ご飯を炊いたり鍋料理をしたり色々な使い方ができる土鍋。
じんわり火が通るので煮込み料理などに使う方も増えてきましたよね。
でも土鍋は他の鍋と違って扱い方や手入れが間違っていると、ヒビが入ったり黒ずんだりすることもあります。
その中でも土鍋に関するお悩みで多いのはカビ。
しばらくぶりに土鍋を使おうと思って出してみたら、カビが生えていた!なんてびっくりしますね。
このページでは土鍋にカビが生えても使えるのか?カビの洗い方や臭いの取り方などについてご紹介します。
土鍋にカビが生えても使える?
さあ今日は鍋物にしよう♪と張り切って土鍋を出してふたを開けたらカビだらけ!
どうしよう!この土鍋使えないの?ってなります。
普通に洗っただけだと煮炊きしているうちに、カビの成分が溶けて出てきそうでちょっとキモチワルイですし使うのをためらってしまいますね。
土鍋にカビが生えてもきちんと対処すれば今までどおり使えますので大丈夫。
ただしカビの跡は残念ながら残ってしまうこともあります。
まずはカビをしっかり落とした上で、その土鍋が使えるかどうか判断しましょう。
土鍋のカビ 取り方は?
カビが生えてしまった時は漂白剤で根こそぎやっつけて殺菌しよう!なんて思うかもしれませんが、土鍋に漂白剤の成分がしみこんでしまいますのでNG!
もちろん金だわしでガリガリこすって落とすのもダメ。
ではどうするか?
やり方はとっても簡単。
土鍋に8割程度の水とお酢大さじ3を入れて弱火で15分くらい沸騰させます。
お酢の他、クエン酸やレモン汁でも同じように使うことができます。
お湯の荒熱がとれたらいったん流して、洗剤で洗いしっかりと水で流しましょう。
土鍋は洗剤を使わない方がよいと言われますが、つけ置きなどせずさっと洗って流水でしっかりすすげば大丈夫です。
なんせカビが生えていた土鍋を洗うのですから、気持ちよく使うためにも洗剤で洗った方が良いと思います^^
カビの殺菌が終わったところで今度はニオイ。
お酢で煮沸してもまだかび臭い場合は、ついでにニオイ取りもしましょう。
先ほどと同じように土鍋に8分目の水を入れたところに、ほうじ茶もしくは緑茶を大さじ1~2を加えて弱火にかけ15分ほど沸騰させます。
冷めてから水とお茶っ葉を捨てて、スポンジでさっと洗い流しましょう。
お茶の消臭効果で土鍋のいやな臭いを取り除いてくれます。
以上で土鍋の臭い消しや殺菌は済みましたが、やはりカビの跡は残っているかもしれません。
たわしでこすっても取れないのであきらめるしかありませんが、カビに対する殺菌はできているので気にならなければこれで使うことができます。
「気になる!」という場合は新しいものを買い直して、次からはカビが生えないように管理しましょう。
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土鍋のカビを予防するには?
料理に使う器具にカビを生やさないようにするためには、どうしたらいいのでしょうか?
土鍋の管理方法について見ていきましょう。
■入れっぱなしにしない
土鍋で料理を作った後、残りの量が多かったりするとそのまま中身を入れたまま保存するのはダメ。
ニオイが付きやすいですしカビの原因にもなりますので、料理に使用したあとはなるべく早く中身を出して空っぽにし洗って乾かしましょう。
■乾かす
土鍋を使った後は、洗ってふきんで水気を拭き取り乾かすという流れがお手入れのキホン。
土鍋は水分を吸収しやすいのでなかなか乾かないという特徴があります。
土鍋の場合は表面は乾いているように見えても内側はまだまだ水分を含んでいます。
このタイミングで収納してしまうのはカビの元。
なので洗った後は風通しの良い場所で、ふきんの上に土鍋をひっくり返した状態でしっかり乾燥させましょう。
その際土鍋の内側にも空気が入るように、何かに立てかけたり菜箸やお皿などを下にかませておくとよいです。
2~3日時間をかけて乾かせばカビの心配もなくなります。
土鍋は完全に乾くまでそれなりに時間がかかるんですね~^^
■新聞紙を使って保管
乾かした土鍋を収納する際は、買ったときに入っていた箱を使って元に戻す方も多いと思いますがこれはあまり良い方法ではないです。
保管している間に保管している箱の中に湿気がたまりカビの原因になるからです。
おすすめなのは新聞紙を使って保管する方法です。
新聞紙は湿気を吸い取ってくれる作用があるので、土鍋の保管にはちょうどいいんです。
まずは土鍋のフタを新聞紙で包んだら、それを裏返した状態で土鍋本体の上に乗せます。
もう一枚新聞紙を用意して広げたら、先ほどの土鍋本体&フタをぐるっと全体を包んだらOK。
この状態で湿気の少ない場所を選んで保管してください。
シンク下はジメジメしやすいので、もう少し風通しの良いところをさがしましょう。
おわりに
土鍋が食卓に出ると中身はなんだろう?!と、他の鍋にはないわくわく感がありますよね。
お気に入りの土鍋を見つけたら、カビを出さないようしっかりお手入れして長く使えるようにしましょう^^