甘くて柔らかい桃はとってもデリケート。
皮をむいてしばらくすると変色してしまうので、特にケーキ作りに桃を使う場合は困ってしまいますよね。
このページでは桃が変色する原因をはじめ、変色を防止する方法やプロの裏技をご紹介します^^
ケーキ屋さんはどうやってるの?と気になる方は、この記事を参考にしてみてください♪
桃が変色する理由は?
外側からちょっと押したりするだけでも、変色の原因になるほど傷みやすい桃。
皮を剥くと5分もかからずにどんどん茶色くなってしまいます。
どうして変色してしまうのか?
その理由は「酸化」です。
桃に含まれているポリフェノールという成分が空気に触れることにより、酸化酵素の働きで茶色く変色してしまうのです。
桃が変色を防止する方法!プロのやり方はコレ
ではさっそく、変色を防止する方法を4つご紹介します♪
一般的に効果があるとされている方法の他、ケーキ屋目線での変色防止方法もこっそり教えちゃいます^^
ニュー果鮮(ニューカセン)
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桃の色止めに効果的なのが「ニューカセン」という商品。
これを使っているケーキ屋さんもチラホラありますが、知らない人のほうが多いかもです。
果物の酵素の働きを抑えて変色を防ぐとても便利!
桃のように短時間で色が変わってしまうようなフルーツには、とてもありがたい効果が期待できます^^
気になる主な成分は、ビタミンCのサプリメントに使用されたりするL-アスコルビン酸・米由来のフェルラ酸。
商品に表示するとしたら「酸化防止剤」となるので、これは食品の表示でもよく見かけると思います。
色止めするというとスゴイ毒っぽく感じるかもですが、食品添加物なのでそこまで変なものではないのでご安心を(笑)
使い方はとっても簡単。
粉末を水に溶かして4~10%の水溶液を作り、そこに1分くらいドボンと浸けておくだけ。
桃だけでなく、リンゴやバナナなど変色が気になる果物に使用することができます。
ニューカセンの良いところは、桃の優しい味わいが変わらないこと・フレッシュさを保ちやすいことです。
色は変わらないけど、味が微妙に変わってしまうなんていうのは一番避けたいですよね。
特にケーキに使うなら味のバランスも大事なので、ニューカセンはそこもクリアしていると思います。

簡単でしかも効果的に変色を防ぐ一番の方法は、ワタシ的にはコレがイチオシです。
ニューカセンのレビューは使っている人が少ないだけに、口コミもあまりないのですが1件だけご紹介しておきますね^^
私が使ってみた感想としても、同じような感じでした。
桃の季節が終わっても他の果物にも使えますので、とても便利かなと思います^^
レモン汁
皮を剥いた桃にすぐレモン汁を回しかけ、全体に絡めましょう。
レモンを絞るのは大変なので、市販されている瓶詰めのレモン汁を用意しておくと便利。
レモン汁で若干桃が酸っぱくなりますが、それほど気になるというわけでもないです。
よくある色止めのネット情報で、レモン汁大さじ1+水100CCを混ぜ合わせたものを桃にかける方法もありますがあまり効き目はありません。
色止めが目的ならレモン汁そのままのほうがいいです。
またレモン汁ではなくクエン酸水に漬けるという方法もありますが、これはおすすめしません。
クエン酸は酸味が強いので、桃の風味を損ないます!
塩水につける
塩水でリンゴの色止めする方法はよく知られていますが、それと同じ方法で桃もできます。
水2カップに塩小さじ半分より少なめを入れて、よく混ぜたところにカットした桃を漬けておきます。
桃が多少水っぽくなること・しょっぱく感じるなどがデメリットですが、手軽にできる方法です。
ナパージュでコーティング
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ケーキ屋さんでフルーツ系のケーキを買うと、表面がぴかぴか光ったものが塗ってあります。
それはナパージュというもので、フルーツの乾燥を防いで見た目もおいしそうになるコーティングゼリーのようなものです。
桃をケーキの飾り用として使うなら、上記でご紹介したニューカセン+ナパージュが一番効果が高いです。
ナパージュを塗るときは、桃の表面の水分をしっかり取ってから塗るのがポイント。
そうしないと桃のナパージュの接着が弱く、時間とともにズルっとはがれてしまいますので注意してくださいね^^
ナパージュにも色々種類がありますが、フルーツの香りを邪魔しないタイプを選ぶのがポイント。
DGFのナパージュは、クセのない味わいなので使い勝手がいいですよ。
おわりに
桃の変色を防ぐ方法をご紹介しましたがいかがでしたか?
このページでご紹介した以外には砂糖水を使う方法もありますが、個人的にはあまり効果を感じないのでお伝えしませんでした。
一番お手軽にできるのはレモンですが、時間とともに若干変色があります。
ケーキに使うなら、個人的にはニューカセン+ナパージュが一番効果的だと思います。
変色をどれくらい長く防ぎたいのか?使用目的は何なのか?によっても、最適な方法が違います。
まずはピンときた方法で試してみてくださいね。