春はたけのこの季節!
田舎から大量にたけのこが送られてきて・・・なんて話もこの時期はよく聞きますので、たけのこの下処理で大変な方も多いのではないでしょうか。
でも困るのは下処理しても食べきれないとき。
さすがにご飯のおかずが毎日たけのこづくしというわけにもいきませんから、大量のたけのこを冷蔵保存しておくにも限界がありますよね。
そんな時に気になるのがたけのこは冷凍できないのか?です。
一般的にたけのこは冷凍に向かない食材と言われていますので、凍らせてしまうと食感が変わってしまいます。
でも・・・一手間加えるとおいしいまま保存することができるんです!
ではその方法をさっそく見ていきましょう。
たけのこの冷凍保存方法は?
たけのこの水煮は毎日水を取り替えたとしても、保存期間は1週間程度。
せっかくの春の味なのに、急いで食べて早くなくしてしまおう!なんて食べ方はちょっともったいない気もします。
そんな時の強い味方は冷凍。
たけのこを冷凍してしまえばそんな心配もなく、好きなときに食べることができますよね。
でもたけのこを冷凍するとスカスカになる心配があります。
これをクリアするにはどうしたらいいのでしょうか?ここでは3つのやり方をご紹介します。
■小さく切る
たけのこを小さくカットしたものをチャックつきの保存袋に入れて平らにし、金属トレーに乗せてすばやく冷凍させましょう。
たけのこを大きくカットしてしまうと、スが入った食感が気になりますし筋っぽくなりおいしくないのですが小さくカットすればあまり気になりません。
小さく切ったものは挽肉と一緒に炒めたり、チャーハンや春巻きの具にしたりと色々な使い方ができます。
■砂糖をまぶす
下処理したたけのこを5ミリ程度に薄くスライスしたら砂糖をまぶします。
なるべく重ならないようにラップやジップロックに入れて1回分ずつ小分けし、金属トレーに乗せ冷凍庫で凍らせます。
ラップに包んだものは、固まったらジップロックにまとめて入れニオイが付かないように保存しましょう。
砂糖の分量はたけのこ500グラムに大さじ2が目安。
お手持ちのたけのこの重量によって増減してくださいね。
砂糖には保水効果がありますので、たけのこの水分が抜けるのを防いでくれるのです。
解凍してもたけのこの食感は残りますので、スカスカ感を感じる事なく食べられると思います。
気になるのは甘み。
砂糖をまぶしていますので料理をするときは砂糖なしで味付けしましょう。
甘辛味にするなど下味を生かしたお料理を作ってくださいね。
■メンマにして冷凍
水煮のたけのこをしっかり味付けしてメンマを作り、その日に食べる分を取り分けたらすぐに冷凍してしまいましょう。
1回分ずつラップに包んだものを冷凍しておくと、ちょっとした1品としても重宝ですしラーメンの具にもおすすめです。
冷凍する場合たけのこがゴロンと入っている筑前煮や煮物などは味付けしていても筋っぽさが気になってしまいますが、メンマ程度の薄さなら食感も気になりにくいです。
冷蔵庫で自然解凍すれば食べられますので、大量のたけのこがあるときはまとめてメンマを作って冷凍保存しておくと良いですね^^
冷凍たけのこの調理ポイントは?
冷凍したたけのこを料理に使うときは、解凍せずそのまま使うのがポイントです。
例えば汁物に使う場合、煮立ったスープにそのままドボン。
炒め物の時はお肉や野菜を炒めている真っ最中にそのまま加えればOKです。
なので冷凍するときは1回分ずつ小分けしておくと、たけのこが重なったりくっついたりしててもそのまま入れればいいだけなのでとっても便利です。
たけのこの冷凍保存期間はどれくらい?
冷凍したたけのこはどれくらいの期間保存できるのでしょうか?
1ヶ月以内に食べるのがおすすめです。
自分でも実際に試してみてみた結果、3ヶ月たったものは問題なく食べられたのですがやはり霜がついたりして味が落ちた感じがしました。
なので冷凍してあるとはいえ、なるべく早く食べたほうがいいです。
冷凍するときはぴっちり空気を抜く、冷凍庫の温度変化が少ない場所に保存する(手前よりも奥)などに気をつけて、品質の劣化を防いでくださいね。
おわりに
たけのこの下処理って面倒だし冷蔵庫・冷凍庫の邪魔になるのでいやだなあ~と思うのですが、やっぱり新物だし♪と思うとつい手が出てしまいます。
ウチの人気メニューはたけのこご飯・メンマ・たけのこ入りのエビチリ。
今年もまたたけのこ料理を作るのが楽しみです^^