梅雨時期から夏場は食べ物が傷みやすい季節。
特にお弁当として持ち歩くおにぎりは作り方や具材に注意しないと、食中毒の危険もありますので注意したいですね^^
このページでは夏でも傷みにくいおにぎりの作り方や具材をはじめ、持ち運び方法について見ていきます。
安心して食べられるおにぎりについて知りたい!という方は、このまま読み進めてくださいね♪
夏のおにぎり 傷みにくい作り方は?
気温・湿度が高い夏場はおにぎりが腐りやすい条件がそろいやすい上に、傷みやすい具材を使用することでさらに危険度が増します!
夏でもおにぎりが痛まないようにするには、どうしたらいいのか?
その作り方のポイントは4つあります。
・お酢と梅干しを入れてご飯を炊く
・熱いうちに包まない
・海苔は後巻きのほうがいい
素手で握らない
おにぎりはよーく手を洗ってから握るのは基本ですが、いくらきれいに洗っても手の雑菌は取れません!
おにぎりは素手でなく、ラップもしくはおにぎり型・ビニール手袋を使うようにしましょう!
個人的にもおすすめなのは100均に売っているおにぎりの型。

大小各1コずつのセットで100円という破格値で買いました^^
これ何で使わないの?!ってくらいめちゃめちゃ便利で、手が全く汚れずサササーッとおにぎりが完成します♪
私はビニール手袋をはめておにぎりの型を使っているので、全く手でご飯を触らずに作っています。
大丈夫かな?と心配しながら素手で触ったおにぎりを食べるのはイヤなので、食中毒になる原因を最小限にとどめるように工夫しています^^
お酢と梅干しを入れてご飯を炊く
ご飯を炊くときに梅干しとお酢を加えておくと、ご飯が傷みにくいです。

これは栄養士の知り合いに教えてもらった方法ですが、ネットでもよく見かけますね。
加熱することでお酢や梅干しの酸っぱさが消えるので、味的には普通のご飯と変わりなく食べられます。
熱いうちに包まない
まだおにぎりが熱いうちにラップで包んでしまうと、湯気がこもって水滴になり雑菌繁殖の元になります。
おにぎりが冷めるまで待ちましょう!
海苔は後巻きのほうがいい
海苔をおにぎりに巻いてラップに包むと、湿気で傷みやすいです。
できればコンビニおにぎりのように、食べる時に巻くのが衛生面ではおすすめの方法です。
夏のおにぎり 具は何がいい?
おにぎりに入れる具は食べる時のお楽しみでもありますが、夏は傷みにくいかどうか?で選ばないと危ないです。
結論からお伝えしますと、夏でも安心して食べられる具は「梅干し」・「ゆかり」・「昆布」の3つです。
梅干し
腐りにくい定番の具といえば梅干し。
その際に使う梅干しは蜂蜜梅や減塩梅など、しょっぱくない梅干しでは防腐効果は期待できないので昔ながらのしょっぱい梅干しがおすすめです。
ただし、梅干しの防腐効果が期待できるのは梅が触れている部分だけ。
梅を細かく刻んでご飯に混ぜたほうがいいです。
ゆかり
ゆかりをご飯に混ぜて握れば、塩加減も気にしなくていいのでとても簡単。
さっぱりとした味だと食べやすいですし、梅干しが苦手でもゆかりなら大丈夫という方も多いです。
昆布の佃煮
昆布の佃煮は味が濃いので傷みにくいです。
甘辛なのでご飯との相性も良く、食欲がなくても食べやすいです。
塩昆布
昆布の佃煮とはまた違ったおいしさの塩昆布。
保存もききますので、常備しておきたい具材の一つです。
夏のおにぎりの具 傷みやすいのはコレ!
おにぎりに使わないほうがよい、傷みやすい具材もあります。
夏だけではなく、年間通しておにぎりにはNGの具もチェックしておきましょう!
生もの
たらこや明太子・しらすやいくらなど、生ものはおにぎりの具に使わないようにしてください。
コンビニでも見かける具材なだけにおにぎりに使えるのでは?と思われがちですが、添加物満載なので家庭のおにぎりとは全く別物です。
たらこは塩分が強いので焼いたものなら大丈夫とする意見もありますが、真夏のおにぎりに使うのは個人的には不安なのでおすすめしません。
卵
炒り卵をご飯に混ぜ込んだおにぎりや、煮卵を丸ごと入れたばくだんおにぎりなどは傷みやすいです。
しっかり火を通したとしても栄養価が高いぶん、菌も繁殖しやすいのでNG。
混ぜご飯のおにぎり
炊き込みご飯や混ぜご飯、チャーハンなどをおにぎりにしたものは傷みやすいので要注意。
色々な具材が入っているので栄養もあるため菌も繁殖しやすいです。
マヨネーズ
コンビニでも人気のおにぎりの具といえばツナマヨですが、マヨネーズは他の何かと混ぜるととても傷みやすくなりますのでおにぎりには使わないほうがよいです。
チーズ
チーズも傷みやすいのでおにぎりの具材としては向きません。
洋風なチーズおにぎりなどもおいしいですが、おにぎりの具には使わないほうがよいです
要冷蔵のもの
ハムやカニかまなど冷蔵が必要な加工品は、傷みやすいのでおにぎりに向きません。
「おにぎらず」などでハムを入れることも多いですが、長時間持ち歩くには危険です。
夏のおにぎり 上手な持ち運び方法は?
傷みにくい具材を使っておにぎりを作ったら、持ち運びにも気をつけたいですね。
傷むリスクを少しでも減らして、お昼の時間まで品質を落とさないポイントを3つご紹介します。
保冷剤+保冷バッグ
おにぎりはコンパクトなのでついバッグにそのままポンと入れたくなりますが、保冷剤と保冷バッグでしっかり温度管理して持ち運びしましょう。
おにぎりを作ってからお昼ご飯の時間まで、細菌繁殖を最小限に抑えるための必須アイテムです^^
おにぎり2個入る保冷タイプの「おにぎりケース」などもありますので、うまく活用してみてください^^

保冷材はついていないので、100均またはケーキ屋さんでもらったものなどを再利用してくださいね。
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凍らせたペットボトル
ペットボトルのお茶などを冷凍庫で凍らせておき、おにぎりと一緒に保冷バッグに入れれば保冷剤の代わりになってくれます。
ペットボトルに半分くらいお茶を入れて凍らせ、持っていくときに冷蔵庫のお茶をつぎ足しておけばお茶もすぐ飲めておにぎりも冷やせます^^
おわりに
おにぎりっておいしくて大好きですが、衛生管理を間違ってしまうととても危険な食べ物になってしまいます。
今日のおにぎり大丈夫だったかなあ・・・と家族に持たせたあと不安になるような具材は使わず、夏場だけは安全第一でシンプルな具材を使用しましょう。
おにぎりだけでは質素な感じがしますが、スープジャーなどで変化を付けたり一緒に持って行くおかずでボリュームを持たせてバランスを取ればOK。
おにぎりで食中毒を起こしたりしないよう、細心の注意を払って夏を乗り切りましょう^^