木からボトボト落ちてくると臭くて嫌だなあ~と思うものの食べるとめちゃウマな銀杏。
特別うまい!ってわけではないのですが銀杏ってあと引くんですよね~。
ちょっとホクっとしてて塩がきいた銀杏は2個・・・3個と止まらなくなってしまいますが、食べすぎるのは良くないという話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
このページでは銀杏を食べすぎるとどうなるのか?何個までなら食べてもいいのか?食べ過ぎを防ぐにはどうしたらいいのか?についてご紹介します。
銀杏を食べ過ぎるとどうなる?
銀杏はいっぱい食べるのはダメとよく言われていますが、ホントにそうなのかなあ?と疑問に思っている方も多いかもしれませんね。
銀杏の食べ過ぎは鼻血が出る!というのはよく聞く話ですがホントのところどうなのでしょうか?
銀杏を食べ過ぎると以下のような中毒症状が出ます!
・下痢
・嘔吐
・腹痛
・呼吸困難
・頻脈
・めまい
・けいれん
・ショック症状
自分が想像していたよりもずっと重い症状にびっくりされたかもしれませんね。
あんな小さい粒なのにどうしてこんな中毒症状が出てしまうのか?というと、銀杏に含まれている「メチルピリドキシン」という物質がビタミンB6の働きを邪魔する事で起こるのです。
(ビタミンB6は神経伝達物質の合成に関係が深く精神の安定に役立ったり皮膚や健康維持のために働くものです)
銀杏をたくさん食べすぎると肝臓で処理が追いつかなくなりビタミンB6が足らなくなります。
そうすると、先ほどご紹介した症状のように脈が早くなって心臓がドキドキする・めまいが起こる・嘔吐・けいれんが起こるだけでなく最悪の場合は死にいたることだってあるんです!
銀杏を食べてから1時間から12時間くらいで症状が現れることが多いですが、最初はなんか変だなあ・・・程度の軽いものだったとしても時間がたつごとに症状が悪化してくるということもあるっていうのが恐ろしいところ。
すでに症状が出ているのに「これくらい大丈夫だろう」と軽く見ないよう十分注意してくださいね。
銀杏は一日何個まで?
美味しいのにちょっと危険な銀杏。
いったい1日何個までなら食べても大丈夫なのでしょうか?
大人なら10個・子供なら5個程度でとどめておきましょう。
特に子供は中毒を起こしやすいです。
体質によっては1個食べただけでも中毒症状が出てしまうこともありますので5歳以下なら銀杏は食べさせない方が良いです。
銀杏に栄養はありますが今は色々な食材がありますので危険を冒してまで子供に銀杏を食べさせることもありません。
大人になってからゆっくり味わってもらうので十分かと思います。
それまでは大人だけでこっそり銀杏を楽しみましょう~♪
銀杏を冷凍保存しておきましょう!
大人だからといって美味しいものを目の前に理性を働かせられるか?というと・・・そうでもありません!
大好きな銀杏は目の前にあると食べたくなってしまうもの。
・・・どうしたらガッつかないで必要量だけ食べられるのか?
よくよく考えてみると、銀杏を買ってきたあとは殻や薄皮を取って食べられる状態にして目の前に置いておくからつい食べてしまうんですよね。
そこで考えました!
銀杏を処理後冷凍保存してしまえば、その時食べる分を解凍すればいいだけですし必要量だけを取り出すので食べすぎが防げるのではないかと。
これなら1年じゅう銀杏が食べられるので一石二鳥ではないですか?!ってことでウチではそうしています。
殻つきでも実を取り出した状態でも冷凍保存できるのですが両方やってみた結果、実を取り出して冷凍したほうが美味しさが保てるし手間なく食べられるのでおすすめです。
殻つきのままの冷凍保存は解凍した時に身が縮む?ような感じがしたのですが、それに比べると実だけの方は美味しさもそのままでした。
殻の取り出し方は人によってやりやすい方法は色々ありますが、私がいつもやっているのは殻つきの銀杏を茶封筒に入れてレンジでチンする方法です。
殻から中身を取り出し軽く塩をしてからラップに小分けしチャック式の保存袋に入れて冷凍するだけです。
食べる時は自然解凍してそのまま食べてもいいし、トースターなどで軽く焼くと香ばしさが戻ってよりおいしくなります。
これなら急に思いついた時でもさっと使えてパッと出せますのでぜひやってみてくださいね。
おわりに
子供の頃は銀杏はいっぱい食べちゃダメ!と親に個数制限をされていました。
なんで~?と聞いても「腹壊す」という答えだったので、きっと嘘だ!自分がいっぱい食べたいから食べちゃダメって言うんだな!と思っていたんです。
あれはあながち嘘ではなかったんだなあと今さらながら思い出しました。
でもよく考えてみると子どもが銀杏を食べたがるってものすごく「渋い」食の好みですよね(笑)
ウチは父が酒飲みなのでいつも食卓にはおつまみっぽいおかずが並んでいました。
ハンバーグとかシチューが出ることはめったになくて、砂肝とかもつ煮込みとかぬたの和えものとか・・・小料理屋でオジサンたちが注文するようなメニューが多かったので、銀杏があるのも全く違和感なかったような環境でした。
だから今もそういう小鉢的な1品が好きなのかもしれません^^