昔からある伝統的な調味料の一つでもある味噌。
スーパーの販売棚にもズラリと並んでいますが、どれを選べばいいのかな?って迷いますよね。
体の健康のために味噌を選ぶなら、どれでもいいってわけにもいかないですしね。
味噌の選ぶ時は、どんなポイントをチェックすればよいのか見ていきたいと思います。
味噌の選び方 健康にいいのはどんなの?
八丁味噌や田舎味噌など種類も色々ある味噌。
最近は液味噌なるものもありますからびっくりです。
ウチで使う味噌も「これ!」と決めるまでは、色々なメーカーの味噌を試して素材や製法・味などをかなり吟味しました。
もちろん美味しいかどうかは重要なのですが、それよりも「安全か?」に焦点を当てて探したところ意外と良いものが少ないことに驚きます。
せっかくの健康食材なのに、添加物がたんまり入っていたら意味ないですしね。
味噌選びでチェックするべき5つのポイントをご紹介します。
■添加物が入っていないもの
まずざっくりと安全な味噌を見つけるには、味噌の原材料表示欄を確認し添加物の有無をチェックしてください。
味噌の原料として使われるのは大豆・米・麦・麹・塩などですので、それ以外のよくわからない品名があったら添加物の可能性大。
例えば酒精やアルコール・エタノール・保存料や調味料・アミノ酸などの表記があるものは避けたほうが無難です。
これは良さそう!と選んだ味噌でも、「酒精」という表記があったりしますから要注意。
酵母菌が発酵しガスが出て、味噌の入った袋や容器をパンパンに膨らませるのを防ぐために酒精が添加されます。
発酵のよい効果があってこその味噌なのに、それを止めてしまったのでは味噌を食べる意味が半減してしまいますから選ばないようにしてください。
■呼吸口がついているもの
天然醸造や無添加などと書かれた味噌の場合は、「この味噌は呼吸しています」などの表記とともにガス抜きのためのバルブが付いています。
「呼吸口」と書かれていることもあるかな・・・?
カップや袋入りの味噌ならわかりやすい上面にそれが付いていることが多いので、見ればすぐに分かると思います。
まずはこの目印があるかどうかで、味噌を探してみるのもアリですね。
■天然醸造か?
味噌は色も粘土も似ているので、見ただけではその品質は全く分かりません。
健康に良い味噌を食べたいなら、昔ながらの製法でできたものなのかをチェックしましょう。
安いお値段で売られている味噌は2~3週間という短期間で仕上げられたものがほとんどで風味も味もイマイチ。
それを補うためにアミノ酸やらうま味成分をたんまり入れて美味しくなるように調整されていますので、きちんと発酵して作った味噌を選びましょう。
長期熟成などの表記があるものは、じっくり時間をかけて作られたものが多いです。
味噌を手作りしてみるとわかるのですが、味噌が出来上がるまでにはそれなりの時間が必要です。
大豆をゆでてつぶし塩や麹と混ぜてお団子状にしたものを、樽などの容器に入れて寝かせてフタをし3ヶ月から半年ほど寝かせてようやく完成します。
より美味しい味噌をを食べたいなら、半年から1年以上は寝かせた方がいいくらい。
このことからもわかるように短期間で商品として作られたものは、見た目こそ味噌ですが似て非なるものともいえます。
■遺伝子組み換えでないもの
味噌に使われている大豆が、遺伝子組み換えでないものを選びましょう。
国産大豆と書かれたものなら、その心配がなくなりますのでおすすめです。
■安すぎるものは・・・
味噌の値段はピンキリ。
何でこんなに安いの!?という味噌は、やっぱりそれなりの素材と製法ってことが多いです。
値段でどれを買うかを決めず、必ず品質とのバランスを考えてほどよいものを選んでくださいね。
おわりに
ウチでは毎朝味噌汁を飲んでいますが、いつもだしを取ってちゃんと作っているわけではなく手抜きもします。
こんな時も粉末だしがあると、お味噌汁が美味しくなっちゃいます。
お椀に味噌・かつおや昆布の粉末・ネギなどを入れてスタンバイ。
小鍋で水と一緒に豆腐やわかめ・野菜をいれて煮たものを、先ほどのお椀に注ぎ味噌汁の完成~^^
味噌がすぐ溶けるように、小量のお湯を入れてスプーンで柔らかく練っておくのがポイントです。
時間のないときでもこの自家製インスタント味噌汁なら用意できるので、忙しいときでも味噌汁は欠かさず飲むことができます。
味噌汁のアレンジで酒粕を加えたりオリーブオイルやごま油・すりごま・とろろ昆布・ちぎった焼き海苔などを入れることも。
味噌汁の具やアレンジは自由なので、こうあるべきだ!みたいな固定概念は捨てて自由に味噌汁を楽しんでくださいね。