NASAも注目しているウワサの雑穀といえばキヌア。
テレビや雑誌などでも取り上げられる事が多いので、だんだん認知度が高まってきたなと感じます。
最近ではスーパーでも見かけるようになりましたので、どんどん活用して健康維持に役立てたいですよね。
このページではキヌアは美容や健康にどのような効果が期待できるのか?や、さらに効果をアップする食べ合わせやおいしいメニューなどをご紹介します。
キヌアの栄養や効果は?
■キヌアに含まれている栄養は?
キヌアにはどんな栄養が含まれているのでしょうか?
例えばいつも食べている白米と比べてみると、タンパク質は約2倍.カルシウムは約5倍・マグネシウムは約6倍・鉄は約8倍・食物繊維は約5倍など体に重要な働きをする成分が多く含まれています。
優れた栄養の中でも特に注目したいのが必須アミノ酸。
体の中では作ることができない必須アミノ酸は食べ物から摂る必要があるのですが、キヌアは9種類ある必須アミノ酸を全部含んでいるという嬉しい食材なのです。
キヌアに期待される効果とは?
キヌアを毎日食べ続けていくことで期待できる効果にはどんなものがあるのでしょうか?
■お肌と髪のつやアップ
キヌアにはお肌や髪の毛の美しさには欠かせないタンパク質やビタミンE・B・D等が含まれていてまさに美の宝庫^^
コラーゲンの生成に必要なアミノ酸も含まれているため、さらに美肌効果が期待できるとされています。
■女性特有の症状に
キヌアに含まれているフィトエストロゲンという成分は、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをします。
エストロゲンは30代半ばから減り始め45歳頃にはその量がガクンと落ちるのですが、その時期からは体にいろいろな不調が現れるようになります。
例えば毎月のブルーデーがさらに辛くなったり、更年期障害や骨粗しょう症などの症状が出たりといつもどこか調子が悪い・・・と感じることが多くなりますがそんなときに助けてくれるのがフィトエストロゲン。
キヌアのフィトエストロゲンがエストロゲンの代わりになって、そんな辛い症状を緩和する効果が期待できます。
またキヌアにはカルシウムやマグネシウムも含まれていますので、骨粗しょう症予防のためにも毎日の生活にとりいれましょう。
歳を重ねるごとにちょっとしたことで骨折しやすくなりますから、早いうちに始めて予防するのがおすすめです。
■便秘解消
キヌアには食物繊維が多く含まれていますので便秘解消にも有効です。
腸を通過する際に悪い成分を取り込みながら進みますのでデトックスもなります。
■アンチエイジング
キヌアには抗酸化作用のあるビタミンEやオレイン酸・αリノレン酸が含まれているので、肌の老化の原因になる活性酸素を防ぎ若々しさを保ってくれます。
■ダイエットに
キヌアは急激に血糖値が上昇しにくい食べ物なので糖質が体脂肪に変わりにくいという特徴があります。
炊いたキヌアはプチプチと適度な噛みごたえがあるので、咀嚼回数も多くなり食べ過ぎを防ぐのにも効果的です。
■貧血予防に
貧血は鉄分や葉酸の不足によって起こりやすくなりますが、キヌアにはどちらも含まれています。
キヌアはどんな味?
栄養をいっぱい含んだキヌアは知れば知るほど食べたくなってきますよね。
でもいくら栄養があったとしてもおいしくなかったら続きません。
キヌアはいったいどんな味なのでしょうか?
ご飯と一緒に炊くとほとんど味はなく普通に食べられますので癖は少ないです。
ただ人によっては土っぽい・青臭い・木の実のような味と感じることがあるようですね。
気になるならちょっと濃いめの味にして食べるとか、何かに混ぜて使うなど工夫次第で気にせず食べられる程度の味になりますのでアレンジして色々試してみると良いと思います。
キヌアの食べ方は?
魅力的な栄養素が含まれているキヌア。
今度はどうやって食べるか?というお話です。
前回の記事ではキヌアの炊き方をご紹介しましたのでこちらも参考にしてくださいね。
キヌアの炊き方 簡単おいしくするコツは?
実際にキヌアを使った料理を作るとなると、本などをお手本に1~2回工夫してみてもすぐにネタ切れで次はどうやって使えば良いのかと悩んでしまうものです。
私も最初の頃はキヌアサラダをはじめ色々なものに作ってみたものの、ご飯が主食なのでキヌアをおかずにするのはちょっと違和感があったんですよね。
色々作ってみた結果、キヌアはパンやご飯に混ぜ込むのが基本であとは気が向いたときに料理に使うというふうにしています。
主食に使うなら、白米に混ぜて炊くのはもちろんチャーハンやパエリア・おかゆなどに混ぜると良いです。
その他、ホームベーカリーでパンを焼くときに混ぜ込んだり、お好み焼きやチヂミにもぴったりです。
おかずに使うときはその栄養を効果的にとれるようにちょっぴり工夫をしています。
私がキヌアを食べるときに注目しているのは鉄分。
貧血気味なのでより効率的に栄養を摂取するため、鉄分の吸収力を高める組み合わせであるビタミンCをプラスした食べ方を心がけています。
ビタミンCを豊富に含む野菜でおすすめなのは、手に入りやすいピーマンやじゃがいも・ブロッコリー・キャベツなど。
■ピーマンとキヌアを使った料理ならピーマンの肉詰めがおすすめです。
挽肉にキヌアを混ぜてしまえば違和感なく使えます。
■ジャガイモとキヌアを使った料理ならいつも作るコロッケやポテトサラダに混ぜてみましょう。
■ブロッコリーとキヌアを使った料理ならならツナ缶・マヨネーズを混ぜて簡単サラダに。
ブロッコリーをペースト状にしてポタージュを作りキヌアを入れたものもおいしいです。
■最後はキャベツ。
こちらはおかずではなく主食になっちゃいますが、休日のお昼ご飯によく作るのがキャベツやネギをたっぷり入れたキヌア入りのお好み焼き。
ビタミンCをたっぷり含んだキャベツをこれでもか!ってくらい使いヘルシーなお好み焼きはとても食べ応えがあります。
使う材料が「キヌア」だと思うと何を作ろうか・・・となってしまいますが、いつも食べているおかずにちょい足しするような気持ちで使うと気楽です。
何にでもちょこちょこ入れてみて、合う料理を探してみましょう^^
おわりに
キヌアだけに限らず雑穀に興味を持つといろいろなものを試してみたくなりますよね。
アマランサスとか黒米とかハトムギ・・・
色々試すのはとても良いことなのですがその際は保存に注意してください。
気温が高いところに雑穀を置いておくと虫が沸いたりしますので、夏などは特に冷蔵庫で保存しましょう!
家庭で多種類の雑穀を買うと、毎日何を使おうかという楽しみがある反面使い切るまで時間がかかるので酸化もしますし虫にやられる危険があります。
なので品質を保つためにもしっかり密封して冷蔵保存してくださいね。