秋から冬にかけての寒い時期に大活躍してくれた羽毛布団も、だんだん温かくなってくるとそろそろお布団の切り替えどき。
今度はもうちょっと薄手の布団を出して、羽毛布団はまた次のシーズンに気持ちよく使うために干してからうまく保管しておきたいですね。
羽毛布団はデリケートなので、干し方や保管方法もちょっと気を使います。
このページではその方法を見ていきたいと思います。
羽毛布団の干し方は?
ふわふわの羽毛がいっぱい詰まったお布団は、丁寧に扱って長持ちさせたいですよね^^
お布団が含んでいる湿気をカラッとさせていい状態にするためには、どんなふうに干したらいいのでしょうか?
■天日干しの注意点
羽毛布団を天日干しにする場合は、いくつかの注意点があります。
直射日光に当てて天日干しする場合は、布団の側生地が日焼けなどで傷みやすいので布団干し用のカバーを掛けて干すのがおすすめです。
長時間の天日干しは羽毛布団を傷めるので裏表それぞれ1時間ずつ干せばOK。
干す時間は朝10時~午後3時までの間が最適です。
天気予報をチェックし、湿気の少ない晴れの日を選んで干してください。
長期保管している間にダニやカビの被害を出さないためにはしっかり乾燥させることが大切です。
羽毛布団をしまいたいのに雨ばかり降ってなかなか干せない・・・という場合は、布団乾燥機を使ってもOKです。
保管する前には必ず干して、余計な湿気を飛ばしておきましょう。
■叩いちゃダメ
これ今だにやっている人を見かけるんですが・・・羽毛布団は布団叩きでパンパン叩いちゃダメです(羽毛布団にかぎらず普通の布団もダメです)
羽毛を傷めるだけで叩いても何にもいいことありませんし、中の羽毛が外に出てきてしまうこともあります!
布団についたホコリが気になるなら、干した後に手の平で表面をなでるようにはらうだけで十分です。
それでも気になるなら布団専用のクリーナーなどを使って、天日干しで死滅したダニやホコリを吸い取ればスッキリします。
羽毛布団の保管方法は?
羽毛布団を干してスッキリさせた後は、どうやって保管するのかも大事です。
■押入れを乾燥させる
羽毛布団を乾燥させて良い状態になったとしても、それをしまう押入れがジメジメしていたら全く意味がありません。
押入れのふすまの両側を開けて扇風機で風を送って空気を流したり除湿機を使う・押入れ用の湿気グッズを使うなどで、まずは押入れの環境を整えましょう。
■羽毛布団をしまう
しまう前に羽毛布団のカバーは外してください。
カバーは皮脂やアカ・ダニやホコリなどがくっついていますので、羽毛布団から外して洗濯し別に保管しておきましょう。
羽毛布団は専用の通気性の良いバッグに入れるのがおすすめです。
羽毛布団を購入したときに入ってきた袋がビニール製でなく、布製や不織布でできた通気性の良い袋ならそれを使い収納しましょう。
たたんで入れてもいいですし、袋の大きさに幅を合わせてからロールケーキのようにクルクル丸めてもOK
羽毛布団はかさばるので圧縮袋に入れてぺっちゃんこの状態で保管したいと思うかもですが、これはやめておいた方がいいです。
ギューッと押しつけてべたんこにするぶん負担が掛かりますので、羽毛が傷んでしまうんです。
それにまたシーズンになって圧縮を解放したとき、羽毛が元のふわふわ状態に戻らない可能性も高いです。
強い圧で羽毛が折れたりしますしね。
保管するときは圧縮袋でコンパクトにしたいのはやまやまですが、やはり羽毛布団のよさを温存するために専用袋にふんわり入れて保管するのが一番いい方法です。
■押入れなら上段に
羽毛布団を保管する場所はなるべく乾燥した場所がいいです。
押入れなら湿気の多い下段よりも上段に入れてください。
普段から湿気が溜まりやすいなら、押入れの側面と床にスノコを敷いておくと空気の通りがよくなります。
押入れは閉めっぱなしではなく、たまに空気を入れ換えるよう扇風機で風を送ったり扉を開けっ放しにしておくといいです。
■防虫剤
防虫剤は羽毛布団に挟み込むようにして入れておきましょう。
羽毛布団の側生地に直接くっついてしまうと変色するなどの心配もありますので、商品の状態によってはガーゼに包んでから使うなど羽毛布団に影響がでないよう工夫してください。
おわりに
羽毛布団の良さはあのふんわり感にあります。
長期間収納するとなると邪魔にならないようにしまいたい・・・ということばかり考えてしまいますが、羽毛の特性を消してしまうような収納方法だけは避けたいですね^^
ウン万円もする羽毛布団ならなおさら、長持ちさせて気持ちよく使えるように管理しましょう♪