シャキシャキしておいしい生玉ねぎ。
新玉ねぎの時期はもちろん、それ以外の季節でもサラダなどに使う事も多いですよね。
でも生玉ねぎを食べて、腹痛が起こったり吐き気などの症状が出ることもあります。
このページでは、玉ねぎの生食で起こる体調不調の原因や対処法についてご紹介します^^
玉ねぎの生食で腹痛が起こる原因は?
炒める・煮る・焼く・生食と、色々な食べ方が出来る玉ねぎ。
同じ玉ねぎなのに、なぜ生玉ねぎだと腹痛などの不快症状が起こってしまうのか?
その原因として考えられるのは、「アリシン」と「アレルギー」の2つです。
硫化アリル
玉ねぎには硫化アリルという殺菌作用のある成分が含まれています。
硫化アリルは胃に強い刺激があるため胃酸が過剰に分泌し、腹痛や吐き気・胃痛・下痢などを引き起こす原因になるといわれています。
また玉ねぎに含まれているケセルチンという成分は、筋肉を緩める働きもあります。
ケセルチンの作用で胃の入り口の筋肉が緩み、大量に分泌した胃酸が逆流しやすくなり吐き気が起きることにつながりやすいです。
ケセルチンは抗酸化作用も強くアンチエイジングにもよいとされる成分ですが、胃の弱い人にとっては別方向に作用してしまうのですね^^
アレルギー
生玉ねぎを食べたら体調不良を起こした・・・という場合、玉ねぎアレルギーの可能性もあります。

実は私自身も玉ねぎアレルギーです
玉ねぎアレルギーで出る症状としては、かゆみや吐き気・呼吸困難など。
症状が出ても数時間でおさまるようなら緊急性は低いですが、翌日でもいいのでアレルギー検査をしておくといいですよ。
原因をはっきりさせておけば、やはり安心ですし^^
呼吸困難などの場合は緊急性が高いので、すぐに対処する必要があります。
生玉ねぎで腹痛が起こったときの対処法は?
生玉ねぎで腹痛や吐き気などの症状が出たときは、どうしたらいいのか?
簡単にできる対処法と、症状が治まらない場合についてご紹介していきます。
寝る+水分補給
生玉ねぎの刺激によって胃痛などが起こっている場合は、、まずは寝て体を休めつつ水分補給をしましょう。
1~2時間様子をみて、胃が落ち着いてきたな・ラクになってきたなと感じれば大丈夫です。
症状が治まらないなら病院へ
1~2時間たっても良くなるどころか症状がひどくなっている場合は、医療機関の受診が必須。
玉ねぎアレルギーなら休んでいるだけでは良くなりませんから、検査と処置をお願いしましょう。
呼吸困難の場合は緊急性が高いので、すぐに救急車を呼ぶなどしてください。
生玉ねぎで体調不良を防ぐための方法は?
体調不良も心配だけど玉ねぎアレルギーではないなら、たまには生玉ねぎが食べたいなという方もいらっしゃるかもしれません^^
少しでも安心して食べるための4つのポイントをご紹介します。
食べ過ぎない
生玉ねぎを食べてもいいのですが、食べ過ぎないように注意しましょう。
大人なら玉ねぎ四分の一くらいの量が目安となります。
子供ならその半分くらいです。
加熱する
生玉ねぎで胸焼けや腹痛を起こしやすいかたは、炒める・蒸すなど加熱して使用してください。
火を通すことで硫化アリルが分解され、胃への刺激も少なくなります。
電子レンジを使えば、加熱するのもラクチンですよ^^
玉ねぎは切ったら放置
生で玉ねぎを食べる場合は、ちょっとした工夫で刺激成分を弱めることが出来ます。
玉ねぎの繊維を断ちきるように薄くスライスし、お皿に広げて30分~1時間程度常温で置いておくと刺激成分が抜けやすくなります。
玉ねぎを空気に触れさせることによって刺激成分が揮発します^^
これでも心配なら、空気にさらしたものを電子レンジで30秒~1分加熱するとさらに安心です。
水にさらす
玉ねぎの刺激成分は水溶性なので、スライスした玉ねぎを水にさらしておくと抜けやすくなります。
同時に栄養も抜けてしまうのでちょっともったいないですが、腹痛や胸焼けを起こす成分は少なくなり安心して食べられます。
水にさらすとパリッとして食感も良くなり歯触りを楽しめますし、辛味も少なり食べやすいというメリットもあります。
おわりに
生玉ねぎについてご紹介しましたがいかがでしたか?
生玉ねぎは体に良い!血液サラサラになる!などの健康効果が話題になり、という事で、テレビでもよく紹介されていましたよね^^
どんなに良いものでも、食べ過ぎはダメ。
適量を美味しく食べる程度にして、玉ねぎばかりにこだわらず色々な食材を取り入れた食事を心がけたいですね^^