歯ごたえの良さが特徴のれんこん^^
煮る焼く揚げる、色々な調理法で使えてとても便利な食材ですよね。
でも白かったはずのれんこんが調理後に黒くなっていて驚いた!なんて経験はありませんか?
こちらのページでは黒く変色したれんこんの謎について、詳しくお伝えしていきます^^
食べられるの?なぜ黒くなるの?変色を防ぐ方法は?など、知りたいことがスッキリ解決しますのでぜひ最後まで読み進めてくださいね^^
れんこんが黒くなる理由 食べられるの?
まずは結論からお伝えしますと、れんこんが黒くなる理由はれんこんに含まれている「タンニン」という成分が酸化したり鉄と反応することによって起こります。

タンニンとはポリフェノールの一種で、赤ワインやお茶等に多く含まれていて渋みを感じる成分です。
調理前にれんこんをカットして置いておくだけでも黒っぽく変色するのは、タンニンが空気に触れて酸化するからです。
レンコンを包丁で切ったり、研いだばかりの包丁を使うと鉄と反応しれんこんが黒くなります。
調理後のレンコンが黒くなるのは、鉄が含まれている鍋や金属へらなどの調理器具を使用することで鉄とタンニンが反応し変色します^^
また連携できてなかった(´・ω・`)今週の作り置き。鉄鍋で作ったれんこんきんぴらが予想以上に黒くなった… pic.twitter.com/ncNMjTjwa3
— わかめ (@peaceflavor) March 3, 2019
また水道の水にも鉄分が含まれるため、れんこんを水洗いすることで変色することもあります。

れんこんの変色は自然なことなので気にしないで大丈夫
黒くなる理由は色々ですが、どれもレンコンの成分が何かと反応して起こっているだけなので食べても問題ナシ♪
れんこんが黒くなるのを防止する方法は?
れんこんが黒くなるのは仕方ないとはいえ、やはり美味しそうに見えないのは残念ですよね。
下処理や調理器具で、変色を防止する方法を4つご紹介していきます^^
ボールはプラスチックやガラス製を使う
れんこんを調理する際に使うボールは、プラスチックやガラス製を使いましょう。
紫色に変色するのを防ぐことができます。
鉄を含まない調理器具を使う
調理の際に鉄を含んだ鍋や包丁を使うと、れんこんのタンニンが反応して変色しますのでできるだけ避けるようにしましょう。
テフロン加工されている鍋やセラミック包丁・耐熱のゴムベラなら、反応が起こりにくいです。
れんこんを包丁でカットするのではなく、めん棒で割って「叩きれんこん」にするのも一つの方法です^^
酢水に浸ける
れんこんを酢水につけてあく抜きをすると、白くなります^^
やり方は簡単!
ボールに水1リットルとお酢大さじ1を入れたところに、カットしたれんこんを5分ほど浸けておきましょう。
れんこんの白さを活かす料理の時は、酢水に浸けるひと手間でグンと仕上がりが良くなります^^

お酢をレモン汁に変えても同じ効果があります
浸け水に加えたお酢は味に影響はないので、水洗いしないでそのまま使って大丈夫です。
長く浸けすぎると風味も栄養も逃げますので、ほどほどで引き上げてくださいね^^
水に浸ける
水に浸けておくだけでもアク抜きの効果があります。
変色しても気にならない煮物や炒め物に使うなら、水に浸けるだけでもOKです。
れんこんが腐ったときの見分け方は?
購入したれんこんが酸化などの影響で黒く変色したのものは食べられますが、腐って黒くなっているのは食べられません。
見分けがつかずうっかり食べてしまった!とならないよう注意が必要です。
どんな状態になっていたら腐っているのか?
見た目・手ざわり・ニオイの3つが判断基準となりますので、詳しく説明していきます^^
見た目
れんこんの切り口や表面にカビが生えていたり、全体が黒い・れんこんの穴や内部まで黒くなっている場合は腐っている可能性大です。

スーパーで購入する際、カビが生えているれんこんを何回か見かけたことがあります!商品の回転率が速いお店の方が安心です!
手ざわり
れんこんの表面がヌルッとしている・柔らかくなっている状態なら腐っています。
ニオイ
酸っぱいニオイや悪臭を感じるものは腐っています!
見た目・ニオイ・手触りで腐っていることに気がつかず調理したものは、食べると苦い・酸っぱいなど変な味がするはず。
おかしいぞ!?と感じたときは、残念ですが食べずに処分しましょう
れんこんが黒く変色しない保存方法は?
れんこんはあまり日持ちがしないので、買ってきたら早めに使うのが一番!
・・・ですがすぐに使わない場合もありますよね。
れんこんの変色を防いで新鮮に保つには、どうやって保存したらいいのでしょうか?
1本丸ごと・カット売り・スライス・冷凍の4パターンをご紹介します^^
一節丸ごとれんこんの保存方法
キッチンペーパーでれんこんを包んでから、ポリ袋やジップロックに入れて冷蔵庫で保存します。
日持ちは1週間以内が目安です。
カットしたレンコン
カットして半分で売られていたものや使いかけのレンコンは、切り口が乾燥しやすいです。
ラップでぴっちりと全体を包み、ジップロックに入れて冷蔵保存してください。
日持ちは1週間以内が目安です。
薄くスライスしたれんこん
スライスしたけどやっぱり使わなかった・・・
そんな時はレンコンを酢水に浸けてアク抜きしたあと、水に浸けておくと変色させずに保存できます。
深めのタッパーに、アク抜き済みのれんこんとかぶるくらいの水を注ぎ冷蔵保存。
日持ちは3日~1週間以内が目安です。

れんこんに注いだ水は毎日新しいものに取り替えてくださいね。
れんこんの栄養成分は多少抜けてしまうというデメリットはあるものの、変色を防ぎつつ日持ちさせることができます。
れんこんの冷凍保存方法
れんこんを買ったけどしばらく使わないかも・・・という場合は、冷凍保存しましょう!
料理に使いやすい大きさにカットしたら酢水に浸けてアク抜きし、ジップロックに入れて冷凍庫へ。
変色することなく約1か月は日持ちしますので、好きなタイミングで使えてとても便利です。

れんこんはとても傷みやすいので、冷凍しちゃったほうがラクかもしれません^^
おわりに
料理を始めたばかりのころ、れんこんの皮を剥いても剝いても黒くなってびっくりした覚えがあります。
どんどんピーラーで黒く変色した部分を削っていき、ついにれんこんの穴までたどり着いてしまったことはナイショです(笑)
れんこんが黒いのがイヤだ!という場合は、煮物や炒め物ではなく天ぷらやフライがおすすめ^^
れんこんにひき肉やエビのすり身を挟んで揚げる「はさみ揚げ」は、ご飯にもおつまみにもなります♪