だんだん寒くなってくると辛いのが米とぎの時の水の冷たさ。
特に冬は手がもげそうになるほど水が冷たい!
・・・お湯で洗っちゃおうかなってなります。
冷たい水を毎回ガマンしてまで米を優先するのはどうなの?と。
このページでは、お湯で米を研ぐのはダメなのか?その理由や対処法などについて見ていきたいと思います。
米とぎにお湯はダメ?
美味しいご飯を炊くために、毎回冷たい水で頑張るか・・・お湯にしちゃおうか?!と悩んでいる方も多いと思います。
冬の冷たい水は「湧き水か!?」ってくらい、めちゃくちゃ冷たいですからね。
冬は水が冷たいのはもちろん手荒れも起こしやすい時期ですから、米とぎか~やだな~と憂鬱になります。
お米をお湯で研ぐと何がいけないのか?
そのデメリットと対処法を見ていきましょう。
■割れやすくなる
米とぎの時にお湯を使うと、米粒の外側がふやけてもろくなるため割れる確率が高まります。
割れ米を炊飯すると粘りが出やすく、もっちりとしたご飯になりがち。
食感の問題なので食べられないことはありませんが、さらっと炊きあがったご飯が好きならちょっと食べにくいと感じるかもしれません。
<対処法は?>
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米粒が割れないようにするためには、ゴシゴシ力を入れて研がないこと。
精米技術も進んでいますので、いわゆる「研ぐ」という動作ではなく「すすぐ」イメージちょうどいいんです。
力を入れて米を洗わなければ、米が割れるのは最小限にとどめることができます。
■糠クサくなる
研ぐときの最初のとぎ汁を米が吸ってしまうと糠クサくなりますが、お湯で洗っている場合はさらに吸収率が高くなり糠クサくなりやすいです。
<対処法は?>
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研ぎ始めの水はすぐに捨てるようにすることで防ぐことができますが、これは水で研いでいる場合も同じですね。
米を研ぐときにざるとボールのセットになったものを使って貯め水で洗うと、糠くささでいっぱいになってしまいます。
米のとぎ汁がある程度なくなるまでは、ボールで水を受けずざるのままで米を洗いとぎ汁を下に流すようにすれば糠クサい水が吸収されることもありません。
■甘みが減る
お湯で米を洗うとご飯の美味しさの元になる成分が流れてしまうため、甘みの少ないご飯が炊けてしまいます。
<対処法は?>
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温度が高いほどうまみ成分も逃げやすいので、お湯の温度をギリギリまで下げましょう。
■芯が残ってしまう
熱めのお湯で米とぎをした場合、米の表面が加熱されたような状態になり中心部まで水が吸収されにくくなり芯の残った炊き具合のご飯になりやすいです。
<対処法は?>
↓↓↓
温度が高いほどうまみ成分も逃げやすいので、お湯の温度をギリギリまで下げましょう。
米とぎにお湯を使う時の注意点は?
上記の項目で、お湯を使って米とぎする時のデメリットと対処法を見てきました。
米に影響が出ないよう冬でも水で研ぐのが一番良いのですが、個人的にはご紹介した対処法を実践すればお湯で研いでもそれほど味に影響はないと思います。
・・・ただし条件があります。
お湯でお米を研ぐときの一番の注意点は温度。
「あったか~い^^」と思わずずっと触っていたくなるような温度ですと、ご紹介した対処法をやっても米に影響が出てしまいます。
米をお湯で研ぐ場合は30℃以下にしてください!
お湯で米を研ぐというよりも、冷たくないギリギリのぬるい水で洗うというイメージです。
この温度なら夏の水温程度なので、問題なくご飯を美味しく炊くことができます^^
米とぎで水が冷たいときの対処法は?
それでもやっぱり米とぎには水のほうがいいかな~と思うなら、水の冷たさを感じにくい米研ぎの仕方を考えてみましょう。
■使い捨て手袋を使用
100円ショップなどで売られている、使い捨てタイプのビニール手袋を使って米とぎをすれば少しはマシです。
水の冷たさは感じますが直接水に触るわけではないので、冷たさも半減します。
■米とぎグッズ
手を使わず研ぎたいなら、泡立て器のようなグッズを使えばラクチン。
しゃしゃっと研げば簡単に終わります。
手荒れがひどいときなどにも、こういったグッズを活用するといいですね^^
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■無洗米を使う
水で米を研ぐのはつらい・・・でもお湯で研ぐのは気が進まない・・・
そんなわがままさんは、冬の間だけ無洗米を使ってみるというのも一つの手です。
いやいや研ぐよりも、研がない選択をすれば、気持ちよくご飯の支度が出来るというわけです^^
無洗米は洗わないでいいので栄養の損失も少ないと言われていますし、節水にもなりますのでこの機会に食べてみて味を試してみるのもわるくないかもしれません。
おわりに
冬の水って想像以上に冷たいですよね。
ワタシも以前は手がちぎれそうになるのを必死でガマンしてお米を研いでいたのですが、家族から「お湯で洗えばいーじゃん」と言われてハッとしました。
水で洗わないとダメ!って思い込んでいたんですよね。
水の冷たさにキーーー!っとしながら研ぐより、お湯で優しい気持ちで洗った方がお米だっていいんじゃないか?なんて気もしてきて(笑)
実際にぬるま湯で洗って炊いたご飯を出してみて味はどお?と感想を聞いたら、変わらない!と言うんです。
家庭では料理についてうんちくを語る専門家がいるわけでもないし、米の食味検査をされるわけじゃないんだと。
ご飯の味まで深く吟味するようなヤツがいないんだから、とりあえず普通に食べられる程度に美味しくご飯が炊けていれば問題ないんじゃないかと思いました。
そう考えるようになってからは冬でもお米研ぎが苦ではなくなったし、水でやろうがお湯で研ごうが無洗米を使ってあらうのすらやめる選択だってあるんだと気がラクになりました。
たかが米とぎ。気楽にいきましょう!