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梅干し入りの弁当は腐らない?効果的な使い方は?

食べ物・飲み物

気温がだんだん高くなってくると気になるのはお弁当の腐敗です。

せっかく作って持っていったお弁当で食中毒にでもなったら大変!
それだけに衛生面では気を使いますよね。

お弁当を腐らせないための食材としても有名なのは梅干しですが、お弁当に入れると傷まないというのはホントなのでしょうか?

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梅干し入りの弁当は腐らない?

暑くなってきたら弁当には梅干し!というおばあちゃんの知恵袋的な話は誰でも一度は聞いたことがあるはず。

昔ながらの日の丸弁当のようにご飯のど真ん中に入れれば、弁当箱全体に殺菌効果が広がりおかずもご飯も腐らない・・・そんなイメージをもっているかもしれませんね。

梅干しには殺菌や防腐効果は多少なりとも期待できるものの、梅干し弁当にしたから腐らないと考えるのはちょっと危険です。

梅干しの使い方が間違っていたり購入した梅干しがそもそも殺菌や防腐の役目を果たさないものだったりすると、いくら弁当に入れても普通の弁当と同じように腐ってしまいます。

「梅干し=腐らない」の図式は必ずしも成り立つとは限らないのです。

梅干しを弁当に入れる時効果的な使い方は?

梅干しの持っている殺菌・防腐効果を発揮させるためにはどんなふうに使ったらよいのでしょうか?

■混ぜ込む

例えば、お弁当のご飯の上に梅干しを乗せて「日の丸弁当」にしたとします。
この場合に防腐効果が期待できるのは梅干しが触れているご飯の部分「のみ」なんです。

なので梅干し1個をでーーんと入れるのではなく、細かく刻んでご飯に混ぜ込みましょう!

しそ漬けの梅なら彩りもいいのでお弁当の見た目も華やかになりますし、どこを食べても梅ご飯が楽しめますのでおにぎりにするのもおすすめです^^

■梅干しと一緒にご飯を炊く

ご飯を炊く時に炊飯ジャーの中に梅干しを入れて炊き、その後はしゃもじでご飯を混ぜる時に梅干しも全体に行き渡らせましょう。

■梅干しを食べて殺菌

梅干しの酸っぱい元になっているクエン酸には殺菌作用がありますが、これを食べて体に入れることで発揮されます。

なのでクエン酸効果を期待するなら梅干しをお弁当に入れるだけでなく食べることが大事です。

昔から梅干しを食べておくと食あたりしないからと言われてるのは、まさにこういうことなのですね。

■しょっぱい梅干しを使う

梅干しはどんなものを使っていますか?

もしかして減塩タイプや蜂蜜漬けなどの甘いものを食べているなら、残念ながら殺菌・防腐効果は期待できません。

梅干しはしょっぱくて酸っぱいからこそよいのです。

スーパーの梅干し売場を見てみると、1個丸ごと食べても甘くておいしい梅干しや味の付いた食べやすいものが売られていますが、お弁当を腐らせないために使う目的なら選んではダメ。

梅干しは腐らない食材の代表的なものに挙げられますが、食べやすい・しょっぱくない・酸っぱくない味付けと加工をされた梅干しは冷蔵庫に入れないと腐ってしまうものばかりです。

もしも腐らないならば添加物が大量に使われているのかもしれません。

買うべき梅干しは塩分18%以上のしょっぱい梅干しが基本です。

塩をしっかり使った昔ながらの本物の梅干しを使えば殺菌・防腐効果がアップします。

なので梅干しを買う時は必ず原料の表記を確認し、梅と食塩のみで作られたものを選んでくださいね。

弁当が傷まないためのコツは?

お弁当を腐らせないためには梅干しだけにこだわるだけでは食中毒を防げません。
作る時に気を付けるべきの基本も再度見直しておきましょう。

■しっかり冷ます

ご飯やおかずはお弁当箱に詰める前にしっかり冷ましてから入れましょう。

熱いまま入れると時間がたった後に熱がこもって水滴が付き痛みやすいですし、中途半端に冷ましたおかずは菌が繁殖しやすいのでとても危ないです。

朝時間のない時はちょっと大変ですが、ちゃんと冷ますことで腐りにくくなります。

■加熱する

お弁当のおかずには前の晩残り物や作り置きおかずを使うことも多いと思います。

めんどくさいからと冷蔵庫から出してそのまま詰めるのではなく、レンジや煮る焼くなどで再度加熱して食材の中心まで火を通すことがポイントです。

■手でさわらない

お弁当に詰めるご飯やおかずは手で触らないようにしてください。

手の表面には目に見えない雑菌がウヨウヨしていますから、おかずを手でつまんで入れてしまうと雑菌も一緒に入ってしまいます。

すぐに食べるなら問題ないですが、朝作って昼まで置いておくお弁当はその間に雑菌がどんどん増えてしまいます。

おにぎりなら素手ではなくビニール手袋やラップで握る、おかずは清潔な箸を使って盛りつけるなどを徹底しましょう。

特に注意したいのは生モノのおかず。
例えば生肉を触ったお箸を使って別のおかずを盛りつけるなどはとても危険なので注意してくださいね。

■保冷剤を活用

お弁当の雑菌繁殖を防ぐために活用したいのが保冷剤。

暑い時期はそのまま持ち歩くのは心配ですので、お弁当のふたの上に乗せて温度上昇を防ぐのがおすすめです。

保冷剤の冷気は上から下に流れますので上にのせれば全体を冷やすことができます。

その他凍らせたペットボトルや保冷弁当箱などを使うのも効果的です。

おわりに

気温が上がってくると作る方も食べる側もお弁当が心配ですよね。

腐敗菌は栄養・温度・水分という3つの条件がそろってしまうと爆発的に増えますのでしっかり衛生管理しましょう。

ウチでは、お弁当を持っていく時には保冷剤と保冷バッグは欠かせません。

特にサンドイッチなどの日は保冷剤を3~4個使ってしっかり保冷するのでお昼まで冷たいままです。
なので普通なら危ないとされるマヨネーズを使った卵サンドもキンキンに冷えていて夏はすごくおいしいですよ^^

ご飯は保冷剤で冷たくしてしまうとボロボロっとしてしまいますが、パンなら冷えても固くなったりしないので大丈夫なのです。

お弁当は梅干しだけに頼らず、衛星面でも注意して美味しく食べられるようにしましょう♪