栄養豊富な切り干し大根。
甘辛く煮付けた昔ながらのお総菜は、毎日の食事にちょこちょことりいれているご家庭も多いかと思います^^
切り干し大根でも煮ようかなとなったとき、まずやるのは切り干し大根を戻すところからですがこれが意外と適当になっていたりもします。
このページでは美味しい切り干し大根の戻し方や、急いでいるときの裏技などをご紹介します。
切り干し大根の戻し方 基本のやり方は?
どうすれば切り干し大根の美味しさを逃さずに戻すことができるのでしょうか?
順を追って見ていきましょう。
(1)洗う
ボールにたっぷりの水と切り干し大根を入れ、まずはもみ込むようにして洗いゴミや汚れを落とします。
(2)水に浸ける
洗った切り干し大根をボールからそっとすくい上げて汚れ水を捨て、新しい水に取り替えたら再度切り干し大根を水に浸けます。
もみ洗いしたときにボールの底に汚れが沈んでいるので、切り干し大根をすくい上げるように引き上げた方がよいです。
切り干し大根がかぶるくるらいの水を入れて、そのまま15~20分浸しておきます
この時お酒を大さじ1加えると、よりふっくらと仕上がりやすくなりますので忘れなかったら入れてみてください^^
また浸け水が少なすぎるときちんと戻りにくくなりますので、必ずたっぷりの水を使いましょう。
浸し時間は15~20分が目安ですが、適度な歯ごたえを残したいサラダや酢の物の場合はちょっと短めの10~15分程度がちょうどいいです。
(3)絞る
戻しが完了したら、切り干し大根を両手ですくい上げ軽く絞ります。
この時も浸け水の底に砂などが沈んでいますので、そっと引き上げるようにしましょう。
また、水に浸けて戻す方法ですとつけ汁に栄養分が溶け出していますので捨てずにダシとして活用してくださいね。
茶色い切り干し大根を戻すときは?
切り干し大根は新物の場合は色も白っぽくて水戻しにも時間はかかりませんが、茶色っぽくなっているものはかなり時間が経っていますので柔らかく戻りにくいことがあります。
戻し方は基本的なやり方と同じですが、最初にもみ洗いをするときに塩をいれて洗うようにしましょう。
その後は同じように水に浸けるやり方で戻します。
浸け水が茶色く濁りますので2~3回は水換えした方がひなた臭さも抜けます。
茶色くなった切り干し大根の場合は、独特の臭いがありますので戻し水は使わないほうがよいかもしれません。
その時の状態に合わせて判断してくださいね。
切り干し大根の戻し方 お湯でもできる?
今すぐ料理を始めないと夕食に間に合わない!という急ぎの時は、切り干し大根をゆっくり戻している時間がイラッとしますよね。
そんな時はお湯を使いましょう。
ボールに入れた水で切り干し大根の汚れをざっと落として引き上げ、その後ボールに50度くらいのお湯に浸ければ2~3分で戻すことができます。
浸しておく時間が短いのでお湯のほうに栄養が流れ出る分も少ないですし、うま味も残りやすいです。
水戻しよりも硬めの仕上がりになりますので、加熱料理に使いましょう。
切り干し大根の戻し方 ヨーグルトなら?
最近ワタシの周りでもやっている人が多い、切り干し大根をヨーグルトで戻す方法です。
タッパーに切り干し大根と無糖ヨーグルトを入れてよく混ぜ合わせ、全体にからめるようにします。
タッパーのフタをして冷蔵庫に入れ、このまま8時間程度置いておけばOK。
ヨーグルトの水分で切り干し大根が戻ります。
ヨーグルト戻しの切り干しを使った一番簡単な食べ方はサラダ。
キッチンばさみで切り干し大根を適度な長さにカットし、千切りハムやきゅうりなどとあえてマヨネーズ・塩コショウで味をととのえたらサラダの完成。
ウチの母がずいぶん前にこの作り方をテレビで見て以来気に入っている方法のようで、先日電話で教えてくれました。
ヨーグルトの種類も変えて色々試しているみたいですが、それぞれに味わいも違うようです。
ヨーグルトは腸のバランスもととのえてくれるので、この食べ方はいいですね^^
おわりに
切り干し大根はカルシウムや食物繊維・鉄分やビタミンなどを豊富に含む、優秀食材です。
味はそれ自体にクセがないので、煮物だけではなく和洋中色々な料理に活用すれば毎日のご飯に活用しやすいというのもメリットのひとつです。
コトコト煮て定番の切り干し煮を作るとなるとめんどくさいな~と感じてしまいますが、サラダなどに使うなら簡単ですし毎日でも飽きずに食べられます。
例えばツナ・きゅうり・マヨネーズであえたり、千切りの人参やきゅうり・ゴマと合わせて中華風にするなどですと簡単にできますね。
先日かカニかまときゅうりを加えてポン酢で和えたら、箸休めにぴったりの1品になりました。
生の大根を食べるより切り干し大根のほうが栄養価は高いので、積極的に食卓に取り入れましょう。