何気ないちょっとしたおしゃべりの時でも、自分の滑舌の悪さが気になるときありますよね。
モタついた話し方は相手も聞きにくいだろうし、スラスラと話ができない自分にもイラっとしてしまいます。
このページでは滑舌をよくするための改善方法についてご紹介します。
滑舌が悪いのを改善する方法は?
滑舌が悪く、おしゃべりの途中で何度も「なんて言ったの?」なんて聞き返されてしまうと、人とおしゃべりするのがおっくうに感じてしまうもの。
プライベートではもちろんですが、仕事上でも滑舌が悪く相手との会話が弾まないと不都合なことも起こりやすくなりますので何とかしたいですね。
どうしたら滑舌よく軽快に話すことができるのでしょうか?
ここではその改善方法をご紹介します。
■口呼吸から鼻呼吸に治す
口呼吸をしていると口をしっかり閉じる力が弱くなり、それが原因となってうまく発音できなくなることがありますので鼻呼吸にしましょう。
口呼吸になれていると鼻に変えるのはちょっと大変ですが、口呼吸は健康上でも良くない呼吸の仕方ですので頑張って治しましょう。
口呼吸の改善方法についての記事がありますのでぜひチェックしてみてください。
口呼吸の改善法は?マスクやテープは効果アリ?
■腹式呼吸をする
上記で呼吸方法の改善をご紹介しましたが、鼻呼吸ができるようになったら腹式呼吸もマスターしましょう。
鼻から息を吸いこみおへそのちょっと下辺りを意識しながらお腹を膨らませて、そのあとゆっくり息を吐いていく方法です。
腹式呼吸は副交感神経を優位にしリラックスさせる効果がありますので、体の緊張を緩めると同時に舌も動きやすくなり話しやすくなります。
腹式呼吸をしているとお腹から声を出すことができますので、大きな声ではっきりと発音でき声自体もよく通り聞き取りやすくなります。
健康効果も高い上に声も出しやすくなる腹式呼吸はやらなきゃ損ですね^^
■舌の位置を確認
通常ですと口を閉じているときの舌の位置は、前歯の裏あたりに舌先が軽くあたり上顎にぴったりとくっついています。
舌の筋肉が弱っていると舌の位置をキープするのが難しく、下あごに落ちてしまうため滑舌が悪くなる元になっています。
まずは舌を正常な位置に置けるように意識してみましょう。
■舌を鍛える
舌の筋力が弱っていると発音しにくくなりますので、筋肉を鍛えましょう。
おすすめの方法は口を閉じたまま、舌で歯の表面をなでるようにしながら口の中で舌を回す方法です。
右回り左回りと何回もやっていると舌の付け根あたりが痛くなってきます。
舌の筋肉を鍛えるほか、ほうれい線予防にもなりますのでぜひ毎日続けてみてください。
■口を動かす
口をあまり開けずにボソボソしゃべっていると、話している言葉もはっきりしません。
この場合は滑舌が悪いというよりは口を開けていないので、話しにくく聞き取れない状態になっているだけなんです。
大きな口をあけてゆっくり動かししゃべるようにすると、うまく話せるようになります。
また、普段から口を開けずボソボソ話す人は、表情も硬く顔の筋肉が固まっていることが多いです。
頬骨の下あたりを指でつまんでマッサージしたり、あーいーうーえーおーと口を大きくあけ頬の筋肉を動かすと顔がほぐれてきます。
口が動きやすいように口周りや顔の筋肉を動かすようにしましょう
■早口言葉
早口言葉を繰り返し口に出してトレーニングしてみましょう。
早口言葉はその名の通り早口でないと効果がないと思うかもしれませんが、滑舌をよくし舌の筋肉を鍛えるためにやる場合はゆっくりと読んでも効果があります。
言葉をはっきりと発音するのがポイントです。
まずは通常よりもゆっーくり10回読む。
次に普通のスピードで10回読む。
最後に倍速スピードで10回読む。
こんな感じで繰り返してみましょう。
早く読むことができてもゆっくり読むのは難しいときもありますし、その逆ももちろんあります。
・東京特許許可局
・生麦生米生卵
・この釘は引き抜きにくい釘だ
・隣の客はよく柿食う客だ
・バスガス爆発
・赤巻き紙 青巻き紙 黄巻き紙
・打者 走者 勝者 走者一掃
・お綾や 過ちを母親にお謝りなさい
・新設 診察室 視察
・ブラジル人ミラクルビラ配り
■リラックスする
また滑舌が悪くなってしまうかも・・・そんなネガティブモードでいると緊張が高まって顔や口周りもガチガチになって、余計にしゃべりにくくなってしまいます。
深呼吸して心を落ち着かせ、副交感神経を優位に働かせましょう。
気持ちを緩めれば呼吸も吸いやすく喉も開きますので、楽に話せるようになります。
■音読する
滑舌をよくするために早口言葉を何度も練習したり舌の訓練をするのも大事ですが、それと同時に音読も必要です。
舌の訓練や筋肉を鍛えることで動かしやすくなったら、ちょっと長めの音読で日常の会話で活かせるようにしましょう。
例えば何でもよいので声に出して本を読む、ニュースを聞きながらそれを追いかけるようにアナウンサーと同じようにしゃべる練習をするとかなり滑舌も良くなります。
自分でやってみた感想としては、音読を続けることによって舌の筋力トレーニングや早口言葉の練習が活きてくると感じました。
気まぐれに早口言葉を言うだけでは全く改善にならないので、継続的に音読するのが一番効果が高かったです。
■歯並び改善
歯並びが悪かったり、歯を抜けたままにしてある場合は歯科治療によって滑舌も改善します。
特に歯抜けは息が漏れるので発音も悪くなり聞き取りにくいので、すぐに治療しましょう。
歯並びはおとなの矯正もありますので検討してみてもいいかもしれません。
おわりに
自分は滑舌が悪いと思っているとどんどん自信がなくなってきて、誰かとちょっとした話しをするだけで疲れてしまいますよね。
気にしすぎるあまり心理的な影響によって、滑舌の悪さが進んでしまうこともあります。
舌の筋肉のトレーニングや呼吸・音読や早口言葉などは継続するとしても、滑舌の悪さは必要以上に気にしないのも改善する方法のひとつとも言えます。
言葉が多少聞き取りにくくても日本語なんだし、相手も意味の予想は付くだろう!くらいの気持ちでいたほうが楽です。
あまり考えすぎないようにして気持ちはリラックスさせておきましょう。