みんなが好きで作り置きもできて料理の手間も省けちゃう、何かと便利なカレーライス。
これさえ作っておけば、忙しい食事作りもちょっとラクできたりします。
カレールーを使えば失敗なく作れますが、だんだん慣れてくるともうちょっと味をプラスしてみたくなるもの。
カレーはパッケージ裏に書かれている通りに作るのが一番おいしいとされていますが、やはりちょい足しも気になります。
カレーの美味しさはそのままに、いつもより味の深みを出してちょっと本格的にするにはどんな隠し味が効果的なのでしょうか?
カレーライスの隠し味は?
いっぱい入れすぎると変な味になっちゃうから気をつけないと・・・!と思いながらも、色々試してみたくなる調味料のちょい足し。
出来上がったカレーを家族に食べさせたときに、「いつもと違うね!」なんてい言われると嬉しいですよね。
加える隠し味によってカレーの味わいも違ってきますし、使用するカレールーとの相性もありますので何がいいかは人それぞれ。
おすすめの隠し味の材料とその味わいについてみていきたいと思います。
どの材料も加える量は小さじ1~2が目安です。
■コーヒー
インスタントコーヒーを加えると、ほのかな苦みと独特の香りがプラスされ味に深みが出ます。
ルーを溶かして最後の仕上げの時に加えてみてください。
甘口カレーよりも辛口のほうが、インスタントコーヒーとの相性がいいように感じます。
入れる量を間違えなければ、ちょっと手間をかけたカレーっぽくなります。
■グラニュー糖
辛口に仕上がったカレーにグラニュー糖を少量加えると、スパイシーな中にほのかな甘みとコクがプラスされうま味が増します。
上白糖よりもグラニュー糖のほうが甘みがスッキリしているので、しつこくなくカレーにもさらっとなじみます。
■ソース
ソース本体の裏面を見てみると、原料となっているのは野菜や果物・スパイスなど。
これってカレーの材料にとってもよく似ていますよね。
ソースはカレーにもなじみやすく味の深みも増します。
■ケチャップ
ソースを入れるときはケチャップも一緒に入れると、よりカレーの味を引き立ててくれます。
優しい甘みと酸味がプラスされ美味しくなります。
■ワイン
カレーだけどどことなくハヤシライスっぽくしたいというときは、ワインを入れてみましょう。
量は他の調味料に比べるとちょっと多め。
水の量を控えめにして、1カップくらい入れちゃっても大丈夫です。
飲み残しのワインがあるときを狙ってやると、無駄なく使えて便利です。
■醤油
カレーに醤油を入れると、味がグッと締まっていい感じになります。
食べ慣れた調味料のせいか全く違和感ないですし、カレー蕎麦やうどんなどにする時もいいです。
醤油を入れる際には注意点もあります。
醤油は酵素を含んでいますので、カレーのとろみをシャバシャバにしてしまいます。
それを防ぐためには野菜を炒めて水を入れた段階で醤油を加え、20分以上煮てからカレールーを入れるようにしましょう。
醤油の他、味噌や蜂蜜も酵素を含んでいますので同じようにやってくださいね。
■昆布
昆布で取ったダシを使うのではなく、キッチンばさみで昆布をチョキチョキカットして野菜を煮込むときに入れてしまいましょう。
カレーには和風ダシもよく合います。
普通昆布はグツグツ煮るとヌメリが・・・とか色々ありますが、カレールーでとろみを付けるのであまり気になりませんので大丈夫。
ダシの美味しさも取り入れつつ、昆布そのものを具として煮込んでしまいましょう。
昆布は適当な大きさにカットして加えれば、食べるときも全然気になりません。
■ローリエ
調味料ではないですが、野菜を煮るときにローリエも一緒に入れておくととても風味がよくなります。
肉のくさみもローリエのおかげで消え、スッキリとした味わいになります。
■ビール
飲み残しのビールがあるときは、水の量を控えめにして入れちゃいましょう。
グツグツ煮るのでアルコールも飛びますし、1カップくらい入れても大丈夫です。
■めんつゆ
カレーの隠し味に砂糖と醤油を入れる予定なら、めんつゆを使ってもOK。
2種類入れる手間が省けちゃいます。
■野菜ジュース
水の量を控えめにしてその分野菜ジュースを入れましょう。
色々な野菜が入っているので、カレーにも深みが出ます。
トマトジュースほど味の主張は強くないので、カレーの味を損ないにくいというメリットもあります。
■オイスターソース
複雑な味わいのオイスターソースを加えると、カレーの深みとまろやかさが増します。
オイスターソースは甘みが強いので、入れるなら砂糖はちょい足ししない方がいいです。
■ガーリックパウダー
カレーをガツンとさせたいときは、ガーリックパウダーをプラスすると男子が好きな味に。
にんにくをすり下ろして煮込んでもいいのですが、ガーリックパウダーを仕上げにふった方が風味がよく「にんにくだ!」ってわかりやすいです。
おわりに
カレーはちょい足しで色々な味が楽しめて面白いですよね。
カレーを作る段階でのちょい足しもいいのですが、カレーライスとしてお皿に盛り付けてから自分でちょい足しっていうのもアリです。
例えばウチのおじいちゃんや父は、カレーに醤油か中濃ソースをダーーっとかけます。
この段階で量的にみても「ちょい」ではないのですが、調味料の味を強めに感じながら食べるカレーがお気に入りのようです^^
特にお醤油は昭和的な懐かしい味になり、意外と美味しいです。