こころも体もホッとする優しい味わいのミルクティは、好きな方も多いですよね^^
特に寒い季節は、ちょっとコクのあるロイヤルミルクティーが美味しく感じるとき。
このページではロイヤルミルクティーとはどんなものなのか?普通のミルクティーとの違いをはじめ、その美味しい作り方やおすすめの茶葉などについてご紹介します。
ロイヤルミルクティーとは?
まずはロイヤルミルクティーとは何か?
辞書から調べてみると、濃くいれた紅茶に温めた牛乳をたっぷり注いだもの。
湯の代わりに熱い牛乳でいれた紅茶。
・・・などと書かれています。
実際の作り方としてはおおむねそのような感じではありますが、紅茶と牛乳・小量の水で煮込むというやり方のほうが近いかもしれません。
ロイヤルミルクティーは海外では煮込むという意味を持つ「シチュー・ド・ティー」と呼ばれていますので、まさにその作り方がそのまま名前になっているのですね。
ロイヤルミルクティーは日本独特の呼び名なので、海外では「ロイヤルミルクティー」では通じないんです。
もし旅行に行くことがあったら試してみるといいかもしれませんね^^
では「ロイヤル」という言葉がとれたただの「ミルクティ」とはどこが違うのか?というと、ミルクティーは普通に入れた紅茶に温めたミルクを注いだものです。
ミルクティとロイヤルミルクティーの見た目はそれほど変わりませんが、実際に飲んでみると味わいは全く違います。
ミルクティはさっぱりとしていますが、たっぷりのミルクで煮込んだロイヤルミルクティーはとてもコクのある深い味わいです。
ロイヤルミルクティーの美味しい作り方は?
濃厚で美味しいロイヤルミルクティーを作るにはどうしたらいいのでしょうか?
牛乳には茶葉の抽出を邪魔する「カゼイン」という成分が茶葉を包み込んでしまうので、この2つをただ煮込んでも紅茶の風味も出ないし味も薄くなってしまいます。
それを解消するためには、まずは小量の熱湯で茶葉を開き味と香りが出やすいようにするのがポイントです。
ではさっそく作り方をご紹介しますね。
(1)
手鍋にティースプーン山盛り2杯の茶葉を入れ、そこに別鍋で沸かしたお湯をひたひたに注ぎ入れてフタをしてしばらく放置し茶葉を十分に開かせます。
(2)
(1)の鍋に牛乳300CCと水100CCを注ぎ入れて弱火にかけます(この割合は好みによって変えてOK)
沸騰直前まで加熱したらフタをしてそのまま3分放置。
その後茶こしで茶葉を通したら完成です。
加熱する時のポイントは沸騰させないこと。
沸騰すると紅茶の香りも消えてしまいますし、牛乳のくさみも出ますので必ず沸騰直前出止めてくださいね^^
お好みでお砂糖や蜂蜜を加えれば、より濃厚で優しい味わいになります。
ここでは蒸らした茶葉と牛乳・水を加えて加熱する方法をご紹介しましたが、牛乳と水を加熱したところに蒸らした茶葉を加えて放置するやり方もあります。
個人的には全部一緒に加熱した方が紅茶の色と香りも良いので気に入っていますが、茶葉によっても違いますので両方のやり方でお気に入りはどちらかを試してみてくださいね。
ロイヤルミルクティーに最適な茶葉は?
同じ作り方をしても茶葉が違えばその味わいも違ってきます。
ロイヤルミルクティーは普通のミルクティーに比べると牛乳の量が多いので、紅茶そのものが濃いめで濃厚な味わいがあったほうがバランスが取れます。
おすすめは茶葉の細かいアッサムです。
アッサムは紅茶の甘みと深いコクが特徴です。
それをよりおいしく味わうために、「押しつぶす(crush)」「引き裂く(tear)」「丸める(curl)」の頭文字をとったCTC製法と呼ばれる加工をすることで濃厚な美味しさが短時間で抽出されるため、ロイヤルミルクティーに使うのに向いていると言われるんですね。
ロイヤルミルクティーはカフェなどで飲むと、牛乳に紅茶が負けてしまい味わいの薄いものが多いですが最適な茶葉を使う事で美味しい1杯を作る事ができます。
美味しい茶葉を使って自分で作るようになると、外で飲んでも美味しく感じなくなってしまうかもしれません!
おわりに
スリランカに旅行に行ったときに、毎朝ミルクティを飲んでいたのですがその美味しさは今でも印象に残っています。
紅茶のほのかな苦みと牛乳のまろやかさが、何ともバランスが良く仕上がっているんですね。
製茶工場にも行きましたが、紅茶自体がどれもおいしかったです^^
日本からスリランカまでは成田からノンストップでも9時間ほどかかりますのでちょっと遠いですが、紅茶好きなら一度は行ってみるといいかもしれません。
スリランカまで来てしまえば人気のモルディブも近いので、紅茶+リゾートも楽しめますよ^^