暑い季節になると食欲も落ちて冷たいものばっかり食べてしまう・・・
このままでは夏バテ一直線ですから、もう少し栄養があるものも食べておきたいですよね。
脂っこいお肉はなかなか喉を通らない・・・そんな時は豚の冷しゃぶがおすすめです。
サラダ仕立てにすれば、お野菜もたくさん食べつつもお肉のパワーも頂けますしね^^
でも豚の冷しゃぶって茹でると固くなってしまうというお悩みが多いんです。
このページでは豚の冷しゃぶはどこの部位を使ったらお肉が柔らかくなるのか?茹で方などのコツについてご紹介します。
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豚の冷しゃぶを柔らかくする茹で方は?
豚の冷しゃぶって好きなんだけど、お肉が固いな~と感じているかたも多いはず。
炒めて使うときは気にならないのですが、豚肉って茹でるとパサッとしているしうまみが抜けて出し殻のようになっていることもありますよね。
豚の冷しゃぶを柔らかく茹でるには、どうしたらいいのでしょうか?
その解決策は4つ。
・沸騰したお湯で茹でない
・砂糖と酒を加える
・肉を広げる
・氷で冷やさない
以上3点を守れば柔らかくておいしいお肉に茹であがります。
では詳しく見ていきましょう!
■豚肉の茹で方
豚肉を茹でるときはお湯を沸かして沸騰したところに、お肉をドボン!と入れていませんか?
この方法ですと、急激な温度変化で肉のタンパク質がぎゅーっと縮んでしまい固くなる元なんです。
鍋に水1リットルを入れて沸かしたら火をいったん止めて、酒大さじ1と砂糖小さじ2を加えてとかします。
酒で肉の臭みを和らげ、砂糖で保水性を高めます。
そのまま1分ほど待ってお湯が落ち着くのを待ちます。
このとき温度計があれば70度くらいを目安に温度調節してみてください。
水を少しずつ入れて調節してもOK。
温度が下がったら豚肉を広げて一枚ずつ入れ、ゆっくり加熱しましょう
パックから出したままだと豚肉が重なり合っているところがありますので、メンドクサイですが広げてお湯に入れてください。
そのほうが火の通りも均一になりますし柔らかく仕上がります。
豚肉を入れるとお湯の温度が下がってきますので、再度弱火にかけて70度をキープするようにしてみてください。
ボコボコ沸騰するとアウトなので、ごく弱い火でゆっくり火入れしましょう。
豚肉がゆであがったら冷まします。
一般的なやり方では、ゆであがった豚肉は氷水にとってキンキンに冷やしますよね。
でもこれだと豚肉の脂身が急激に冷やされることでぎゅーっと固くなってしまうんです。
なので冷やすのは氷水ではなく普通のお水でOK。
茹でた以上に火が入らないよう、加熱止めの意味で肉を水で冷やすようなイメージです。
豚肉がヒエヒエじゃないとイヤだ!というわけでもないなら、茹でた豚肉をざるに揚げてうちわなどで冷まし自然に熱を取るだけでもイイです。
このほうが肉が水っぽくならないのでうまみもキープできます。
ちょっとだけ冷たくしたいなら、食べる直前に10~15分程度冷蔵庫に入れればほどよく冷えます。
■片栗粉を使った茹で方
先ほどとやり方は同じですが、豚肉の表面にごく薄く片栗粉をまぶしてから茹でる方法もあります。
片栗粉は茹でると透明になるため見た目も涼しげですし、片栗粉効果で食べたときにつるんとのどごしが良くなります。
それに冷蔵庫で冷やしておいても肉が固くなりにくいのもメリットの一つです。
豚の冷しゃぶに適した部位は?
豚冷しゃぶの茹で方がわかったところで今度は肉の部位についてです。
どの部位を使うと、より柔らかくおいしくなるのでしょうか?
結論から先に言ってしまうと、好きな部位でOKです。
おいしいと感じるのが一番「適した部位」ですから♪
豚の冷しゃぶ用として売られている肉はロースの薄切りなので、初めて買うならまずはこちらから試してみましょう。
豚の冷しゃぶをキンキンに冷やして食べる場合は、豚肉の脂身が多いとその部分が固くなり食べにくいので脂身の少ないロースがぴったりです。
バラ肉は好みによりますが、冷やして食べる場合は脂身が気になるかもしれません。
そんな時は片栗粉をまぶして茹でると脂っこさも脂身の硬さも気にならなくなります。
みんなの好みに合わせて、2種類くらいお肉を茹でておくと飽きずに食べられます。
おわりに
家の実家で豚の冷しゃぶを作っていたときは、とにかく豚肉がカチカチでした。
その理由は、母が豚肉をこれでもか!ってほど茹でるからです(笑)
豚肉には虫がいるの。だからグツグツ煮ないとだめよ~といって沸騰したお湯で5~10分は茹でていました。
なのでウチの豚の冷しゃぶは豚肉のうまみは完全に抜けているので、茹でたお湯を使ってスープを作った方がいいんじゃないか?ってくらい味がなかったです。
でもそれが普通だったし、パサパサするのは虫をやっつけるためなんだと子供の頃は信じていました。
今は逆に茹ですぎた豚肉が懐かしいし、パサパサを食べると「あ!これこれ~」と思ってしまいます♪