じんわりと染みるような美味しさの切り干し大根。
煮ものはもちろんサラダや汁ものなど色々な料理に使えますよね。
スーパーで目について何となく買っておこう~と思ったものの、すっかり忘れて気がついた時には切り干し大根が変色していた!なんてことありませんか?
茶色っぽくなってニオイもいつもと違ってる・・・こんな状態になってるものはもう食べられないのでしょうか?
切り干し大根が変色したのは食べられる?
切り干し大根は乾物だし腐らないだろうから買い置きして、食材がピンチの時に使うという方も多いと思います。
それなのにいざ出してみたら切り干し大根が変色してたりすると「えぇぇーーー!」とびっくりですよね。
だって保存食ですよ?!
まずは食べられるのか?無理なのか?というと・・・茶色く変色しても食べられます
ただし使う前にはよ~っく切り干し大根をチェックして、カビなどが生えていないか確認しましょう。
茶色ならセーフですがもしも黒っぽくなっているならアウトの可能性大です。
ついでにカビ臭いような腐ったようなニオイはしないか?臭覚を研ぎ澄ませて吸いこんでみましょう(笑)
それにしても、乾物なのに保存中に変化が起こってしまうのってなんだか変な気もしますよね。
なぜこんなことが起こるのか?
保存期間が長くなるにつれて、切干大根に含まれる糖分とアミノ酸が反応して変色が起こると同時にニオイも出てきます。
この状態をより進ませる原因となるのが温度と湿度。
これが高いほど切り干し大根の褐色化するスピードが早くなるというわけなのです。
切り干し大根の保存方法は?
切り干し大根を変色させずきれいに保存するにはどうしたらよいのでしょうか?
乾物の保存なら密封容器に入れて冷暗所でいうのが基本ですが、切干大根の場合は冷蔵庫または冷凍庫に保存するのがよいです。
1年前の話になりますが・・・実は私も切り干し大根をまとめ買いした時になかなか使いきれず変色させてしまうという失態をおかしてしまいました!
開封後は袋の空気を抜きさらにビニール袋に2重に入れて日の当たらない場所に保存していたのですがそれでもだめ。
その後また新しく切り干し大根を買った時は、瓶などの密封容器に入れて日の当たらない場所に保存しても同じように変色しました。
なので今度こそ!と思い、袋の空気を抜きビニール袋に入れた状態で冷蔵庫に入れたら変色しませんでしたのでこの方法で大丈夫です。
さらにしつこく、冷凍庫に入れて保存してみましたが冷蔵庫よりも食品のニオイがつかなかったので冷凍庫もおすすめです。
ちょっと保存期間が長くなりそうだな~という時は冷凍保存しましょう。
最近の住宅・・・特にマンションなどは気密性がよく、温度・湿度が高いのでやはり冷蔵・冷凍庫での保存が安心ですね。
変色した切り干し大根の使い方は?
濃い茶色に変色してしまった切り干し大根は、「大丈夫食べられます!」と言われても何となく躊躇してしまいますよね。
料理に使う時はどのようにしたらよいのでしょうか?
■水戻しの方法は?
まずはいつもどおり水につけて戻すところから始めましょう!
ボールに水と切り干し大根を入れてざっと洗いほこりやゴミを流します。
水を入れ替えたらそのまま15分くらい置くと水が濃い茶色に変色しますので、またボールの水を交換しましょう。
お手持ちの切り干し大根の状態により茶色い水と臭いが気にならなくなる程度まで数回繰り返します。
水を変えるほど色もニオイも消えますが、切干しの味わいもそれに伴って薄くなりますのでほどほどにしておいてくださいね♪
■味付けは?
変色した切り干し大根はちょっと濃いめの味付けの方が、ニオイも気になりにくいです。
ひき肉とカレー粉(またはカレールー)を入れたちょっとスパイシーなものにすると、変色した切り干し大根とは気づかれずにたくさん食べてもらえます^^
また、キムチと一緒に炒め煮するのもおすすめです。
キムチの辛みとほどよい酸味で変色切り干しの独特にニオイもうまく消すことができます。
ニオイをガマンしつつヒーヒーしながら食べるよりも、ニオイの強いものをうまく利用していつも以上に美味しく食べる工夫をすれば意外とわからないものです。
茶色い切り干しも捨てずに利用して食卓に乗せてくださいね。
おわりに
去年の冬は切り干し大根を手作りしてみたのですが、干すとびっくりするくらい量が少なくなってびっくりしました。
やり方は簡単ですがなんせベランダが狭いので干す場所を確保するのが大変でしたがすごく面白かったです。
スーパーに行くと大根ばかり買っていたので、レジ係りの人に「この人いつも大根ばっかり買うなあ」と思われていたかもしれません^^
また来年もやろうかなと思います。