こたつに入っていると体が温まってきて、そのうちウトウト・・・
気持ちいいからこのまま寝ちゃおう~と思っていると「こたつで寝ると風邪ひくからダメ!布団で寝ろ」なんて言われたりしますよね。
こたつでぬくぬくと体は温まっているのに風邪を引くってナゼ?と、イマイチ意味がワカラナイ・・・
昔から言われている「こたつで寝ると風邪引く」説はホントなのか?
その理由や風邪を引かないための対策についてご紹介します
こたつで寝ると風邪をひく原因は?
■体温調節できない
人間の体は体温を一定に保とうとする働きがあります。
こたつに入っていると腰から下はぬくぬくと暖かいですが上半身は外に出ていて寒いので、体の上と下で大きく体温が変わってしまいます。
そのため脳はどちらの温度に合わせたらいいのかわからなくなり、自律神経を乱し免疫力も下がることから風邪を引きやすくなります。
また人間の体は眠るときは副交感神経が優位になり体温を下げて眠りモードにすいっちがきりかわるようにできているのですが、こたつに入っていると体温が下がらないために脳が混乱しさらに自律神経を乱してしまいます。
■脱水を起こしやすい
こたつに入って寝ているとその暖かさで体温がどんどん上がってしまいますので、体は汗を出して熱を下げようとします。
でも寝ている間は汗を書いていることも気がつかないので、どんどん水分を奪われて脱水症状を起こし体は疲労します。
その結果体の抵抗力も落ち、口や喉も乾燥しウイルスや風邪菌がはびこりやすくなります。
脱水症状で体が干からびるだけでなく、血液がドロドロになり脳梗塞の原因にもなりかねないので十分注意しましょう。
寝ても風邪をひかない対策方法は?
こたつでテレビを見たりミカンを食べながら家族と話をしたりなど、こたつは家庭の団らんにぴったりのアイテムですよね。
でもヌクヌクと暖かいだけに、いつの間にか眠くなってしまいます。
寝ちゃダメ!といくら言われても起きれずズルズルそのままってこともありますし、せっかく寝たのに途中で起こしたらかわいそう・・・なんて思うと風邪の原因になるとわかっていてもこたつから追い出すことが出来ないこともよくあります。
特に気持ちよさそうにスースー寝ているときは、このまま眠らせてあげたいと思ってしまいます。
こたつで寝ても風邪をひかないようにするにはどうしたらいいのか?
3つの良い方法があります!
■スイッチオフ
家族が寝ているときはかわいそう・・・と思うかもしれませんが、こたつのスイッチを切ってください。
電源を切ってしまえば脱水症状や乾燥・汗かきなどがなくなり、体本来の機能がきちんと働きますので風邪の元になることを避けることができます。
暖かくて気持ちいいこたつではいつまででも寝てしまいますが、スイッチの入っていない冷たいこたつなら寒くなれば目を覚まします。
そして寒ければこたつから出て布団に移動してくれますので「布団で寝なさいよ!」とガミガミ言う必要もなくなりますね^^
スイッチを切るなんてちょっとかわいそうですが、風邪を引かせないためですので心を鬼にしてやってみてください。
電気の節約にもなりますし一石二鳥?!です。
■上半身を保温
こたつのスイッチを切ってしまうと「大丈夫かな・・・」という心配と罪悪感がありますよね(笑)
こたつから出ている上半身に布団や毛布などをかけてあげましょう。
こたつが冷えてきても肩まですっぽり保温してあげれば風邪引かないので大丈夫。
あとは目が覚めるのを待ちましょう。
■水分補給
うっかりこたつで寝てしまった!というときは、すぐに水分補給をしてください。
こたつの熱で体の水分がかなり奪われている可能性大です。
すでに喉がイガイガしているときは、マグカップに蜂蜜とレモンをきゅっを絞ったものにお湯を加えて飲むのがおすすめです。
蜂蜜が喉を潤し、レモンのビタミンCが風邪予防になります。
おわりに
こたつって雰囲気があってイイですよね~。
今住んでいる自分の家にはこたつはないのですが(狭いので捨てました)、実家に帰るとこたつがあるので嬉しくてテレビ見ながら何時間も入ってヌクヌクしていることが多いです。
普段なら話さないようなことも、こたつに入ってまったりしているとなぜか余計なことまでしゃべってしまうんですよね。
まさにこたつマジック?!
同じテーブルを長時間囲んで座っているのって、やっぱり色々な効果があるのかもしれませんね^^