いつ来てもおかしくないとされる大きな地震。
心配はつきませんが、いざという時のためにもできる限りの用意をしておきたいもの。
食料や飲み物などの確保はもちろんですが、地震で揺れたときに家の中の安全を確保するためにも家具の転倒防止は必須です。
眠っているときに家具が倒れてきて下敷きになったら大変!
大地震の際は家具の転倒や落下による負傷の割合はかなりの数になるとされていますので、ガタついていたり背の高い家具などは対策しておかないとコワイです。
しっかりねじ止めして転倒防止用のグッズを使えるならいいのですが、賃貸住宅の場合そうもいかないのが悩みのタネ。
穴開け・傷なしで家具を固定するにはどうしたらいいでしょうか?
家具の転倒防止 賃貸の場合は?
賃貸はどんなに長く住んでも結局は借りもの。
いくら地震の備えのためとはいっても、部屋を明け渡すときなど後々のことを考えるとむやみに穴を開けたり壁に傷を付けるのは避けたいもの。
壁などの破損は思った以上の修繕費を請求されるケースもありますので、家具の転倒防止をしないといけないのはわかっていても悩んでしまいますよね。
壁を傷つけずに家具の転倒防止をする4つの方法をご紹介します。
■家具を後ろに傾ける
背の高い本棚やロッカー・たんすなどの家具は地震で倒れやすいです。
家具の下部分にプレートを挟み込み、若干後ろに傾かせることで倒れにくくなります。
![]() 家具転倒防止安定板「ふんばる君」90cm×2本入り |
こちらの「ふんばる君」は揺れを吸収する特殊樹脂「エラストマー」を使用した優れもの。
家具の幅や長さにあわせてハサミでカットできますし、半透明で目立ちにくいのもポイントですね。
あまりお金をかけたくないという場合は、段ボールなどを加工して家具に差し込めばとりあえずの代用にはなります。
時間の経過とともに段ボールがつぶれてしまいますので、なるべく早いうちにまた新しい段ボールもしくはきちんとしたものに替えましょう。
■突っ張り棒
鉄筋コンクリートの建物なら、突っ張り棒を使って家具の転倒防止ができます。
工具なしで取り付けられるのでとても簡単。
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木造住宅に使う場合は天井が薄いと突っ張り棒が突き破ったりすることもありますので、よく確認してからでないと危険です。
天井の強度に不安がある場合は、家具の上面と同じサイズの板を用意し天井のあて板として使うようにしましょう。
先ほどご紹介した家具の下に差し込むプレートと一緒に使用することで、より転倒防止効果を高めることができます。
■粘着シート固定
家具や壁を傷つけず貼るだけで、ガッチリ固定してくれる粘着シートを使った転倒防止グッズです。
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縦揺れ・横揺れを吸収し家具の転倒を防止してくれる優れもの。
突っ張り棒のように目立たないから、インテリアを壊したくない人にもおすすめです。
超発泡ダンパーだから繰り返し使えるのもメリット。
家具を移動したり引っ越しした際にもまた使えるのでムダがありません。
粘着力が強いので剥がすときには注意しながらゆーーーっくりやらないと壁に傷を付けてしまいますので、、むやみにべりっと引きはがすのはNG。
壁に使われている素材との相性もありますので、貼るときも剥がすときも使って大丈夫かを確認してから使用しましょう。
■つっぱりボックス
一番最初にご紹介した突っ張り棒のボックス版です。
突っ張り棒を使って補強した場合、家具と天井の距離が長くなるほどに強度は弱くなってしまいます。
そんな時はつっぱりボックスのほうが向いています。
隙間の空間をボックスでしっかり埋めるので、ホールド感も強くなります。
![]() <1,200円引き> 転倒防止 冷蔵庫 地震 家具転倒防止 家具転倒防止器具 家… |
中にものを入れることもできるので、防災用品を収納しておくのもいいですね。
家具の転倒防止するポイントは?
いつどんな揺れがくるかもわからない・・・
家具の転倒防止対策をしたとしてもまだまだ不安は消えませんが、少しでも倒れにくくするためのポイントもあります。
背の高い家具などの場合、軽いものは上に・重いものは下に入れることで重心が安定しバランスが良くなります。
モノの重さも考慮しながら収納することでかなり違ってきますので、ぜひ引き出しなどの入れ替えをしてみてください。
また寝室には高い家具を置かないことも重要です。
地震があったときは目を覚ますとはいえ、突然の激しい揺れの時は対応が遅れる分家具の下敷きになる可能性だってあります。
大きくて背の高い家具は、収納もたっぷりで便利な反面危険と隣り合わせ。
いらないものを徹底的に捨ててモノを減らすことで、もしかしたら大きな家具もいらなくなるかもしれません。
断捨離も家具の転倒防止対策のひとつと言えますね^^
おわりに
地震がしばらく起こっていないと、だんだん危険を感じなくなっていきがち。
ですが、なぜか忘れたころにやってくるものなんですよね。
まずは安心して暮らせるうちに、家具の転倒防止対策を済ませておきましょう。
心配な箇所をつぶしておくことで、気持ちもホッとしますよ。
大きな災害の時にはすべての人が避難所に行けるわけではなく、自宅待機の可能性は十分あります。
復旧のめどが立つまでの間、家の中で安心して暮らすためにも十分な備えをしておきたいものですね。