家計のお助けマンでもある豚こま肉。
給料日前でお財布の中身が頼りないときも、豚こまなら何とか買えるお値段だったりしますよね^^
安いのはありがたいのですが、実際に料理に使ってみるとお肉が硬く仕上がってしまうことありませんか?
これではいくら安くても、家族に「豚こまは硬いからキライ!」なんて言われてしまう可能性大。
炒めたり茹でたり焼いたりと色々な用途に使える豚こま肉を、どんなときも柔らかくするにはどうしたらいいのでしょうか?
豚こま肉を軟らかくする方法
「安いお肉=イマイチ」という図式ははちょっと残念。
せっかくのお肉なんですからできれば「柔らかいね~」って喜んで食べてもらいたいですよね。
豚こまを柔らかく仕上げるコツをご紹介します。
■片栗粉
豚こま肉の表面に小量の片栗粉をまぶしてから焼くだけで、柔らかく仕上がります。
もちろん片栗粉をつけて茹でてもOK。
この場合は片栗粉効果でつるんとした食感になります。
片栗粉や小麦粉が豚こま肉の表面にくっつくことで、うま味と水分を逃さず美味しい状態で加熱することができます。
■お酒をもみ込む
豚こま肉をポリ袋に入れて、適量のお酒を加えもみ込んでおくと硬くなりにくいです。
ウチではお酒と一緒に片栗粉もプラスしてもみ込んでいます。
お酒をお肉になじませてから片栗粉を入れた方が、粉が1カ所に固まらずなじみやすいですしより柔らかく仕上がります。
お酒お肉の保水性を高めて片栗粉で周りを保護し、水分の離脱とうま味を閉じ込めるというイメージです。
■室温に戻しておく
お肉は生ものですので料理に使うまでは冷蔵庫に入れておき、調理直前に出すことが多いと思います。
実はお肉を冷蔵庫から出して冷たいまま焼くと、急激に熱が加わり肉の繊維もギューーッと縮みやすくなったり水分が飛んで固くなってしまう元なんです。
豚こま肉は使用する30分くらい前に、室温に戻してから焼くようにしましょう。
薄い豚こまだけでなく厚いステーキ肉の場合も、同じように温度を少し戻してから焼くとよいです。
■焼きすぎない!
そもそも焼きすぎてしまうとお肉の水分が必要以上に失われてパサパサになってしまいますので、適度な加熱を心がけてください。
片栗粉などをつければ多少焼きすぎても何とかなりますが、それでもほどよい焼き加減で仕上げるにこしたことはありません。
お肉の火の通り具合をしっかり見極めて、ちょうどいい状態に焼いてくださいね。
■広げて焼く
豚こま肉って薄いので隣り合った肉がくっつきやすく、そのまま広げないで焼くと火が通るのも時間がかかりますし食べたときに硬く感じる元になります。
肉は必ず菜箸などで1枚ずつ丁寧に広げてから焼くようにしましょう。
使い捨てのビニール手袋をはめて肉を広げると、やりやすいし手も汚れませんのでおすすめです。
広げた状態で加熱すれば火の通りも早く、焼きすぎを防ぐことにもつながります^^
■弱火で焼く
お肉は表面からうま味が逃げないように強火で両面ジューーーっと焼くのが良いとされることが多いですが、弱火で焼いた方がお肉が柔らかく仕上がります。
ウチではフライパンに油を入れたところに豚こま肉を広げて入れてから火をつけ、弱火でゆっくり焼くようにしています。
肉が縮むのも最小限ですみますし、柔らかい火加減のほうが好みの焼き上がりに近くなります。
おわりに
実家に住んでいた頃は野菜炒めに豚こま肉が入っているのが定番でしたが、それがいつもカチカチだったので豚こまはとても硬い肉なんだってずっと信じていました(笑)
母はめんどくさがりなのでくちゃっと丸まった豚こま肉を広げるなんて事もしないので、余計に硬く感じやすかったのかもしれません。
それに肉はよーーく焼かないと気が済まないタチだったので、すでに火が通っているのにダメ押しでよく焼きするというのも原因の一つ。
でも自分で料理するようになって「豚こまはホントはもっと柔らかいのかも・・・!」って気がつきました^^
豚こま肉はポイントを外さなければ食べやすく仕上げることができますので、美味しいお料理になるよう下ごしらえを忘れずにやってくださいね~