旬の季節にたけのこを下処理したときや、市販の水煮を買ったときに気になるのはタケノコにくっついている白いつぶつぶ。
真ん中からざくっと切ったときに白いのが見えると、カビ?!とびっくりするかもしれませんね。
この白い粉のようなものはちょっとザラついてるので、洗っても完全に取り去るのはちょっと難しい・・・
体に害がないならいいのだけれど、知らずに食べるのはちとコワイ。
このページでは、たけのこの白いつぶつぶはいったい何なのか?の疑問を解決したいと思います。
たけのこの白いつぶつぶは何?
結論から先に言ってしまいますと・・・
白いつぶつぶはチロシンというアミノ酸の一種で食べても大丈夫。
体に害はありません!
たけのこをゆでた時にチロシンが溶け出してくるため、ゆで水も白く濁ります。
その後ゆで水が冷えると、チロシンが固まり白いつぶつぶとなって残るのです。
たけのこが新鮮なうちはチロシンはうまみ成分なのですが、時間がたつにつれてチロシンがえぐみに変わります。
そのため古くなったたけのこを料理に使うときは、白いつぶつぶを洗い流した方がおいしく食べることができるとされています。
ただ、実際に料理に使ってみた感じではチロシンのせいでえぐみがすごい!なんてことはなかったので、わざわざ白いのを取る必要もないかなと思います。
加熱すればチロシンは溶けて見えなくなってしまいますので気になりませんしね^^
それにチロシンは体にとって良い効果もあるんです!だから洗ってしまうともったいないかもしれませんよ?!
たけのこのチロシンにはどんな効果があるの?
■集中力が高まる
たけのこに含まれているチロシンは脳内で分泌されるドーパミンやノルアドレナリンの材料となり、やる気アップにつながるとされています。
沈みがちでやる気が出なかったりボーっとしがちだったのが、集中力や行動力・判断力が高まるなど精神面で良い効果が期待されます。
また、チロシンはストレスにも強くなるとも言われていますので、まさに現代病予防にぴったりの成分です。
たけのこ1口食べてやる気アップする事はありませんが(笑)、毎日の食事にうまく取り入れていくことで精神面のサポートができるというわけです。
チロシンはたけのこの他、納豆やチーズ・味噌・まぐろ・鶏肉・豚肉・バナナ・アボカド・りんご・アーモンド・落花生などにも含まれています。
どれも手に入りやすい物ばかりなので、気になる症状があるようならとりいれてみましょう。
■白髪予防
メラニン色素の材料になり髪を黒くする働きをするのがチロシン。
それを阻害し白髪を増やしてしまうのがストレスです。
強いストレスがかかると体内のチロシンがどんどん消費されてしまい、髪を黒くするために必要なメラニン合成ができなくなってしまうため白髪が増えるようになります。
先ほどの項目でご紹介したように、チロシンはストレス耐性を高める働きもしてくれますので不足しないよう食事面でうまく補い白髪予防に役立てましょう。
チロシンを効果的に摂取するには?
チロシンは糖分と一緒に摂取する食べ方が効果的です。
おすすめの料理は定番のたけのこご飯や和風のたけのこピザ。
とってもおいしいですから手が止まらなくなります^^
おわりに
普段の買い物では、たけのこの水煮を買うことは滅多にないのですが春だけはせっせと下準備をすることが多いです。
ついおいしくて毎日のおかずがたけのこ尽くしになったりすることもありますが、やはり食べすぎはいけません。
繊維質が多いので胃腸にも負担がかかりますからやはりほどほどがいいですね。
たけのこは不溶性食物繊維なので、体質によっては食べ過ぎで逆に便が通りにくくなり便秘になることもありますから注意してください。
欲張って食べなければ心配はいらないので大丈夫です。
たけのこの食感を楽しむお料理を色々作ってくださいね。
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春はたけのこをゆでる方も多いと思いますが、どうやってやるんだっけ?とやり方を忘れてしまうときもありますよね。
そんな時はこちらのページで再度チェックしておきましょう。
たけのこのあく抜き方法 時間はどれくらい?
そしてもう一つ。
たけのこをゆでた後、大量すぎて食べきれないときは冷凍する方法が便利です。
たけのこの冷凍保存方法 スカスカにならない裏技は?
以上2つのページも是非参考にしてみてください。