さっぱりとした口当たりの大根おろしは、さんまや天ぷらなどに添えて食べるのはもちろん色々な料理に使えますよね。
でも大根おろしで困ってしまうのは「辛いかもしれない」って事です。
せっかくすり下ろしたのに、辛いからいらない!なんて言われてしまうとガッカリですよね~
食べられる範囲の辛さならそれはそれで美味しいのですが、たまにびっくりするくらいめっちゃからい大根がありますし・・・。
このページでは大根おろしがからいのはなぜなのか?
もし辛かったときはどうしたらいいのか?についてご紹介します。
大根おろしがからいのはなぜ?
大根おろしはすりおろしてみないと、辛いがどうかがわからないというのが何とももどかしいもの。
子供はもちろん大人でもムリっ!ってくらい辛いものですとお手上げ状態ですね。
どうしてこんなに辛いのか?その理由を見ていきましょう。
■辛味成分によるもの
大根はすり下ろすと細胞が壊れて、辛味成分の元である「イソチオシアネート」が増えるために「からい!」と感じるようになります。
でもこの辛味成分は抗酸化作用や血液さらさら・老化防止・免疫力アップ・殺菌効果などの効果が期待できると言われているものなので、その辛みが体にとっては有効に働くとしたら辛さが逆にありがたく感じてしまいますね(笑)
■部位によるもの
大根は上部・真ん中・下部のどの部位を使うかによって辛味が違ってきます。
大根のしっぽに近いところは大根おろしに使うと辛くなります。
大根おろしの辛味を抑える方法は?
辛味成分が体に良いとはいえ、大根おろしが辛すぎては一緒に食べる料理も台無しになってしまいます。
どうしたら辛味を抑え食べやすい大根おろしにできるのでしょうか?
■金属製以外のおろし器を使用する
大根おろしを作る時に金属製のものではなく、プラスチックやセラミック・フードプロセッサー・鬼おろしなどを使ったほうが辛くないものが作れます。
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■繊維に沿って
大根の繊維が壊れることで辛味成分が出るので、大根の繊維に沿って縦方向におろすようにしましょう。
■大根の上部を使う
先ほど部位の話のところでもお話ししましたが、大根の葉っぱに近い上部を使うと辛くない大根おろしができやすいです。
■皮を厚めに剥く
辛味成分は皮の近くにあるので、皮を厚めに剥いてしまえばその心配が軽減できます。
剥いた皮は味噌汁などの具に使えばムダもありません。
■お酢
大根おろしにお酢またはレモン汁を加えると辛味が和らぎます。
ポン酢なら砂糖も入っているのでより辛味を感じにくくできます。
■時間をおいてから食べる
大根おろしの辛味成分は、おろしてから5~8分くらいが一番のピークです。
時間の経過とともにビタミンCも減少してしまうものの、イソチオシアネートは揮発性があるので辛味が和らいでいきます。
すり下ろしてから30分くらいたてば、辛味も半減して食べやすくなります。
ただし時間が経つほどに今度は大根独特のくさみが出てきますので、そのギリギリのところまでおいて辛味を抜いてください。
すり下ろしてから1時間くらいがくさみのピークになりますので、その前に食べましょう。
■電子レンジでチン
大根おろしを電子レンジで30秒程度チンしてから冷ますと辛味が飛びます。
ただし大根に含まれるよい成分も熱で多少やられてしまいますので、加熱のしすぎには注意してください。
■鍋で煮る
鍋に大根おろしを入れて軽く煮てから冷まします。
大根おろしは50度くらいで甘くなりますので、加熱の際は目安にしてください。
加熱によって酵素などのよい成分に影響はありますが、甘みを感じる大根おろしにすることができます。
■水にさらす
大根おろしと水をボールに入れてさらしそのまま5分程度おいてから、目の細かいざるや網ですくい取り水気を切ります。
(水はたっぷりと注いでください。さらすというよりすすぐ感じです)
一度味見してみてまだ辛いようなら、もう一度同じように水にさらしてみてください。
大根特有の味や香り栄養などは流れてしまいますが、辛味が飛び大根おろしの食感は楽しめます。
■マヨネーズ
大根おろしにマヨネーズと醤油をかけて食べると、まろやかになり辛味が和らぎます。
おわりに
大根おろしが大好きで1年を通してかなりの量を食べていますが、特に暑い時期は辛い大根が多いです^^
辛い大根を避けるためには、購入するときに選んで買うようにしましょう。
ポイントは大根の表面にあるひげ根。
ひげ根の穴が少なくて、縦に並んでいる方がいいんです。
このひげ根がらせん状になっているのは辛い可能性アリなので、なるべくひげ根がまっすぐなものを選んでみてください。
さっそくスーパーに行ったらチェックしてみましょう^^