最近のお鍋ってどれもデザインがステキなので、もう十分調理器具は足りていても欲しくなってしまいますよね。
やはり多くの人が気になるのは、ホーロー鍋だったりもします。
カラーも豊富で見た目もおしゃれなものが多いですしね。
そもそもホーロー鍋とは一体どんな鍋なのでしょうか?
ホーロー鍋とは?
まずはホーロー鍋の素材から見ていきましょう。
ホーロー鍋とはアルミや鉄などの金属にガラス質のうわ薬を塗って、高温で焼き付けたもののことです。
ホーロー鍋は「鋼板ホーロー」と「鋳物ホーロー」の2種類に分けられます。
どちらもホーロー鍋ではあるものの、材質はもちろん製造方法や保温性・重さ・お値段が全く違います。
鋼板ホーローは板状の金属から鍋の形を作るため、鍋自体の厚みは薄く熱の伝わりが早いという特徴があります
軽くて扱いやすくお値段も普通のお鍋くらいですので、気軽に購入できるのがメリットです。
それに対し鋳物ホーローは溶かした鋳鉄を型に流して鍋の形を作りますので、鍋の厚みがあり熱がゆっくり伝わり冷めにくいという特徴があります。
本体もフタもずっしりと重みがあり、お鍋としてはとても迫力があります。
お値段は鋼板ホーローに比べるとかなり割高で、大きさによりますが1万円札が1~3枚程度必要かもしれません。
そのかわり機能性も高くデザインも良いので、満足感はかなり高いです^^
ホーロー鍋の特徴は?
ホーロー鍋はニオイが付きにくい・酸やアルカリ・塩分に強いという特徴があります。
鍋表面がガラス質ですので金属のようなニオイが料理についてしまうこともありませんし、料理の臭いが鍋について取れないという心配もなし。
例えばカレーなど香りが強く色がつきやすい食べ物でも、ホーロー鍋なら洗うだけでスッキリと落とすことができます。
酸にも強いため、お酢を使った料理やジャムを作っても鍋が変質したりすることもありません。
塩分もOKなので、味噌や梅干し・ぬか漬けなどを保存するのにも向いています。
自家製の味噌を仕込んだときは、ちょっと大きめの保存容器のかわりにお鍋を使うと便利です。
ホーロー鍋のおすすめは?
ホーロー鍋は鋼板か鋳物かによってお値段が全く違いますので、買うならまずはどちらにするか決めましょう。
鋼板ホーローは軽くて取り扱いやすく、スープやちょっとした煮物など日常的に使うのに向いています。
火にかけるとすぐに熱くなりますが冷めるのも早いので、じっくりコトコトタイプの料理に使うなら鋳物ホーローがいいです。
鋳物は保温力が高く火を消したあともゆっくりと冷めていくから、煮込み料理なら味がしみてとても美味しく仕上がります。
ご飯を炊いたりじっくり加熱する料理がメインで使うなら鋳物にしましょう。
ただしかなり重みがありますからそこは注意が必要です。
鋳物はお値段は張りますが、丁寧に使えば一生ものとして長く愛用できると思います。
では両方の特徴がつかめたところで、鋳物・鋼板両タイプのお鍋を1種類ずつご紹介します。
■鋳物ホーロー鍋のおすすめは?
鋳物ホーロー鍋で人気のあるブランドといえば、ルクルーゼやストウブ・バーミキュラなどがあります。
こちらはその中のひとつストウブです。
無駄を排除したデザインは圧倒的な存在感があります。
職人によるハンドメイドのストウブは熱伝導に優れたムラのない熱周りと高い保温性があり、火を止めた後も余熱でじっくり食材の旨みを引き出し閉じ込めます。
こちらのお鍋の特徴は4つ。
・セルフベイキングシステム
・黒マットエマイユ加工
・幅広い熱源対応
・無水料理もOK
セルフベイキングシステム
ストウブのふたの裏側には小さな突起がたくさんついています。
この鍋で調理した後は、ふた裏の突起についたうまみを含んだ水蒸気が食材に循環されうま味を引き出す役割をしてくれます。
黒マットエマイユ加工
表面がザラザラの「黒マットエマイユ加工」が施されており、油が鋳鉄になじみやすく焦げ付きを防いでくれるので調理もお手入れもラクラク。
幅広い熱源対応
ガス・オーブン・IHクッキングヒーター・ハロゲンを含む幅広い熱源に対応。
蓋のつまみが真鍮またはニッケル製のため、蓋をしたままのオーブン調理もOK。
蓋のつまみは鍋のカラーによって違っていて、ブラックが真鍮製でその他のカラーがニッケル製です。
無水料理もOK
ストウブは無水料理もできちゃいます。
水を使わずに作る煮込み料理は、旨みがギュギュっと凝縮していてとても美味しいです。
洋食に限らず和食の定番である煮物や肉じゃがなどにもぴったり。
もちろん白米や炊き込みご飯もおいしく炊き上げてくれます。
■鋼板ホーロー鍋のおすすめは?
大人気の野田琺瑯ルクエシリーズの深型キャセロール。
清潔感のあるホワイトカラーと、無駄の無いシンプルなデザインが人気の秘密です。
鋼板ホーロー鍋は鉄板が薄いという特徴がありますが、こちらのお鍋は鉄板ホーロー鍋の中でも最厚の1.6ミリですのでしっかりした重みがあり保温力も高いです。
じんわりとした熱を食材に伝えるので、煮込み料理や蒸し物などにも向いています。
深型タイプのキャセロールは深さがあっても熱伝導率はキープして、弱火でもしっかり熱を伝えることができる優れものです。
IH対応というのも嬉しいですね。
おわりに
ホーローはカラーも豊富で、キッチンにおいておくだけでパッと明るくなりますよね。
お気に入りのお鍋があるとお料理がダンゼン楽しくなります!
思い切ってあこがれのお鍋を手に入れちゃいましょう^^