冬は手が黄色くなるほど何個も食べたくなってしまうみかん。
何気なく食べていることが多いですが、栄養面ではどうなのでしょうか?
このページではみかんの栄養やその効能をはじめ、栄養を無駄なく食べるための効果的なポイントについてご紹介します。
みかんの栄養は?
みかんの栄養といって一番に思いつくのはビタミンC。
みかんを2個程度食べただけで、1日に必要なビタミンC摂取量をクリアしてしまうくらい豊富に含まれています。
その他の栄養素で主なものは、ビタミンA・B群・カリウム・食物繊維・クエン酸・ペクチン・β-クリプトキサンチンなどがあります。
次の項目で詳しく見ていきましょう。
みかんの効能は?
■ビタミンC
ビタミンCは風邪予防・免疫力アップに力を発揮。
冬は乾燥しやすく風邪の危険がいっぱいですから、普段からミカンを食べて予防しましょう。
抗酸化力も強いので、美肌やアンチエイジング効果なども期待できるとされています。
お肌の新陳代謝を促し角質層も整って水分量もアップするためお肌の調子も良くなる可能性大。
シミしわなどの肌トラブルでお悩みの女性なら、毎日の食事にみかんを取り入れてお肌の調子を整えたいものですね。
■ビタミンA
ビタミンAは皮膚や粘膜を強くしたり視力や聴覚機能の維持・成長促進などの効果がある栄養成分です。
ビタミンAは体に蓄積しやすく、過剰摂取すると何らかの障害を起こす可能性があるとされていますので食べ過ぎには注意する必要があります。
ただミカンに含まれているビタミンA含有量は少ないので、普通に食べるぶんには心配しなくて大丈夫です。
1日1~2個を目安に美味しく食べるくらいでちょうどいいです。
食べ過ぎると手が黄色くなりますしね^^
■食物繊維
みかんに含まれている食物繊維は水溶性・不溶性両方の食物繊維をバランス良く含んでいるため、どんな便秘タイプでもOKなのがよいところ。
もちろん実だけでなく皮や筋などもそのまま食べましょう!
またみかんには便を軟らかくする作用もありますので、日頃から詰まり気味ならみかんをうまく活用してみてくださいね。
便秘薬を飲むのは後回しにして、自然なお通じを心がけるのが一番です^^
■ペクチン
ジャムのとろみ付けにも使われるペクチン。
ペクチンはコレステロールを下げたり・血糖値が上がるのを抑える・便秘を解消するなどの作用があります。
■クエン酸
みかんに含まれているクエン酸が疲れの元になる乳酸を分解し、疲労回復や筋肉痛を和らげる効果が期待できます。
みかんの効果的な食べ方は?
たくさんの栄養が含まれているみかん。
良い成分をしっかりと体に取り込むためには、どんな風に食べたらいいのでしょうか?
■丸ごと食す
甘くて美味しいみかんはみずみずしい身の部分だけ食べたい!という方も多いと思いますが、これはもったいない食べ方です。
みかんの白い筋や外皮・内皮にも栄養がありますので、捨てずに利用するのがポイント。
みかんの実にくっついている白い筋や薄皮などは、そのまま残さず食べましょう。
みかんを食べるときに剥いて捨てている外側の皮も実は栄養成分満載。
七味唐辛子などに入っている「陳皮」はみかんの皮を干した物なんです。
陳皮は漢方薬にも使われていて、咳止めや痰を取り除いたり胃を元気にするなどの効果が期待できるとされています。
皮をよく洗ったらざるに広げて天日干しし、1~2週間程度しっかり乾燥させるだけなので家庭でも作る事ができます。
入浴剤代わりにみかんの皮をネットに入れてお湯に沈めれば、冷え性や肩こり・筋肉疲労などを軽減してくれます。
おわりに
みかんが大好きで毎年近くの山にみかん狩りに行っています。
普通はみかん狩りに行くと、すぐに料金はらってみかんを入れるネットと交換で「あとはご自由に」って感じですよね?
そこのみかん狩りはちょっと変わっていて、みかん狩り農園に入るとまずは用意されているテーブルと椅子で一休み。
お茶とちょっとしたお茶請けを用意してくれて、さあどうぞ~って感じで始まるんです。
どっから来たの?とか今年のみかんはちょっと酸っぱいよ~とか、初めて会ったのにずっと前からの知り合いみたいに話が弾んでしまいみかん狩りに来たことをすっかり忘れてしまうほど。
親戚のうちに遊びに行ったみたいな感じですね。
お茶の他テーブルにはみかんもたくさん用意されていて、食べて食べて!ととにかくサービス満点。
この時点でお腹いっぱいになってしまいます。
そのあとみかん狩りして帰るころになると、木の枝にくっついたままのミニサイズのみかんをお土産に用意してくれたりしてホント最初から最後まで至れり尽くせりなんです。
毎年10月下旬からみかん園がオープンするので、また今年も楽しんでこようと思います。
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みかんが酸っぱいときの対処法についての記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。
酸っぱいみかんを甘くする方法や選び方は?