お肉屋さんのコロッケもいいけれど、やっぱり家庭で作る揚げたてコロッケは格別^^
できたそばから、ほっくほくの熱々をつまみ食いをする楽しみもありますしね♪
そんな美味しいコロッケですが、油で揚げる時に失敗しやすいのが難点。
料理初心者さんでなくても、油の中でコロッケがバーンっと割れて爆発しちゃった経験アリな方が多いかもです。
どうしたらおいしく安全にコロッケを揚げることができるのか?
このページではコロッケが爆発しない方法や、そのポイントについてご紹介します^^
コロッケが爆発しない方法は?
普通に揚げているだけなのに、なぜか爆発してしまうコロッケ。
毎回やっちゃうんだよなー・・・という方はトラウマになったりして、揚げ物自体が怖く感じてしまうかもしれません。
コロッケをきれいに仕上げるには、ちょっとしたコツやポイントをつかんでおけばうまくいきます。
失敗しないためにはどうしたらいいのか?チェックしていきましょう!
タネの熱を取る
素朴なおかずのくせに?手間がかかるコロッケ。
ジャガイモを蒸してつぶしたり玉ネギ炒めたりと、色々な工程があります。
そのためコロッケの中身となるタネを作った後、十分に冷やす時間がなく成形し揚げる作業に入ってしまうと失敗のもと。
爆発を防ぐためには、タネの荒熱をしっかり取るのがポイント。
タネに熱があるうちに揚げてしまうと、水蒸気が出て爆発しやすくなるんです。
タネを成形した後は冷蔵庫で1時間ほどしっかりと冷やしてから揚げるようにすれば、コロッケが割れることなくきれいに仕上がります。
空気を抜く
タネを手で形作るときに空気を抜くようにしながら成形しないと、揚げているときに空気が膨張して爆発の原因になります。
手で成形するよりも丸や楕円のセルクル型を使うと簡単・キレイにできます。
100円ショップのケーキ道具用品や調理器具コーナーで、成形に使えそうなものがないかチェックしてみてください。
別にコロッケ専用の型でなくでも、使えそうなものなら何でもOkです。
ワタシはプラスチックのおにぎりの型を使っています(笑)
なのでウチのコロッケは三角です^^
コロッケのタネをおにぎり型に入れて、上からギューと押し付けるだけ。
形もきれいにできますし、同時に空気も抜けますので爆発防止になります。
手で成形するより早くきれいにできるので、お気に入りの方法です。
100均に行くと色々な商品がありますので、ぜひぜひのぞいてみてください。
衣をしっかり付ける
コロッケのタネを成形したあとは小麦粉・卵・パン粉の順に衣の準備をしますが、これがちゃんとできていないと爆発の原因になります。
衣がちゃんと付いていないところがあったり、薄いところがあるとそこから穴が開いてのでしっかりとつけるようにしましょう。
小麦粉・卵のあとにもう一度小麦粉・卵を2度付けしてからパン粉を付けると、衣がしっかりと付きます。
1度目で衣が不完全だったところがあっても、2回目でしっかりカバーできます。
上記は一般的な衣の付け方ですが、「バッター液」を使うという方法もあります。
最近は「バッター液」を使う方法を料理サイトなどでもよく見るようになってきましたので、聞いたことある!という方も多いかもですね^^
バッター液を使えば小麦粉→卵の2工程になるところを、1回で済むのがいいところ。
ころも付けの際に小麦粉と卵で指先がデロデロになりがちですが、ココをさらっと終えられるのでかなりラクになります。
そしてバッター液に粘度があるためコロッケにしっかりくっつきますから、爆発が起こりにくいというメリットもあります。
簡単にバッター液の分量をご紹介しますと・・・
小麦粉100g+水100CC+卵1個を、よーく混ぜるだけです。
成形したコロッケのタネをどろんとしたバッター液にくぐらせパン粉を付け、あとはいつものように油であげるだけ。
バッター液のおかげで、油で揚げた後のさくさく感も長持ちします。
一度バッター液を使って慣れてしまうと、いつもの小麦粉→卵の順番がめちゃくちゃメンドクサクリます!
バッター液はコロッケの作りやすさや味の面でも、おすすめできる方法です。
コロッケの揚げ方やコツは?
揚げ物は苦手・・・特にコロッケは難しいーという方もポイントさえつかんでしまえば大丈夫。
先ほどの項目でコロッケのタネの取り扱いが分かってしまえば、もう半分は成功したようなもの。
ではさっそく爆発の心配をせず、美味しく揚げる方法について見ていきたいと思います。
さっと揚げる
コロッケの中身はすでに火が通っているので、加熱すべきは外側の衣です。
170~180度くらいに温めた油の中にコロッケを入れ、外側に火を通すだけのイメージでさっと揚げれば爆発しません。
低温で長時間揚げていると空気が膨張して爆発するので、それが起こる前に引き上げるのがコツです。
いい揚げ色になればOKなので、鶏唐揚げなどとは違いある意味キラクですね^^
さわらない
コロッケを揚げ油に投入した後に手持ち無沙汰で、コロッケを菜箸や揚げ網で触ったり突っついたりしていませんか?
コロッケは衣が柔らかいので何度も触ったりしていると、穴が開いて爆発する元になってしまいます。
揚げ具合が気になっても油に入れてしばらくは、じーーっとガマンして触らないでください。
菜箸で触るのは、ひっくり返す時の1回だけにしましょう。
小量ずつ揚げる
揚げ物はできれば一気に終わらせたいという気持ちから、揚げ油にどさっと入れてしまいがち。
めんどくさいのはやまやまですが、コロッケの場合はコレ絶対やっちゃダメです。
衣を付けて下準備したコロッケを温めた油の中にたくさん入れると、油の温度が急激に下がり爆発する元です。
鍋の大きさにもよりますが、キレイに揚げるためにはコロッケは2個~3個まで。
鍋の半分程度を目安にしてみてください。
油の温度が下がらないように注意して、どんどん揚げていけばサクサク終わります。
油の量はたっぷりめで
揚げ物はいつも揚げ焼きで・・・という方は多いと思いますが、コロッケの場合は全体がしっかりと油に浸かっていた方が爆発しにくいのでたっぷりの油で揚げましょう。
油が少ないとコロッケの上と下で温度が違ってしまいますので、その温度差がコロッケの爆発の元になります。
コロッケの時は油はケチらず、たっぷり使って揚げましょう!
コロッケ少量だけ作って油は大量に使うというのはもったいないので、コロッケはまとめて作って冷凍しておくといいですよ。
食べる時はトースターで、衣がカリカリになるように焼き直せば美味しくなります♪
おわりに
コロッケって手作りはダンゼン美味しいですよね^^
コロッケのキモとなるのはやはりじゃがいも。
ジャガイモの種類はいくつかありますが、そのどれを使うかでも味わいが違うんですよね^^
なのでお芋の特徴を知っておくと、コロッケに向いてるのか?それとも煮物系に向いているのか?がわかるようになります。
スーパーでよく見かけるじゃがいもは、男爵・メークイン・きたあかりの3種。
(大型スーパーなどですとちょっと珍しいものとして、インカのめざめなど別の品種が出てたりもします)
ここではおなじみの男爵・メークイン・きたあかりを見ていきますね。
●男爵
ホクホク系でおなじみの男爵は、コロッケやポテトサラダなどに向いています。
●メークイン
煮崩れにくいのが特徴なので、煮物・炒め物・煮込み系料理にぴったり。食感はしっとり系です。
●きたあかり
果肉が黄色いので、見た目的にもおいしそ!ってなるのがきたあかり。
甘みのあるホクホク系で煮崩れしやすいので、男爵と同じ感じで使うといいです。
きれいな色をしているので、それだけでおお!ってなりますよ。
こんな感じでそれぞれ特徴があるので、料理に合わせて使い分けるといいですね。
個人的には昔ながらの男爵がスキです^^