るさを感じたり、太陽のように向いて光を浴びるとくしゃみが出ます。
■こより
古典的な方法ですが、ティッシュで細いこよりを作って鼻の中をふわふわっと刺激するとくしゃみが出やすいです。
■コショウを吸い込む
コショウなどの刺激のある香りを吸い込むと鼻が刺激されてくしゃみが出ます。
料理にコショウを使うとき、うっかりやってしまうことが多いのですがホントにあっという間にくしゃみが出ます!
おわりに
小中学生の頃、人前でくしゃみが出そうなときはいつも鼻をつまんでいました。
これをやると耳がキンキンして痛くなったり、一瞬耳が聞こえなくなったりするんです。
今考えると恐ろしいことしていました!
出るものはちゃんと出してあげないといけませんね~^^