独特の食感があり、甘くて美味しい干し芋。
いっぱい食べたいのに干し芋って1袋にちょっとしか入ってない・・・!
そんな時は好きなお芋を使って、自分で作っちゃいましょう^^
干し芋は「買って食べるもの」っていうイメージですが、実は自宅でも簡単に作る事ができます。
このページでは干し芋の作り方や、おすすめの品種についてご紹介します。
干し芋の作り方は?
干し芋が大好きで毎年作っていますが、ホントあっという間になくなってしまうのが困りもの。
時間をかけて作ったのに、ほんの数日ですべて食べ尽くしの状態は嬉しいような悲しいような^^
家庭で作る干し芋は厚みもあって柔らかく食べ応えもあります。
市販のものよりもずっと美味しいので、手作りにチャレンジしてみましょう。
ではさっそく干し芋の作り方を見てきます。
(1)芋を蒸す
さつまいもを洗ったら1~2センチくらいの厚みになるよう斜めの輪切りにします。
柔らかい干し芋が好きなら厚めにしてみましょう。
さつまいもの皮は剥いてもいいし、もちろんそのままでもOK。
さっと水にさらしたら蒸し器に入れて加熱します。
沸騰したら中火にし柔らかくなるまで蒸します。
厚みにもよりますが20分程度で柔らかくなると思いますが、途中で一度様子をみてください。
さつまいもは丸ごとのまま蒸し器や炊飯器などで加熱してもいいのですが、時間がかかるので短縮するためにカット&加熱しています。
ワタシが丸ごとのまま蒸してカットしたときはうまく切れなくてボロボロになってしまったので、今は切ってから加熱する方法でやっています。
また加熱する方法は電子レンジなどでもできますが、じっくり時間をかけて加熱した方がさつまいもの甘みが出てとても美味しくなるので個人的には蒸し器がおすすめです。
(2)干す
加熱して柔らかくなった芋は、ざるやアミに並べて外で干しましょう。
囲いがないとすぐに虫や鳥にやられてしまうので、アミ付きのざるや干しカゴなどを使ったほうがいいです。
日中は外干しし、夜は湿気を防ぐために室内に入れましょう。
次の日になったらまた同じように外干しします。
途中で何度かお芋を裏返したり置く場所を変えたりすると、ムラなく乾きやすくなります。
干し加減はお好みですが、2~3日~1週間くらいが目安になります。
干し芋を作るときは天気予報をチェックして、寒くて晴天の続く時を狙ってやるようにすると美味しい干し芋ができます。
途中で雨なんて降ったりするとお芋もうまく乾かないし、カビの原因にもなりますのでお天気チェックは必須です!
万が一雨が降ってしまって干せないときは、ストーブの近くに置いておくと乾燥しやすくいい状態に保てます。
好みの柔らかさになったところで干し芋作りは終了です。
ウチではお芋を厚めにカットしたものをじっくり乾燥させた物が好きなので、1週間~10日くらい干すことが多いです。
食べ応えがあり市販品にはない独特の美味しさがあるので、やはり手作りはやめられません♪
干し芋に最適な品種は?
美味しい干し芋のためには、それにぴったりのさつまいもを選びたいものですよね。
お芋の品種は色々ありますが、どれを選んだらいいのでしょうか。
■紅はるか
紅はるかは蒸すとより甘みが増し、干すことによってその甘みがギュッと凝縮しますので干し芋にぴったりの品種です。
■安納芋
安納芋は甘みと水分が多いので身崩れしやすいというデメリットはあるものの、じっくりと干して乾燥させるとすごく美味しいものが出来上がります。
他の芋よりも水分を飛ばすまでに時間がかかしますしカラカラにはなりにくいですが、ネットリとした食感が好みならぜひ作ってみてください。
■鳴門金時
鳴門金時は甘みも強くねっちり系なので、干し芋にするととってもおいしいです。
■玉豊
干し芋の産地といえば茨城県ですが、ココで作られている干し芋のほとんどが玉豊というさつまいもで作られています。
干すと甘みがギュッと増すため、干し芋にぴったりとされているんですね。
ワタシもこのお芋で一度作ってみたいと通販などでも探してみたのですが、玉豊を使った干し芋なら売っていてもお芋自体は売っていなかったです。
旅行で茨城県にでも行かないと手に入らないのかもですね~残念。
おわりに
干し芋ってどんなふうに食べていますか?
ウチでは食べる前に、トースターで軽くあぶって食べています。
なんか酒飲みがイカあぶるみたいなハナシになっていますが・・・^^
表面がふわっと柔らかくなり甘みも増すので、そのまま食べるよりも美味です。
時間があるときは、デザート用に干し芋のチョコがけを作ります。
溶かしたスイートチョコレートに干し芋をドボンとつけて固めるだけなのですが、干し芋とチョコの相性がよく素朴な味わいから一転してすてきなスイーツに変わります^^
せっかく作った干し芋ですから、いろいろな食べ方で楽しんでくださいね。