家庭のストック野菜の一つでもあるじゃがいも。
じゃがいもといえば蒸かしてホクホク・揚げてカリカリなど何かしら調理して使うのが普通ですが、もしかしたら生で食べられるのかな?なんて思うことありませんか?
じゃがいもなら保存もききますし、サラダなどで生食出来たら献立のレパートリーも増えますよね。
このページではじゃがいもは生でも体に害をもたらすことなく食べられるのか?
もし食べられるなら美味しい食べ方はどんなものがあるのか?などについてご紹介します。
じゃがいもは生食できる?
じゃがいもは加熱して食べるのが当たり前と思っていると、生食出来るかも?なんて思いもしないことですよね。
まずはじゃがいもは生で食べられるのか?についてですが・・・生食OKです!
加熱したじゃがいもの醍醐味はホクホクやマッシュしたしっとり感だったりしますが、生のじゃがいもはぱりぱり・シャキシャキ食感を楽しむのがおすすめです。
生のじゃがいもを食べてみると加熱調理したじゃがいもと全くの別物なので、これがじゃがいもなの?!って驚くかもしれません^^
ジャガイモにこだわるなら、生食にも向くとされる北海道の「はるか」という新しい品種のお芋がおすすめです。
じゃがいもは生で食べても毒はないの?
じゃがいもが生で食べられるのはわかったけれど、体には害がないのかという点がちょっと心配ですよね。
その答えは・・・人によります。
これは個人差があるので、大丈夫ですともダメだとも答えにくいんですね。
ある人はじゃがいもを生食しても何ともないですし、別の人が食べたらアレルギー症状や腹痛・吐き気・頭痛などを起こすこともあるからです。
じゃがいもの中毒症状といえば、芽が出たものや皮が緑色のものを食べたことで起こるソラニンによるもの。
これは加熱調理でも生食でも同じで、必ず芽はくりぬく・皮が緑色のものは皮を厚く剥くなどの対処法は必須です。
食べ物でアレルギーを持っている方や少しでも心配のある方は、やはり安全のためにもムリして食べない方がいいと思います。
特にアレルギー体質でもなく過去にそういった症状も出たことがない健康そのもの!な人なら、じゃがいもの生食を試してみてもいいかもしれません。
体質などは自分にしかわかりませんので、各自判断して食べるかどうかを決めてくださいね。
ちなみに・・・ワタシは大丈夫です^^
じゃがいもの生食で美味しい食べ方は?
じゃがいもを生でおいしく食べるにはどうしたらいいのでしょうか?
ここではじゃがいもを生で食べる場合のカット方法や、実際の食べ方についてご紹介します
■薄切り・細切り
まず切り方ですが、生のじゃがいもの厚切りは全然美味しくないです。
野菜スティックのように細長くカットしてボリボリ食べても「エサ」っぽくなってしまいますので、必ず薄切り・細切りにしてください。
スライサーを使ってごく薄くスライスしてから、包丁でできるだけ細く千切りしましょう。
包丁でどんなに頑張ってスライスしてもやっぱり太くなってしまいますし、食感もまったく違うので生ならスライサー必須です。
カットしたものは必ず冷水に浸けて、シャッキッとさせるのを忘れないでくださいね^^
■半生でも!
完全に生にこだわることもないので、半生という方法もあります。
先ほどと同じように、スライサーと包丁を使って薄く・細くカットします。
次に鍋にお湯を沸かし、カットしたじゃがいもを入れてくぐらせたらすぐに網で引き上げ冷水に取ります。
ざるにあげて水気を切ればOK。
外側は加熱されますが芯の部分はまだシャキシャキ感が残っているので、生に近い食感を味わうことができます。
じゃがいもが薄い分あっという間に火が通ってしまいますので、お湯にくぐらせるのはほんの一瞬でいいんです。
火の通りすぎが心配なら、ざるにじゃがいもを入れておき上からお湯をジャーッと回しかけてもOK。
生だけど生じゃない不思議な食感です。
■洋風サラダ
ではカット方法や半調理についてわかったところで、さっそく食べ方について見ていきたいと思います。
生のじゃがいもで作るものといえばやっぱりサラダです。
千切りしたじゃがいも・きゅうり・トマト・生ハムなどを混ぜ合わせて、お好きなドレッシングを加えてざっと混ぜ合わせたら完成です。
10分ほどおいて少し味をなじませておくと美味しくなります。
■中華風サラダ
千切りしたじゃがいも・ほぐしたカニかま適量に中華ドレッシングを回しかけ、仕上げに白炒りごまをたっぷりふりかけます。
少ない材料でさっと1品できるのでおすすめです。
おわりに
じゃがいもの細切りを炒めてカレー粉や醤油で味付けするウチの母の定番料理があるんですが、それが3割程度生の部分を残す微妙な炒め加減なんです。
その料理になれているせいか、初めてじゃがいもを生で食べたときはあまり違和感がなく食べることが出来ました。
でもじゃがいもは体を冷やす作用がありますので、食べ過ぎは厳禁。
箸休め的なちょっとした1品として小量を楽しむくらいがいいと思います^^