お値段もお手頃で色々な料理に使いやすい豚肉。
牛肉のようにクセがないので食べやすく、鶏肉よりも脂が多い分ボリューム感もありますのでガッツリ系にも対応できるお肉ですね。
何気なく食べている豚肉ですが一体どんな栄養があるのでしょうか?
効能や食べ方についても詳しく見ていきたいと思います。
豚肉の栄養や効能は?
豚肉に含まれている主な栄養をざざっとご紹介すると・・・
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・パントテン酸
・ナイアシン
・葉酸
優秀な成分が色々ありますね^^
では効能についても詳しく見ていきましょう。
■疲労回復
豚肉の栄養で代表的なものは、別名「疲労回復ビタミン」とも呼ばれているビタミンB1です。
筋肉にたまった疲労物質を取り除く働きがありますので、体がだるい・・バテた・・・というときは積極的に食べましょう。
ビタミンB1が不足すると酵素をエネルギーに変える働きが鈍るので、疲れたな~と感じてしまうんですね。
玉ねぎと組み合わせて調理すると吸収率がアップしますので、生姜も加えて豚の生姜焼きにすればご飯も進み疲れも吹っ飛びます。
■冷え性改善
豚肉に含まれているナイアシンには血流を良くする働きがありますので、血のめぐりをスムーズにして体の冷えを改善するとされています。
■神経痛緩和
傷ついた末梢神経を修復するのに有効とされるのがビタミンB12。
神経に働きかけるナイアシンの働きとの相乗効果で、痛みを和らげるとされています。
■美肌
タンパク質が豊富に含まれる豚肉は爪や髪・お肌を健康に保ち、ハリや潤いの元になります。
■うつ病や不眠予防
豚肉の赤身部分に含まれているトリプトファンはセロトニンを増やす作用があるため、うつ病予防や不眠改善に良いとされています。
■老化防止
肥満や病気の元になるイメージのある豚肉の脂やコレステロールですが、適量摂取することは免疫力をアップし老化防止にも役立ちます。
年をとると肉が苦手に感じてしまうものですが、小量を食べやすい調理法で取り入れ健康に役立てましょう。
■口内炎に
ビタミンB1には皮膚や粘膜を修復する作用がありますので、口内炎ができたときは豚肉摂取が有効です。
その他肌荒れの時にもおすすめです。
■自律神経の調整
ビタミンB1は自律神経のバランスを調整したり、ストレス解消にも役立ちます。
豚肉の効果的な食べ方は?
豚肉に含まれているビタミンB1やその他の栄養を無駄なく摂取するためには、どのように食べればいいのでしょうか?
■汁ごと
ビタミンB1は水溶性なので、例えば肉じゃがなどの煮物やスープに使った場合は栄養が流れてしまいますので汁ごと食べるようにしましょう。
■クエン酸と一緒に
豚肉のビタミンB1は疲労回復などの効果が期待できるものですが、食べ過ぎてしまうと疲労物質がたまってしまいかえって疲れが取れないという不思議現象が起きてしまいます。
それを防いでくれるのがクエン酸です。
豚肉と一緒に食べることで、疲労物質がクエン酸に変わるという優れもの。
クエン酸を含む食べ物にはレモンやみかんなどの柑橘系の食べ物をはじめ、お酢や梅干し・トマト・パイナップルなどに含まれています。
とんかつならレモンを搾ってさっぱりと食べたり、豚肉をポン酢で味付けしたり・野菜と一緒にトマト煮にする・付け合わせに柑橘系の果物を添えるなど美味しく食べつつクエン酸をうまく使いましょう。
■アリシンと一緒に
にんにくやネギ・玉ねぎやニラなどに含まれているアリシンと豚肉を組み合わせると、ビタミンB1の吸収率がアップします。
どれも豚肉との相性が良いのでお好きなもので料理に使用しましょう。
■こんにゃくと一緒に
豚肉と一緒にこんにゃくやひじき・しめじなどを調理すると、コレステロールを低下させたり高血圧予防に良いとされています。
■お酒と一緒に
アルコールを飲むとその分解にビタミンB1が多く使われますので、おつまみにはビタミンB1補給もかねて豚肉料理を食べましょう。
■かぼちゃと一緒に
かぼちゃに含まれているビタミンEと豚肉のタンパク質を一緒に摂取すると、老化を抑制する効果があるとされています。
薄切りにしたかぼちゃに薄切り肉を巻いてフライパンで焼けば、簡単で栄養のあるおかずになります。
ポン酢でジューッと味付けすれば、さっぱりしていて食べやすいです。
おわりに
豚肉はちょっと脂が気になる・・・ダイエットしている女性ならカロリーが高いからやめとこーってなるかもしれません。
そんな方におすすめなのがヒレやももの赤身。
豚肉は部位によっても脂の量や栄養も付き方が違いますので、脂肪分が少なくヘルシーでビタミンB1量が多いヒレやももの赤身を食べましょう。
柔らかいのでトンテキやとんかつにしても美味しいです^^
豚肉といえばやはり人気メニューはとんかつ!
美味しいとんかつを作る方法についての記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。
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