牛豚鶏のなかでダントツ安いのが鶏胸肉。
セールの時を狙ってまとめ買いしている主婦の方も多いのではないでしょうか?
いくら安くても一度に使い切れませんので、そんな時は冷凍保存し使いやすい状態でストックしておくと必要なときにすぐ使えて重宝しますよね。
このページでは、鶏胸肉の冷凍保存方法についてご紹介します。
鶏胸肉の冷凍保存方法は?
鶏胸肉の冷凍方法には「生のまま」「下味付き」「加熱後」3つのやり方があります。
順番に見ていきましょう。
■生のまま冷凍
一番簡単なのが、そのまま加工なしで冷凍してしまう方法です。
胸肉をざっと水洗いしてからキッチンペーパーで水気を取り、隙間ができないようラップでぴっちりと包みます。
早く凍りやすいように鶏肉はギュッと丸めたりせず、なるべく平らになるようにしながら包むのがポイントです。
それをジップロックなどのチャック付き保存袋に入れて、空気を抜き冷凍庫へポン。
この時も余計な空気が入らないように追い出しつつ、しっかりとチャックしてください。
冷凍するまでに時間がかかるほど品質が落ちますので、なるべく早く凍るように金属トレーなどの上に置いて冷凍するとよいです。
急速冷凍機能がある場合はそれを使ってくださいね。
保存期間は2~3週間が目安です。
■下味付きで冷凍する方法
最近話題の下味冷凍保存は、解凍したらすぐ料理に使えるのでとっても便利。
ここでは下味付きで冷凍する方法を2つご紹介しますね。
<カット+調味料>
まずは胸肉をざっと水洗いしてからキッチンペーパーで水気を取り、そぎ切りなど使いやすいカタチにカットします。
ジップロックかポリ袋を用意し、調味料と一緒にカットした肉を入れしっかりなじませたら、凍りやすいように平らにならして冷凍庫へ。
カットした玉ねぎなど野菜も一緒に入れて、漬け込んでおいてもOK。
この方法だと味もしっかりしみこみやすいですし、調味料のおかげで肉の冷凍焼けが防げるというメリットもあります。
醤油味やカレー味・塩麹漬けやタンドリー風など色々なバリエーションで用意しておくと、飽きずに食べることができます。
保存期間は3週間~1ヶ月が目安です。
<下処理&下味>
上記でご紹介した方法は解凍した後フライパンなどでジャーッと炒めれば即出来上がり!の状態ですが、<下処理&下味>のやり方はちょっと違います。
鶏胸肉は調理の際にパサパサしやすいのでその解消法として重曹水やブライン液などにつけて下処理することが多いですが、その状態で冷凍しておく方法です。
下味は付いているものの決定的な味付けをしていないので、その時によって自由に味付けを変えられるという利点があります。
まずはざっくりとやり方を見ていきましょう。
水洗いした鶏肉の皮を取って観音開きで厚みを均一にしたら、フォークで肉の両面をブスブスと刺します。
ポリ袋かジップロックに水100CC+塩&砂糖各小さじ1を入れて溶かしたら(これがブライン液です)鶏肉一枚を入れてよくもみ込みます。
凍りやすいように平らにしたら、しっかり空気を抜いて冷凍庫に入れましょう。
これをやっておけば胸肉が柔らかくなる下処理まで済んでいるので、使う時もラクチンです。
料理に使う時は解凍したものを適当な大きさにカットし、うっすらと下味がついているので味付けはやや控えめくらいがちょうどいいです。
ウチではこの方法で冷凍しておき、鶏の照り焼きや鶏ハム・唐揚げやとり天などに使っています。
■加熱後冷凍
胸肉を予め加熱調理し、冷凍保存することもできます。
胸肉を冷凍保存というよりは、もはやストックおかずのような感じですね。
一番のおすすめは鶏ハムや蒸し鶏です。
加熱して熱が取れたものをラップでぴっちりと包んでジップロックに入れ冷凍保存しておけば、あと1品足りないという時に重宝します。
丸ごとのままでもいいですし、細かく裂いておけばサラダなどにそのまま使えます。
3週間~1ヶ月程度が保存の目安となります。
鶏胸肉の上手な解凍の仕方は?
冷凍ストックしておいた鶏肉を使う時は、どんな方法で解凍したらいいのでしょうか?
おすすめは冷蔵庫でゆっくり解凍する方法です。
前日の夜に冷凍庫から冷蔵庫に移して、次の日に使うのがスムーズです。
この方法ですと解凍するときにドリップが出にくいですし、使い勝手も良いです。
もうちょっと急いで解凍したいという場合は、ボールに氷水を作り肉の入った袋ごと浸けておきましょう。
冷蔵庫でゆっくりやるよりも早いですし、ドリップも気にならないのでおすすめです。
おわりに
鶏胸肉は通販でまとめ買いして、冷凍庫にいつも常備してあります。
近所のスーパーで売られているものはいつもドリップが出て買う気がしないので、今は通販で朝挽きのものを購入していますがぷりっとした食感もよくとても美味しいです。
最近はお値段だけでなく安全性を重視して、エサは何を食べているのか?放し飼いか?飼育期間は長いか?などどんなふうに育てられたのかを確認するようにしています。
あれこれ食べ比べてみるとそれぞれ味や食感が全然違っていますので、色々なお肉を買って楽しむのもいいかもしれません^^