土鍋を使うというと冬定番の鍋ものの時やおでんなどが主流でしたが、最近は土鍋でご飯を炊く人も増えてきたので1年じゅう土鍋を愛用している人も多いですよね。
しょっちゅう使っていると出てくる悩みが焦げ付き。
弱火で調理しているつもりでもいつの間にか底部分が焦げて、こすっても汚れが取れないことが結構あるんです。
このページでは土鍋の焦げは、どんな方法で落としたらいいのか?についてご紹介します
土鍋の焦げ付きの落とし方は?
昨日鍋ものをしたらまた焦げ付いちゃって・・・
一度土鍋を焦がすとなぜかまた焦げてしまうという、いわゆる「焦げグセ」がついてしまいます。
次回気持ちよく使うためにも土鍋の焦げ付きはしっかりと落としておきたいものです。どうしたらキレイにとれるのでしょうか?
焦げの程度によってぴったりくる方法を選んでやってみましょう!
■一晩浸しておく
土鍋が焦げてしまったらまずはぬるま湯を入れてそのまま一晩浸しておきましょう。
焦ってスプーンなどでガリガリ削ってしまうと土鍋も傷みますので、ゆっくり時間をかけて焦げを浮き上がらせます。
次の日に水を捨ててふきんでごしごしこすってみましょう。
軽めの焦げならこの方法で何とかとれると思いますが、ダメなら次の方法に移りましょう!
■お湯で浮き上がらせる
鍋に水を入れて火にかけて煮立たせたら火を止め、そのまましばらく放置して熱の力で焦げを浮かせましょう。
その後は先ほどと同じようにふきんでごしごしこすります。
■お酢
土鍋に水半分とお酢50CCを入れて火にかけます。
沸騰したら火を止め、そのまま2~3時間放置してからふきんでこすってみましょう。
お酢は野菜やキノコなどによる焦げ付きを落とすのに向いています。
また、お酢を入れると気になる土鍋のニオイも取れますのでおすすめです。
■重曹
あ~やっちゃったな~レベルの焦げ付きなら重曹を使って焦げ落としをしましょう。
重曹は肉や魚、ご飯の焦げなどを落とすのに向いています。
やり方はとっても簡単。
土鍋に水を入れたら、重曹を大さじ4~5杯程度加え火にかけ沸騰させてそのまま2~3時間放置します。
その後重曹水を捨ててスポンジやふきんでこすってみましょう。
もし1度で落ちなかったとしても数回やっているうちにだんだん焦げが薄くなり取れます。
重曹はお湯に入れてしまうと吹きこぼれる可能性大ですので、必ず水に入れてから沸騰させるようにしてくださいね。
■外に干す
意外と効果があるのが天日干しする方法です。
何をやっても取れない焦げがある場合は、焦げた部分を太陽に向けて乾かすとだんだん焦げが浮いて干からびてくるので、ボロボロ取れてくると思います。
3日~1週間程度を目安に干し、焦げが取れてきたなと思ったらスポンジで軽くこすってみてください。。
洗っても洗っても全然取れない焦げは、乾かしてみるとすんなり取れることがありますのでお試しくださいね。
土鍋の焦げを防止するには?
土鍋の焦げがきれいに取れたら、このあとは焦げ付かないようにしたいですよね。
でも不思議と一度焦げると同じところばっかりやられる「焦げクセ」が付いてしまいがち。
土鍋の焦げを防止するにはどうしたらよいのでしょうか?
■目止めをもう一度!
土鍋を使う前にやる「目止め」をもう一度やることで焦げグセを解消することができます。
土鍋は素焼のままなので目には見えないけれど表面には小さな穴がいっぱい空いていますから、耐水性を良くするためにお粥を炊いたり米のとぎ汁を使ってやる「目止め」を新品の土鍋を使う前にやりましたよね?
あの作業をもう一度やれば、土鍋の穴埋めをして薄い膜を張ることができますので焦げにくくなるんです。
たぶん目止め作業をやったのはずいぶん前だと思いますし、忘れているかもしれませんので簡単にやり方を書いておきますね。
ここでは米のとぎ汁を使った方法をご紹介します。
(1)土鍋にお米のとぎ汁を入れて沸騰させ弱火にして15~20分程度クツクツ煮ます。
(2)火を止めたらそのまま冷めるまで2~3時間放置し、その後水を捨てて軽く洗いしっかり自然乾燥させます。
これでまた土鍋の内側が新品の時に近い状態になりましたので、焦げ付きもかなりおさまるかと思います。
■乾燥させる
土鍋を洗ったあとしっかり乾かしてから収納しないとカビや割れやすくなるだけでなく焦げやすくなる原因にもなります。
土鍋は水分を吸い込む性質があるので乾くまでに時間がかかりますから、しっかり乾燥するのを見届けてから棚にしまうようにしてくださいね。
■火加減にも注意
土鍋が焦げないようにするためには火加減にも注意して調理することが大切。
土鍋は一度沸騰してしまえば蓄熱性がありますので弱火調理でも十分なのです。
なので、沸騰したら弱火にして底が焦げ付かないように注意しながらじっくり火を入れて煮込むなどしてくださいね。
特にとろみのある汁ものや雑炊などをする時が一番焦げやすいので必ず弱火にするのを忘れずに~♪
おわりに
中身は同じなのに土鍋を使うだけで何だか美味しく感じてしまうのが土鍋の魅力ですよね。
しっかりお手入れして土鍋をどんどん活用し美味しい料理を作りましょう^^