お風呂が好きでついつい長湯してしまうという方は結構多いです。
週末ならゆっくり風呂に浸かって体の疲れを取りたいですし、温泉旅館などに旅行した際なら何度も出たり入ったりしながらお湯を楽しむなんてこともありますよね。
お風呂に浸かることは良いことですが、これが度を過ぎてしまうと体に負担がかかり「のぼせ」の症状が出たりします。
お風呂でのぼせるなんてたいしたことじゃないと思われがちですが、実はとても危険な場合もありますので甘く見てはダメ。
このページでは風呂でのぼせたときの対処法や、予防するにはどうしたらいいのか?についてご紹介します。
風呂でのぼせたときの対処法
お風呂でのぼせる・・・といっても、どんな症状が出るのかを知らないと自分がのぼせているのに気がつかない場合もあります。
のぼせたときの主な症状としてあげられるのは、立ちくらみや吐き気・頭痛・激しい動悸などがです。
このような症状を感じたときは、どのように対処すればいいのかを詳しく見ていきましょう。
(1)まずは安静に
立ちくらみやめまいが起こったときは、風呂場での転倒がコワイのでその場でゆっくりしゃがんでください。
風呂の椅子でもいいですし、しゃがんだりその場でペタンと座ってもいいのでいったん落ち着きましょう。
少し休んで立ちくらみやめまいが治まってきたら、自分が横になれそうな場所まで移動して休んでください。
もし風呂場が広いようでしたら、そこで横になってもOKです。
(2)冷やす
体が濡れたままだとどんどん冷えてしまいますので、バスタオルを体にかけておきましょう。
次に水で濡らしたタオルを用意し、首や脇の下・足の付け根など太い血管が通っている場所や足を冷やします。
同時に足を少し高くしておくとよいです。
(3)水分補給する
脱水症状を起こさないよう、水分をたっぷり補給しましょう。
一気に飲まずゆっくりと口に含むように水分補給してくださいね
脱水症状を起こすと頭痛は吐き気も出てくる場合がありますので、少しずつ水分補給をすることで回避することができます。
しばらく休んで体が回復するのを待ってから動くようにしましょう。
まだ治っていないのに急いで体を起こしたりすれば、のぼせが悪化してしまいますので十分な休息を取ってください。
以上が風呂でのぼせたときの対処法です。
風呂でのぼせるというと何時間も風呂に入っていると起こるというイメージですが、実際にはぬるいお湯や短時間しかお湯に浸かっていなかったとしてものぼせる事があります。
風呂に入るかぎり誰でも起こりうることですから、体調が悪いときは特に気をつけたいものです。
風呂でのぼせないように予防する方法は?
風呂でのぼせたことが原因でめまいがし、転倒事故でもあったら大変!
のぼせないようにするにはどんなことに注意したらよいのでしょうか?
■長風呂しない
のぼせないためには長風呂をしないことが一番。
湯船につかるのは10分以内にしておきましょう。
■全身つからない
湯船に入るときは全身すっぽりお湯に浸かるのではなく、腕は出しておく方がいいです。
冬場は寒いので時々肩までお湯に浸かり、温まったらまた出すようにするとちょうどいいです。
■お湯の温度に注意
お風呂のお湯は40度を目安にし、熱くなりすぎないようにしましょう。
■水分補給しておく
お風呂に入る前には、必ず水分補給をしておきましょう。
■かけ湯する
湯船にいきなり入らず、まずは足にかけ湯をしましょう。
急に熱いお湯に入ると体への負担が大きいので、まずは心臓から遠い足にお湯をかけて慣れさせてからのほうが安全です。
■頭には濡れタオルを!
お風呂に入るときに頭の上に濡れタオルを乗せておくと、のぼせるのを防ぐことができます。
■上がるときはゆっくりと
お風呂からあがるときって、お湯からザバーーーン!と勢いよく立ち上がっていませんか?
お湯から出るときはいきなり立ち上がったりせず、まずは湯船の縁に腰掛けて息を整え血圧を落ち着かせましょう。
少しずつ体の温度をならしていけば急にめまいがすることも少なくなります。
おわりに
お風呂でののぼせってホントコワイですね。
先日ウチの父がのぼせて頭がグルグル回ってしまい大変でした。
父は大の風呂好きで1時間以上入るのは普通で、ひどいと2時間風呂場占領するんです。
熱い風呂が好きなのでじっくり浸かって、出たら水シャワーを浴びまくる!みたいな危険な入り方をするので家族みんなでやめなさいよーとさんざん言ってたんですが全く聞く耳持たなかったんです。
でもこの間は体調が悪かったのか、もうろうとしながら風呂場から緊急ブザーを鳴らしてきてびっくり。
歳も考えずに毎日とんでもない風呂の入り方をするので、いつか起きるだろうと予測はしていたもののぞっとしました。
こんなことにならないよう、普段からのぼせやすい体質の人は気をつけてくださいねっ!