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玉ねぎを切ると涙が出る原因は?止める方法は?

生活

甘くて美味しい玉ねぎですが、料理のときはちょっと大変な思いをするときありますよね。

涙がボロボロ出て止まらない!目がしみる!という状態は自分ではどうにもできない痛みです。

そもそも玉ねぎを切るとどうして涙が出るのか?
原因と止める方法に付いてみていきたいと思います。

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玉ねぎを切ると涙が出る原因は?

玉ねぎを切ったときに起こる激痛はホント困りもの。
目ェつぶれる勢いですよね、アレ。

涙の原因になっているのは、玉ねぎに含まれている「硫化アリル」という成分の仕業です。

玉ねぎを切ると繊維が壊れ、中にある物質が反応し硫化アリルが空気中に放出され目や鼻の粘膜を刺激します。

そうすると体のほうからは粘膜を守るために「涙を出せ」という指令を出し、その反応として涙がボロボロ出てしまうワケなのです。

目が痛くなるからと眼鏡をかけて玉ねぎをカットしても、すぐにメガネの内側に成分が入り込んできてしまうのであまり効果は感じられません。

玉ねぎで涙が出るのを止める方法は?

涙の原因である硫化アリルを何とかするには、どうしたらいいのでしょうか?

■よく切れる包丁を使う

スパッと切れ味の良い包丁だと、細胞を壊しにくくなるため涙を軽減することができます。

玉ねぎを切る前には、ささっと包丁を研いでおくとよいです。

研ぎ器がない場合は、お皿の底のざらっとした部分でシャシャっと刃を研ぐとちょっと切れ味が良くなります。

■冷やしておく

玉ねぎは切る前によーく冷蔵庫で冷やしておけば、切ったときに出る硫化アリルが蒸発しにくくなります。

1時間くらい冷やしておくと効果的です。

ついでに使う包丁も冷やしておくと、より効果を高めることができます。

そして調理に使う時は、切る直前に冷蔵庫から出して冷たい状態で切ってくださいね。

■すばやく切る

これはウチの母がしつこく言うことなのでアテにならないかもですが、涙が出ないうちに玉ねぎを速攻で切れ!というやり方です。

モタモタしてるから涙なんか出るんだという、スパルタ的な考え方なのですが・・・
実際にやってみるとまあそーかもなーなんて思います。

スタタタ・・・・!とカットして手早く切ったときは、いつもより涙の量は確かに少なかったです。

早く終わらせれば時間短縮にもつながりますので、結局はこれが一番いい方法なのかもしれません

■口を開ける

口を開けて玉ねぎを切ってみましょう。

硫化アリルは鼻から目に流れていくため涙が出てしまうのですが、口を開けて口呼吸をすれば鼻から成分が入ることを避けることができるため涙を最小限にとどめることができます。

この方法はかなり有名なのでやっている方も多いかもしれません^^

■ガムを噛む

ガムを噛んで玉ねぎを切ると、涙が出にくくなります。

ガムを噛んで何度も咀嚼すると唾液が出ますが、涙が出る分を唾液として出せば少なくなるというワケです。

■水につけながら切る

玉ねぎを水につけながら切ると、硫化アリルの刺激を和らげることができます。

ただし玉ねぎの栄養成分は水に流れてしまうことにもつながりますので、一長一短の方法とも言えます。

玉ねぎをスライスにして後で水にさらすつもりなら、この方法でも問題ないですね。

■ゴーグル+ティッシュ

メガネですと隙間から玉ねぎの成分が入り込んでしまいますが、目の周りをぴっちりと覆ってくれるゴーグルなら効果大。

そして鼻にはティッシュを丸めて詰め、鼻からも成分が入らないようにガードします。

玉ねぎの刺激成分は目と鼻から入りますので、その入り口を阻止することで刺激を和らげます。

おわりに

玉ねぎを切っても涙が出ない人もいますよね。

それはうらやましい!のではなく、目の機能が低下しているから起こることで決して喜べません。

そもそも玉ねぎの成分で目が痛くなるのは「粘膜を守れ!」という体の反応なので、涙が出ないということはその大事な反応が鈍っていて指令が出ないって事なんです。

日常的にスマホやパソコンで目を酷使していると、その機能が弱まり目を守ることができなくなりますので注意が必要です。

なので玉ねぎで涙が出るということは、ある意味良いことともいえますね^^