春を感じる野菜の一つでもあるふきのとう。
売っているのを見るともう冬も終わりだな~なんて、ちょっと嬉しくなったりします。
でもふきのとうってちょっとめんどくさそーなイメージがあります。
どうやって食べるんだろう?下処理とかしないといけないのかな?となると手が出にくいですよね。
せっかくの季節ものなので、ふきのとうを試してみましょう。
このページでふきのとうのあく抜きの仕方はもちろん、美味しい食べ方をご紹介します。
ふきのとう あく抜きの仕方は?
ふきのとうのあく抜きは料理によって必要な場合と、やらなくてもいい時があります。
和え物やおひたしなどシンプルに味わう料理なら、ふきのとうはあくが邪魔になるので下処理をしたほうがよいです。
天ぷらにするなら、苦みも油が包み込んでしまうのであく抜きナシでもOKです。
基本的にはふきのとうのあく抜きは必要なので、ここでやり方を覚えておきましょう。
あく抜きのやり方はとっても簡単。
ここではふきのとう状態に合わせて、3つの方法をご紹介します。
茹でる前にまず、ふきのとうの外側の皮と根元、穂先の黒くなっている部分を切りのぞきます。
処理したモノからどんどん黒くなってきますので水に浸けながらやるといいです。
葉っぱの間や付け根の部分には土が溜まりやすいので、しっかり水洗いしたら次の工程に入ります。
■水に浸ける
新鮮なふきのとうや、黄色っぽく柔らかいものは水に浸けておくだけの簡単あく抜きでもOK。
苦みが好き!という方は、この方法がおすすめです。
ふきのとうを半分にカットして、30分~2時間程度水に浸けてからお料理に使ってください。
■ゆでる
濃い緑色のものや大きいふきのとう・なるべく苦みを取り除きたい場合は、塩ゆでまたは重曹を入れたお湯で茹でましょう。
・塩ゆでの方法
鍋にたっぷりのお湯(1リットルくらい)を沸かし、沸騰したら塩小さじ1とふきのとうを加えキッチンペーパーで落とし蓋をして3分ゆでます。
引き上げて冷水に取り30分~2時間程度水に浸けてからざるに上げます。
水に浸けておく間にも苦みが抜けていきますので、水から引き上げるタイミングは各自調整してください。
・重曹を使った茹で方
水1リットルに小さじ1の重曹を加えたお湯で1~2分茹でます。
そのあと引き上げて冷水に取り、先ほどと同じように30分~2時間程度水に浸けてからざるに上げます。
重曹でのんびり茹でてしまうと、ふきのとうが溶けることもありますのでさっと茹でて引き上げるのをお忘れなく!
ふきのとう 美味しい食べ方は?
ふきのとうはどうやって食べたら美味しいのでしょうか?
■天ぷら
ふきのとうを使った料理の中で、あく抜きしなくてもそのまま使えるのが天ぷら。
根元は硬いのでカットしておいたほうが食べやすいです。
ふきのとうの味わいを活かすためには、天ぷらの衣は薄めが美味しいです。
天ぷらの他、ふきのとうとコーン缶を使ってかき揚げにしてもマル。
彩りがキレイですしコーンの甘みでより食べやすくなります。
サクッと揚げてシンプルに塩でいただきましょう^^
■ふきのとう味噌
ふきのとうがたくさんあって困る!というときの大量消費には、ふきのとう味噌がおすすめです。
茹でてあく抜きをしたふきのとうを細かく刻み、ごま油で炒めます。
味噌・みりん・砂糖・酒で味付けし、焦げないように注意しながら水分が飛ぶまでゆっくりと炒めてください。
冷めたらタッパーや瓶などに入れて保存しましょう。
ご飯のおともにぴったりです
■味噌汁
いつものお味噌汁に、あく抜きし刻んだふきのとうを加えれば春限定の味噌汁に。
ふわっと香る独特の香りがなんとも言えず美味です。
■ふきのとうピザトースト
厚切りの食パンにたっぷりのチーズと輪切りウインナー・きのこ・あく抜きしたふきのとうをのせて焼けば絶品ピザトーストに。
まろやかなチーズとふきのとうのほのかな苦みがおとなの味です。
■クリチとふきのとうの和え物
茹でてあく抜きしたふきのとうに、クリームチーズと塩昆布をざっと合わせて和え物に。
クリームチーズは全体に混ぜ合わせるのは大変なので、1~2センチの角切りでOK。
塩昆布との相性もぴったりです^^
■ふきのとうの蕎麦つゆ
あく抜きして刻んだふきのとうを、ネギやわさびなど薬味の代わりにしてめんつゆに入れましょう。
麺は蕎麦でもそうめんでもお好きなものでOK。
おわりに
1週間前位から近所のスーパーでもふきのとうが出始めました!
先日はふきのとうのピザトーストを作ったのですが、とっても好評でした^^
チーズとの相性がいいのでぜひ作ってみてくださいね。