深~い味わいとうまみのあるしじみ。
二日酔いの時にしじみの味噌汁を飲むと内臓にじわぁーーーッとしみますよね。
・・・で気になるのはしじみの身。
ちっちゃいし食べるのはちょっと面倒に感じてしまう方も多いと思いますが、これは食べたほうがいいんでしょうか?
ダシも出てしまい身を食べても意味がないような気がしますが・・・さて真相は?
しじみの味噌汁 身は食べる?
あさりに比べると貝のサイズも小さいしじみ。
小さな貝からチマチマと身をほじくり出すのもめんどくさいですよね。
例えば朝など時間のない時にしじみの味噌汁が出てきたら、ちょっと大きめのやつを2~3個食べたらあとは深追いせず・・・なんてことも多いかもしれません。
朝は色々と支度がありますから忙しいですもんね。
しじみの身は食べるべきなのか、それとも栄養分は汁に全部出てしまっているから食べなくてもよいのか?気になるところです。
結論。しじみの身は食べましょう!
しじみの味噌汁 身に含まれる栄養は?
汁の方にはアミノ酸やコハク酸と呼ばれるうまみ成分が溶け出しているものの、しじみの身の方にはまだまだ栄養が残っているので実は捨てるなんてもったいないのです。
しじみの身には、体に必要とされるビタミンやミネラルなどの栄養が半分以上残っています。
骨や歯の成長に必要なカルシウム、貧血予防に欠かせない鉄、味覚障害の予防にもいいとされる亜鉛、神経機能を維持する赤いビタミンとも言われるビタミンB12など大切な栄養があの小さな身の中にぎゅっと詰まっていますので無駄にする事なく摂り入れるのが正解♪
今まで身を食べずに残していたなら「そんなに栄養が残っていたのか!」と今さらながら後悔するかもしれませんね^^
生きた肝臓薬などとも言われるしじみは肝機能を修復して元気にする働きもあるので、二日酔いでなくとも残さず食べるようにしましょう。
何だか今からしじみの味噌汁を食べるのが楽しみになってきましたね^^
しじみの味噌汁 身の食べ方は?
栄養が残っているから食べないともったいないとわかっていても、外食の際に出てきたとしたらマナー的にどうなんだろう?と食べるのをちょっと躊躇してしまいますよね。
チュッ!としじみをすする音を出したりしたら恥ずかしいですし、身をほじくり出す姿はあまり人には見られたくないものです。
どうしたらマナー違反にならないようスマートにしじみの身を食べることができるのでしょうか?
しじみを食べる時は、殻を味噌汁のお椀の蓋に載せないでお椀の中に入れたままににしましょう。
しじみの身が取り出しにくい時は左手で軽く押さえながら右で持ったお箸でつまんでもOKです。
しじみの味噌汁に限らず、食べ終わったらお椀の蓋は裏返しに置かず普通にふたをしてくださいね。
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数年前の話になりますが・・・
ちょっと高級な和食屋さんに行った時のこと、そこでしじみ汁が出たんですね。
雰囲気的にしじみの身を食べるのはどうかな~と思っていたところ、配ぜんする方が「身もおいしいのでぜひ」と声をかけてくれたんです。
その一言がなければたぶんしじみの身は全部残していたと思うのですが、こういった気遣いはさすが高級店だな!と感心しました。
しじみの身をほじくり出すのはさすがにこの店では無理だな~って思っていたところだったので、そういうのを察知し先回りして声がけしてくれるってすごいです。
ちなみにそのお店で使われていたしじみは「あさり?」みたいな大きいサイズでした!
おわりに
しじみ汁ってホント美味しいですよね。
普通に作ってもおいしいですがさらにワンランク上の味にするポイントがあるんです♪
それはしじみを入れるタイミング。
しじみの味噌汁を作る時ってしじみは水の状態から入れていますか?それとも沸騰してから入れますか?
人によってやり方は色々ですが、しじみはとても小さいので水から入れて煮るとそれだけ加熱時間が長くなってしまうため固くなりやすいんです。
なのでしじみの身を柔らかく保つためには水またはダシ汁を沸騰させてからしじみを入れて、口が開いたら早く火を止めるのがマル。
しじみの身もふんわりしていて美味しい!と感じれば、栄養面のメリットだけでなく身も食べたい!と自然としじみを残さなくなるかもしれませんね^^
また、さらにしじみの美味しさと栄養分をアップするならしじみを砂抜きした後冷凍したものを使うと良いです。
冷凍によってしじみのうまみ成分であるグルタミン酸や栄養成分であるオルニチンも増えますのでおすすめです。
スーパーで特売の日はたくさん買っておき、砂抜きして冷凍ストックしておけばいつでも使えて便利♪
使う時は冷凍状態のまま沸騰した水またはダシ汁の中にドボンと入れればOKです。