じっくり炒めていい色に仕上がった飴色玉ねぎ。
これを料理に加えるだけでグンと深みが出て美味しくなります。
でも飴色玉ねぎって気をつけて炒めていないと焦げてしまったり、逆にいつまでたっても色が付かなかったりしてその加減が意外と難しいもの。
何より時間がかかるというのが一番のネックですよね。
このページでは飴色玉ねぎを短時間で作る方法や、飴色玉ねぎを活用した料理についてご紹介します。
飴色玉ねぎの作り方 時短の裏技
ちょっと手間暇かけて料理を作ろうってときに活躍してくれる飴色玉ねぎ。
でも料理本などで紹介されている飴色玉ねぎの場合、炒め時間が1時間なんて事も多いのでそれだけで作る気が失せてしまいますよね。
炒めてみたもののだんだんめんどくさくなってきて、飴色じゃなくて白色玉ねぎでいいか・・・と途中で断念しちゃったり・・・。
飴色玉ねぎを短時間で作るには、玉ねぎを強火で水を加えながら炒めていくのがポイントです。
ではさっそく詳しく見ていきましょう。
(1)玉ねぎをカット
玉ねぎのカット方法はスライスでも何でもいいのですが、早く火を通したいなら薄くまたは小さくがポイント。
みじん切りならなるべく細かくカット。
スライスなら繊維を断ちきるよう、玉ねぎに対して垂直ににごく薄くスライスしましょう。
このカット方法だと繊維が壊れやすいので、早く炒めることができます。
(2)炒める
フライパンに油を入れたところに、先ほどの玉ねぎと塩少々を加えて中火~強火で炒めます。
塩を加えることにより、玉ねぎから水分が出て炒め時間の短縮につながります。
火加減が弱火だとなかなか色が付かないので、適度な焦げがつくよう様子を見ながら調整しましょう。
玉ねぎから出る水分が蒸発してくると、鍋底からちょっとずつ焦げてきますので小量の水を入れて焦げをこそげとります。
さらに炒めて水分がなくなってくると、また鍋底から焦げてきますので同じように水を加えて炒めます。
これを何度か繰り返しているうちに、ちょうど良く色が付いた飴色玉ねぎが出来上がります。
鍋の底にくっついた焦げを水分で浮かして玉ねぎに吸わせることで、短時間で飴色玉ねぎが出来上がるんです。
この時に使う鍋はアルミ製の雪平鍋やフライパンなどをつかうと、熱伝導率が高いので火の通りも早く焦げもきれいに取れるのでおすすめです。
また、時間があればでいいのですがカットした玉ねぎはいったん冷凍したものを使うと細胞が壊れているぶん火が通るのが早いので時短につながります。
飴色玉ねぎの活用法は?
飴色玉ねぎを入れる料理で一般的なのは、カレーやハンバーグ・ミートソース・オニオンスープ・ビーフシチューなど。
張りきって飴色玉ねぎを作ってみたものの、手の込んだ洋食以外のメニューに使うなら何に加えればいいのかな~?なんて思うかもしれませんね。
飴色玉ねぎを身近なメニューで活用するための、おすすめの使い方をご紹介します。
■オニオントースト
朝食にぴったりなのが、飴色玉ねぎを使ったオニオントースト。
食パンにハム2~3枚と飴色玉ねぎ・ピザ用のとろけるチーズを乗せて、トースターで焼けばできあがり。
忙しい朝でもささっと用意できる美味しいトーストです。
■玉ねぎパン
オウチでパンを手作りするなら、飴色玉ねぎと角切りチーズをたくさん入れて焼くと美味しいです。
ホームベーカリーなら作るのも簡単ですね。
■チャーハン
チャーハンを作る時に飴色玉ねぎを小量入れると、深みが出て美味しくなります。
■ポークソテー
豚ロースを焼いて飴色玉ねぎをソースに使いましょう。
豚ロースはスジ切りをしてからすりこぎで叩いて薄くのばしてから、元の形に成形し焼きます。
肉を焼いた後のフライパンに飴色玉ねぎを入れて、醤油やみりんで味付けした和風ソースを作り肉にかけます。
玉ねぎを炒める時間がないので簡単にソース作りができますので忙しいときでも手の込んだ料理を作る事ができます。
おわりに
飴色玉ねぎは時短で作れるとはいっても、やっぱりその都度作るのは結構大変なのでまとめて作ってストックしておくといいです。
ウチではスーパーで玉ねぎが安売りしている日に買ってきて、作って冷凍保存しています。
ちょっと大きめの鍋を使えば玉ねぎ5~6個は余裕で入りますし、どうせ最後はしな~っとしてしまうので最初はたくさんの量をむりやり炒めていたとしてもすぐにカサが少なくなるので大丈夫。
飴色玉ねぎをちょっと入れるだけでぐーんと美味しくなりますので、いつでも使えるようストックしておきましょう。
一回分ずつラップで小分けしておくと、使うぶんだけ取り出して解凍できるので便利です。
めんどくさいことは一度に作って終わらせば、料理にかける時間も少なくて済みます。
飴色玉ねぎに限らず常備菜などもどんどん作ってストックすれば自分の時間も増えますね^^