春だな♪と感じる野菜の一つでもある菜の花。
スーパーや八百屋さんで売っているのを見ると季節を実感しますが、買うかどうかというと「う~んどうしよう・・・」と悩むかもしれません。
菜の花ってお浸しくらいしか食べ方がなさそうだし、どうやって茹でたらいいのかいまいち分からない・・・
結局は菜の花をスルーして、隣にあるホウレンソウに手を出してしまうかもですよね(笑)
このページではおいしい菜の花のゆで方についてご紹介します。
菜の花のゆで方 美味しく茹でる3つのポイント
食卓に菜の花を出すとそれだけで「春!」という感じがしてなんだかワクワクしますよね。
茹で方も食べ方もわからないし・・・と思ってもせっかくですから試してみてください。
菜の花をゆで方なんて難しく考える必要はありません。
要は沸騰したお湯に塩一つまみ入れてさっとゆでればいいだけ。
ですが、シンプルなだけにその茹で方一つで良くも悪くもなってしまうのも確かです。
ここでは美味しく茹でるための3つのポイントをご紹介します
■色よく茹でる
菜の花は独特のほろ苦い味はもちろん、きれいな緑色を楽しむためにも色よく茹でたいですよね。
沸騰したお湯に塩を一つまみ加えてさっと茹でたら、ざるにあげて早く冷ますことで色よく仕上がります。
水に浸けてしまうと水っぽい口当たりになってしまうので、必ずざるの上で冷ましましょう。
■ゆですぎない
菜の花って茎が太いから茹でるのに時間がかかりそうな気もしますが、実は意外と早く火が通ってしまうので「ゆですぎた!」ってことになりがちです。
茎の太いところと細いところでは茹で時間も違いますので、菜の花の長さを真ん中で半分にカットした状態で茹でるとやりやすいです。
太さを揃えて別々でゆでれば、太い部分がゆで上がるのを待っていたら細いところがゆですぎちゃった!という失敗がなくなります。
ゆで上がったものはざるの上で冷ましている間に余熱でも火が通りますので、ちょっと早めにあげるくらいでちょうどいいです。
■お湯の量は少なめで
青菜類をゆでる時はたっぷりの熱湯でというやり方が定番ですが、菜の花はもっと少ないお湯でも大丈夫。
アクも少ないですからたくさんのお湯でゆでこぼす必要もないですし。
ウチの母に教えてもらったゆで水の量は2カップだけ。
底が平らなお鍋(フライパンでもOK)に計量カップ2杯の水を入れて火にかけます。
沸騰したら塩一つまみ入れて、菜の花をゆでましょう。
フライパンで茹でるとすると、2カップの水を入れても1~2センチの深さしかありませんがこのくらいの量でも十分ゆでられます。
この方法でやるメリットは水・ガスの節約だけではなくゆですぎを防ぐのにも有効なんです。
例えば沸騰したお湯に菜の花を入れるといったんお湯の温度は下がりますが、お湯の量が多すぎると再沸騰するまでにすごく時間がかかるのでそれまで待っているとゆですぎてしまうんです。
でもお湯が少なければ再沸騰にかかる時間もぐーんと少なくなりますのでちょうどいいタイミングで引き上げることができます。
それにお湯が少ないとゆで加減を確認するのも簡単ですしね。
慣れてきたら水の量は1.5カップくらいでもできると思います。
■菜の花のおいしいゆで方
・・・というわけで、美味しく茹でるための3つのポイントをご紹介しましたので、菜の花のゆで方をひと通りおさらいしてみましょう。
(1)底の平らな鍋に水2カップを入れて沸騰したら塩一つまみを加えます
(2)菜の花を半分にカットしまずは下半分をゆでます。
茎の太いところを爪で刺してみて軽く通るようならOKですのでお湯から引き上げましょう。
お湯が再沸騰したら菜の花の上半分を入れてゆでます。
どちらもゆで終わったらざるにあげて素早く冷ましてください。
以上が菜の花のゆで方になります♪
菜の花の美味しい食べ方は?
菜の花の食べ方の定番というと、おひたしやからし和えなどですがウチではあんまり作りません。
菜の花といえばコレ!みたいな食べ方よりは、いつものメニューにプラスするという何気ない使い方の方が喜ばれるんです。
■いつものクリームシチューに。
ブロッコリーの代わりの青物として使うだけなんですが、あ!菜の花だ~って嬉しそうに食べてくれます。
■休日のお昼ごはんには菜の花入りのお好み焼きを。
いつもの味なのに何だか美味しく感じちゃう春限定の焼きそばには桜エビもたっぷりと加えるのがポイントです。
■お弁当には菜の花とツナのサンドイッチを。
ツナ缶と菜の花・マヨネーズをあえたものを食パンやバターロール・ドックパンなどにサンドします。
季節を取り入れたお弁当だと印象が強いですし、美味しかった~と言ってもらえます。
■手作りピザにはた~っぷりのチーズと菜の花を乗せて。
しらすもプラスすればまさに春限定の和風ピザになります。
■菜の花のベーコン巻きはおつまみに。
ゆでた菜の花をベーコンでくるっと巻きフライパンで両面を焼くだけでワインにもビールにも合う1品になります。
・・・とこんな感じでいわゆる定番の食べ方ってしていないですが、どれも何度も食べたくなる味なんです。
自由なアイデアで菜の花料理を楽しんでくださいね。
おわりに
今住んでいる場所は田舎なので、その辺の道端にいっぱい菜の花が咲いているんですがもしかして食べられるのかなあ?とずーっと疑問に思っていたんです。
それで近所の畑をやっているおじさまに聞いてみたら「食べられる」とのこと。
ちょっとクセはあるかもしれないけどねとは言っていましたが、なるべく先っぽの柔らかいところなら大丈夫みたいです。
試してみたいけれど、はたして道端の菜の花は勝手に持ってきてよいものなのか・・・?
未だその勇気がない私です(笑)