ハサミが古くなってくると切れ味が悪くなり、こんなものも切れないの?!なんてイライラしてしまいますよね。
ハサミは包丁と違い手入れするなんてことはあまりないので、どうしても切れ味が悪くなってしまいます。
どうしたら新品の時のように、切れ味を改善することができるのでしょうか?
切れないハサミを復活させるには?
ハサミは100円ショップでも売っていますから買い換えるのは簡単なのですが、できれば本体はそのままに切れ味だけを改善してまた同じものを使えるようにしたいですよね。
ハサミが切れなくなるのは、刃が変形したり傷が付いたり汚れがくっついてしまうことで起こりやすくなります。
ではさっそく復活させる方法を見ていきましょう。
■アルミホイル
アルミホイルを適当な大きさにカットしたものを3枚用意し、重ねて半分に折り切れなくなったハサミで何度かチョキチョキしてみてください。
アルミは柔らかくて融点が低いので、ハサミでアルミホイルを切ることで溶けたものが刃にくっつき補修してくれるんです。
アルミホイルなら家庭に常備していることが多いので、ハサミが切れなくなったときはまずアルミホイルを試してみましょう。
■サンドペーパー
目の細かいサンドペーパーを用意し、はさみの刃の外側部分を磨いてください。
サビや汚れも同時に取れて切れやすくなります。
ハサミの内側を磨いてしまうと隙間が空き接触が悪くなって余計に切れなくなりますので、外側だけやるように注意しましょう。
■ハサミ用の研ぎ器
100円ショップでハサミ用の簡単な研ぎ器が売られています。
ハサミを器具に差し込み、ギコギコっとのこぎりのように何度かやるだけで切れ味が良くなります。
■ワインのコルク
コルクの平らな面にクレンザーと水をつけて、ハサミの刃を磨きましょう。
その後水洗いして水気を拭き取りよく乾燥させます。
■消しゴム
ハサミの刃にベタベタしたものがくっついて切れ味が悪くなっているときは、消しゴムで刃の内側をこすってみてください。
歯の表面の汚れが取れれば、動きもよくなりハサミの切れ味が復活します。
■メラミンスポンジ
消しゴムと同じやり方で、メラミンスポンジでもやることができます。
水を含ませてから歯の内側をこすってみましょう
■アルコールティッシュ
消毒用のアルコール除菌ティッシュでハサミを拭くと、ベタベタ汚れが取れて切りやすくなります。
■ガムテープ
ガムテープの年チャック面をハサミの内側にぺたぺた付けて、ベタベタ汚れを取り除きましょう。
■奥側で切る
以上のような切れ味を良くするための道具が何もない・・・というときは、ハサミの先っちょでなく奥側で切ってみてください。
ハサミの先はよく使うので切れ味が悪いですが、それに比べると奥側は切れる事が多いです。
切れないハサミでも角度や切る位置を変えることで、切れやすくなります。
ハサミの切れ味を長持ちさせるには?
ハサミがスパッと切れる状態を長く保つためには、どうしたらいいのでしょうか?
■色々なものを切らない
1つのハサミで紙や布・プラスチックなど色々な素材を切るのは避けてください。
紙を切るハサミ・布用はコレ・・・というふうに、専用のハサミとして使ったほうが切れ味を保つことができます。
ハサミが何本も必要になってしまうのでちょっと邪魔ですが・・・
布用のハサミで紙なんかを切ると、すぐに切れ味が悪くなってしまいますの要注意!
■保管場所
ハサミは湿気の少ない所に保管しましょう。
ジメジメしたところにおいておくと、すぐに錆びて切れなくなってしまいます。
特に布を切る裁ちばさみや糸切りばさみなどは、錆びるのが早いので気をつけて~
■ちょこちょこメンテナンス
このハサミホントに切れない!!ってところにいく手前でちょこちょこメンテナンスしていると切れ味もそこそこ保てます。
ハサミ用の研ぎ器があれば気軽にできますし、気がついたときにアルミホイルを使って補修してもいいですしね。
切れなくなる前に手入れをすることで、長持ちさせるようにしましょう。
おわりに
ウチの母は昔から洋裁をやっているんですが、母の使っている裁ちばさみがとにかくよく切れるんです!
布をカットしているときでも、ちょっと気を抜くと指を簡単に切ってしまいそうなくらいコワイほどの切れ味。
普段から「このハサミで絶対に紙を切らないように!!」と言われているんですが、ちゃんと布専用にしているので切れ味が悪くならないんですよね。
やっぱり使い分けするのは重要みたいです。