自然食品を扱うお店で良く目にするお茶の一つでもある三年番茶。
最近ではスーパーでも見かけるようになりましたのでじわじわと知られてきたのでしょうか?
ウチでも三年番茶はずいぶん前から飲んでいますが、クセがなくとてもおいしいので毎日の定番になってます。
体に良いとのフレコミも色々聞くので健康に関心のある方ならどんなものなんだろう?と気になっているかもしれませんね。
このページでは三年番茶とはどんなものなのか?作り方や飲み方などなど気になる疑問を解決します。
三年番茶とは?
三年番茶はマクロビオティックと呼ばれる食養生でもで番の多い飲み物ですので、その影響もありよく知られるようになりました。
何となく良さそう・・・というイメージで買って試してみるということが多いので、実際はどんなものなのか知らずに飲見始めた方も多いかもしれませんね。
三年番茶はメーカーによってその製法や定義も違いますが、一般的には三年以上育成した古い葉っぱや茎を摘み取ってその熟成の頃合いを見て焙煎加工したものです。
また、葉っぱや茎・枝を摘み取り天日干しして乾燥させたものを3年以上寝かせた後に焙煎したものもあります。
どちらにせよお茶の枝・葉っぱや茎を3年寝かせている間に体に負担があるとされているカフェインやタンニンが抜けるため、飲みやすく体に優しいお茶へと変化していくという特徴があります。
また、三年番茶の特徴はお茶の葉っぱよりも茎の方が多く3:7~4:6くらいの割合になっていることです。
葉っぱは陰性が強いですが茎や枝などを多く入れることで体を冷やさないように作られています。
実際に三年番茶を見てみるとまさにこれは枝!と思われるような棒状のものがたまに入っていたりするので、初めて見ると普通のお茶との違いにびっくりされるかもしれません。
カフェインはゼロ?
お茶の葉を蒸す代わりに茹でるという特殊製法でカフェインゼロとして販売されている商品も一部ありますが、一般的な三年番茶に含まれているカフェインは三年寝かせているからといっても完全にゼロではありません。
でも、ごくごく少量ですので赤ちゃんや妊婦さんでも安心して飲むことができます。
わずかに含まれるカフェインのダメージよりも、体を温めたり体への刺激が少ないなどの三年番茶のメリットの方が大きいです。
私も三年番茶をよる飲むことがありますがカフェインの影響で眠くなったことはありませんし、胃がやられたってこともないです。
心配な時は少量を買って自分の体にはどうか?を試してみると安心して飲めますね。
三年番茶と普通の番茶の違いは?
では普通の番茶とはどこが違うのでしょうか?
番茶は「晩茶」とも言われ遅い時期に収穫された葉っぱを使ったお茶のことです。
7~10月頃に収穫される三番茶・四番茶を番茶の原料として使い加工されますので、古い葉っぱを使うという点では三年番茶と似ていますが三年番茶のように熟成させるための寝かせ期間もありません。
マクロビオティックの観点からみると、三年番茶は陽性寄りの中庸に近づけるよう葉っぱと茎の割合を考えて作られている飲み物です。
なので普通の番茶と見た目は変わらないように感じますが、三年番茶は美味しく飲むためだけでなく体の状態をコントロールするための飲み物とも言えます。
・・・というわけでまとめますと、古い葉っぱを使うという点は似ていますが番茶は寝かせ期間もなく、加工の際葉っぱと茎の割合を考えて作られていないというところが一番大きな違いです。
たぶん三年番茶を飲んでいる人は番茶が好きだからというよりは、体を中庸にもっていく・または陽性よりにしたいという理由で選んでいる場合が多いですのでこの葉っぱと茎の絶妙な割合がとても大事なのですね。
もちろん私もこういった理由から飲み始めましたが今ではそんなのも通り越して美味しいから飲んでいます^^
きっと体に合うのだと思います。
おわりに
三年番茶を飲み始めてかれこれ10年くらい・・・経つでしょうか?
私が健康的な食事や病気を治すためにはどうしたらよいのか?と考えた時にマクロビオティックという食養生に出会い三年番茶を知りました。
その時は「きっと体に良いのだろう」というイメージだけで、あまり考えずに飲みはじめたのですがそれ以来ずっと続けています。
自然食品なので飲んですぐ何かの症状に「効いた!」なんてことはありませんが、なぜか何度飲んでも飽きなかったし飲むと体にじわ~っとしみこむ感じがしてそれが心地よく今まで飲んでいたのだと思います。
普段は体の不調を意識して飲むことはないですが風邪をひいた時や胃の調子が悪い時などここぞ!という時に、三年番茶+梅干しや醤油入りの飲み物に助けられることも多かった気がします。
たかが飲み物ですが自分の体に合うものは良い方向に作用するということかもしれません♪
カフェインの作用が少なく体に負担の少ないお茶をお探しなら三年番茶をぜひ試してみてくださいね。